海外在住者におすすめの日本のSIMカード
この記事は海外へ移住もしくは1年以上仕事で生活される方向けです。
格安SIMの登場により日本では携帯電話会社がたくさん増えました。
そのおかげで海外移住する場合は、
日本の電話番号を月500円ほど支払って残す(電話番号は凍結)
月数千円の基本使用料を払い続ける
解約する
という選択肢しかなかったものに、
4.月に数百円払い、日本の電話番号を利用できる状態する(海外でもSMSを受信する)
ということができるようになりました。
この「4. 月に数百円支払い、日本で電話番号を利用できる状態にする(海外でもSMSを受信する)」についてどの会社が良いのかを見ていきたいと思います。※以下全ての情報は2022年12月時点のものです。
いちばん大切なことはSMSの受信ができるか
海外在住の方は現地の携帯電話会社のSIMカードをお使いだと思います。また海外はかなり前から各種認証にSMSを利用しています。銀行からお金をおろした時、クレジットカードを利用した時、新しいサービスに電話番号を使って申し込んだ時、等など。多くのシーンでSMSが一般的でした。
ところが日本でもここ数年でSMSでの認証を求めるケースが増えてきました。銀行やカード会社はSMSから認証用アプリに切り替えている事例もありますが、認証にはSMSがあったほうが便利です。
そのため、SMSを海外でも受信できる状態にすることが必要になるのです。
大手キャリアはすべて海外でSMS受信可能
大手キャリアとは以下の3社を指します。
NTTドコモ
Softbank
KDDI
この3社は言わずもがなですが海外でのSMS受信が可能です。ただし、基本使用料が高くどの会社も電話番号一つで数千円かかります。つまり日本の携帯番号一つを保持しSMSを受信できる状態にするだけで、どんなに安く見積もっても年に2〜3万円以上のコストが掛かります。更に日本の場合は契約期間の縛りを設けられていることもあります。
これが格安SIMの場合は数千円(最安3,480円)で可能になります。
海外在住者にオススメはこの2社
これまでは楽天モバイルが月額手数料無料ということで海外在住者にも人気がありましたが、2022年9月以降は月額980円(税抜)となったためその他の会社に注目が集まりました。実際povo2.0は基本使用料が無料(180日に一度何らかのトッピングが必要)ということで日本国内では人気なのですが、残念ながらpovoは海外でのSMS受信ができません。
提供予定ではあるものの1年前から状況が変わっていません。
つまり、基本使用料が無料で海外にてSMS受信できる携帯会社は現時点ではありません。
その中で、オススメはこの2社です。
HISモバイル
日本通信
HISモバイルは旅行会社のHISの提供するサービスで、日本通信は店舗を持たない格安SIMの会社です。
日本国内でのサービスに若干の違いはあるものの、月額基本使用料はいずれも290円(税込)で海外でのSMSの受信が可能です。
■HISモバイルのサイト
■日本通信のサイト
上記2社はpovo2.0と違い公式サイトに国際ローミング(海外でのSMS受信)が利用可能と記載があります。
■HISモバイル
■日本通信
HISモバイルはSMSの受信が無料で可能と明確に言っていますが、日本通信はSMSについて言及していません。ただ、機能としては国際ローミングのひとつなのでできるのものとされています。
より安心を求める場合はHISモバイルが良いかもしれませんね。
契約に当たり注意すること
これは上記2社というよりもオンラインで申し込む格安SIMの会社共通なのですが、日本の身分証明書(免許証、マイナンバーカード、保険証など)と受け取るための住所が必要です。HISモバイルについては申し込んでから受け取るまで一週間程かかります。この期間も計算してお申し込みください。
ちなみに両者ともeSIMに対応しているので、eSIMに対応しているスマホをお持ちの場合は、eSIMを申し込んでおくと海外へ渡航してからSIMの差し替えの手間が省けて便利です!
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