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PRコミュニティレポート「スタートアップ広報をデータドリブンPRで加速させる方法」
こんにちは!グローバル・ブレインで投資先のPR支援をしている松井です。GBでは投資先の企業支援の一環として、PR担当の皆さんが気軽に相談し合える「GB PRコミュニティ」を運営しています。
今回の勉強会では、「データドリブンPR」をテーマにamptalkの宿谷さんを講師としてお招きし、いかにデータを用いて広報活動を資産化するか、その方法や考え方をたっぷりお話しいただきました。
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宿谷 一輝さん(@shuppi_pr)
amptalk株式会社マーケティング/PR。PR会社のインターンとしてPRに関わり始め、凸版印刷にて企業広報を経験。その後、toCスタートアップの広報立ち上げを行った後にamptalkにジョイン。amptalkでは、1人目のPRとマーケティング社員として、国内最大のセールスイネーブルメントカンファレンスの立ち上げなどを担当。同時にデータドリブンPRコミュニティを2024年に開始するなど、データを元に広報活動をアップデートする取り組みを行う。
「広報の最終ゴールはマーケットにおけるブランド確立と、売りやすい環境づくり」と語る宿谷さん。“amptalk=セールスイネーブルメント”というブランドイメージを確立しながら、広報が売上・採用・事業成長を後方支援できる存在になることを目指しているそうです。それらを実現するために、あらゆる広報活動のデータを蓄積・分析し、戦略に落とし込むことが重要だと強調されていました。
宿谷さんの考えるスタートアップ広報
・ただの認知獲得ではなく、パーセプション(認識)を得て購買プロセスを進める後方支援がスタートアップ広報の役割
・ステークホルダーとの適切なコミュニケーションを図りつつ、企業初期の広報活動の土台づくりと役割の定義を行う必要がある
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広報活動を“資産化”するためのデータ活用
スタートアップ広報の大きな課題の1つが、メディアの担当者変更や異動によるリレーションの引き継ぎ問題です。この問題に備え、宿谷さんはamptalk独自の仕組みとHubSpotなどのツールを組み合わせ、メディアの担当者とのやりとりや興味関心を一元管理。仮に自分がいなくなっても広報活動が回る体制を整備しています。
宿谷さんの実施しているデータ活用事例
1. メディアの興味・関心をデータ化・共有
・スプレッドシートで抜けがちな情報を正確に蓄積・把握
・“いつ・誰と・どんな話をしたか”を可視化してリレーションの属人化を防止。担当者が変わってもスムーズに業務を引き継ぎ可能。
2. 広報の価値をデータで証明
・「広報が何をもたらしているのか」を数字や可視化されたデータで示すことで、社内理解・評価を得やすくなる
長期的な視点で広報活動を“会社の資産”として育てるために欠かせない仕組みづくりについて、丁寧に解説いただきました。
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メディアとのWin-Win関係を築く“コミュニケーション設計”
さらに宿谷さんからは、メディアとの「コミュニケーション設計」についてのお話も。メディアが求める情報を正しく把握し、適切なタイミングで提供する重要性について、ご自身で実施している手法を交えながら詳しく説明いただきました。
宿谷さん流コミュニケーション設計法
・会話履歴や関心トピックをデータ化し、メディアの皆さんが欲しい情報を最適な形で提供
・記事化につながりやすい企画やネタを、必要としているタイミングで提案
・ツールを活用してやりとりの内容を社内で可視化・共有
・媒体ごとの好みや求める角度を分析し、結果として記事化率アップや継続的な露出を実現
今回のセッションでは、amptalkが実際に活用しているツールや運用フローが具体的に共有され、参加者からは「データをもとにしたPR戦略は社内への説得にも使えそう!」「担当変更時のリレーション引き継ぎにいつも苦労していたが、解消できそう」といった声が多く上がりました。
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データドリブンPRが、広報活動を「単発の成果」から「会社の資産」に変えていく鍵になりそうだと感じる有意義な会でした。GBとしても、投資先企業が広報を通じて事業を加速できるよう、引き続きコミュニティを盛り上げていきます。
GBPRコミュニティでは、今後もPRに関する勉強会を随時開催していきます。GBの投資先企業限定となりますが、参加ご希望の方はこちらまでご連絡ください🙋♀️