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中国スタートアップコミュニティ「GeekPark」Meet Up開催レポート

グローバル・ブレイン(GB)で情報発信を担当している岡本です。

先日、中国で高い知名度を有するスタートアップコミュニティ「GeekPark」のメンバーに来社いただき、MeetUpイベントを開催しました。

同コミュニティは中国の有力スタートアップ起業家や投資家をつなぐプラットフォームとして知られています。参加メンバーは多岐にわたり、自社サービスの日本展開を目指す起業家から、日本のスタートアップへの投資機会を探る投資家まで、さまざまな目的を持った方々が来日。GBメンバーとも積極的に意見交換を行いました。

関心度の高い日本市場

中国または日本を拠点とする中国人起業家や投資家が多数参加した本イベント。まずはじめに、各社の代表者から自社事業や投資への取り組みについての紹介が行われました。

当日は上場済みのスタートアップやユニコーン企業のメンバーも参加。「日本のVC業界の特徴と魅力を理解したい」「海外と日本のスタートアップ市場の違いを学べれば」などの声が聞かれ、日本市場への強い関心が感じられました。

参加企業と主な事業内容は以下の通りです。

  • Evernote(China):Web上でメモを取れるノートアプリの提供

  • Lizhi:音声配信プラットフォームの運営

  • BroadLink:Wi-Fi対応のスマートホーム製品の提供

  • Liepin:転職者と企業をつなぐ人材採用プラットフォームの運営

  • OPPO:グローバルに展開する携帯電話の開発・提供(※CVC部門)

  • NeuroXess:ブレイン・マシン・インターフェース(BMI)技術の開発

  • JOYME:ライブ配信アプリ「Live.me」の運営

  • Zhenjing Culture:エンターテインメント、ファッション、ライフスタイルなどに関するショートコンテンツの制作・配信

  • Felo:生成AI検索エンジンの開発・提供

  • Recesole:生成AIを生かした自動電話対応サービス等を提供

  • Trans-N.ai:日本企業向けに最適した統括的なAIソリューションを提供

日本のスタートアップ市場について議論も

イベントの中盤では、GBのGeneral Partnerである梶井が、日本のスタートアップ市場について包括的なプレゼンテーションを実施。日本市場の概況や特徴、そしてGBの投資方針について詳しい説明を行いました。特に日本市場の成長理由や今後のトレンドに関する分析は、海外の起業家・投資家から高い評価をいただきました。

発表の最中にも参加者からは次々と質問が投げかけられ、活発な議論が進行。特にGBのCVCの投資運営の仕組みに関して新規性を感じていただき、「GBは具体的にどのような投資支援を提供しているか」「運営しているCVCの投資判断の基準は?」など、一歩踏み込んだ質問も多く寄せられました。

交流を深めるネットワーキングも実施

イベントの最後には、参加者同士の交流を深めるネットワーキングを実施。普段は接点を持つことが難しい日中のスタートアップ関係者や投資家が、活発な意見交換を行う姿が各所で見られました。

GBでは今後も、今回のような国際的なスタートアップコミュニティとの交流の機会を定期的に設けていく予定です。日本と海外のスタートアップエコシステムとの架け橋となり、グローバルにイノベーションを創出することを目指してまいります。