としまえんの閉鎖~娯楽から見る都市文化の変遷~The Japan Times紙記事について議論する: 10/3(土)& 10/8(木)【朝英語の会京阪神】オンライン開催
10/3(土)10:00~、10/8(木)20:00~の「朝英語の会京阪神@オンライン~The Japan Times紙記事について議論する」は変遷する日本人の「娯楽」のありかたについて英語で議論します。
94年間営業を続けてきた老舗の遊園地、東京「としまえん」が2020年8月末に閉鎖しました。地元密着型の遊園地が次々閉鎖されていますが、歴史を見る限り、遊園地の形態やニーズは年々変化を続けています。
Let's discuss (and remember) Toshimaen
この記事を利用するオンライン・ワークショップの日程は以下のとおりです。
2020/10/3(土) 10:00~11:30
2020/10/8(木) 20:00~21:30
「日本初」を連発し続けた「豊島園(としまえん)」の歴史が遊園地のHPに掲載されています。特に米国から譲り受けたという「回転木馬」は保存を求める声が上がっています。
としまえんの回転木馬「エルドラド」は113年前にドイツで作られ、同じタイプの回転木馬は現在世界で数点しかないのだそうです。それが日本文化に深く根ざしたものでない限り、古いものがあまり大事にされてこなかった日本で「エルドラド」が保存されるのか、The New York Times紙の記者は心配しています。
This Carousel Has Had Quite a Ride. Will Anyone in Japan Save It?
それでは遊園地というのはいつ頃生まれたものなのでしょうか。歴史を振り返ると最も古い遊園地ははロンドンで1133年に作られたBartholomew Fairです。どちらかといえば市場の延長のようなものですが、これが閉鎖されたのは1855年です。
London’s Last Bartholomew Fair
しかし、遊園地が一般的になったのは19~20世紀といわれています。やはり産業革命が起こり、都市部に人口が流入し、都市の人口が拡大する時期と重なります。娯楽の大衆化も「遊園地」の出現の大きな要因でしょう。しかし1960年代の写真を見ると、遊園地にスーツやヒールで正装していくのが当たり前だった時代もあるようです。
サポートして頂いた資金は、ワークショップやブログ記事の準備費用に充てたいと思います。今後もグローバル・イッシューに関するトレンドを逐次紹介していきます。