#8 日本人学校の内定を受けてから渡航までの流れとは?
こんにちは。 Global ManabeeのYuです!
今回は、実際に日本人学校に採用が決まってから、実際に渡航するまでの流れをお伝えしたいと思います。
国によっても必要な書類が異なるので、あくまで一例という形にはなりますが、
“教職員として実際に海外に住む!”
となった際には、多くの準備が必要となりますので、その辺りについて少しでもイメージができる内容となれば幸いです。
内定通知と雇用契約の確認
学校と面接を行い、「採用内定の連絡」が届きました!
ここから、正式に手続きを進めていくこととなります。
仮に内定を貰ったとしても、渡航に必要な書類等が揃わない場合、最悪の場合は働くことができなくなります。
自分自身が渡航後に素早く仕事に馴染むためにも、学校側と連絡を取りつつしっかりと準備行いましょう。 最初は学校事務局の方が窓口になることが多いと思います。
まずは、内定通知等がメールや書簡で届くので、素早く受領した旨を伝え、返信しましょう。
また、その際には雇用契約も改めてしっかりと目を通しておくことが大切です。 ここに今後の手続きで必要となる内容が記載されていることがあります。
例えば、住宅、休暇、医療、税金等の項目です。
場合によっては日本から書類を持参する必要もあるので、あとで慌てることのないようにしたいですね。
仮に、「事前に見ていた資料や聞いていた内容と違う!」という場合には、早急に確認しましょう。
管理職の先生へのご挨拶
内定と同時に管理職の先生方にご連絡をする必要もあります。
しっかりとご挨拶を行い、渡航前に学校側に求められていることを確認しておきましょう。
この時の対応が現地にいる先生方から見た第一印象となってしまう可能性もあることを意識しましょう。
特に日本人学校は教職員の入れ替わりが多い環境となっています。
だからこそ、渡航前に自分はどのような役割を引き継いてでいくのかをここで確認し、経験のない分野が含まれていた場合は情報収集しておくと良いかもしれません。
渡航前の諸手続き
海外渡航後、しばらくは日本に帰れなくなる可能性が高いので、事前にさまざまな手続きを進めておく必要があります。
例えば、
・住民票
・年金
・健康保険
・マイナンバー
等です。
例えば住民票は、市区町村役所で海外転出届を提出するか、そのまま残しておくかという点で確認が必要です。
年金も海外転出届を提出した際には、「任意加入」の手続きを行うのかどうするのか、マイナンバーカードも返却の必要がある可能性がありますし、健康保険も解約となるので、その辺りの対応方法を考える必要があります。
このように、住民登録をどのようにするのかで、必要な手続きが大きく変わってきます。
また、渡航する国によっては、日本の年金加入の情報やマイナンバーの情報が必要となる可能性もあるので、しっかりと情報を収集しましょう。
ここでの対応によって、年間でかかる費用が大きく変わる可能性もあります。
直前準備
現地で働くためのビザ申請や旅券準備のため、パスポート情報や大学の卒業証明書等が必要となる場合があります。
渡航後も書類の提出が求められる場合があるので、セキュリティに気をつけつつデータ化しておくと良いかもしれません。
また、多くの学校では赴任準備のための支度金が支給されます。
事前に日本の口座に入金してもらう、もしくは現地到着後に現地通過で支給してもらうなど、様々な方法があります。
どのような形で受け取るのかを確認して、計画的に使っていきましょう。
さらに、自分自身の荷物を整理し、何を持っていくのかを取捨選択しておく必要があります。
特に単身で暮らしている方だと、家財道具等をどのようにしておくのかを考えなければいけません。
とは言っても、現地の実態が分からないことがあると思います。
事前に「お世話係」のような形で現地にいる先生をご紹介いただけることが多いかと思うので、そういった先生に質問するのも良いかもしれません。 (現地の先生方多くの業務があるので、すぐに対応してもらえるとが限りません。自分で調べられる範囲は自分で調べておくのが良いです。)
また、渡航時に日本の大型の家具家電を持っていくことは無いので、フリマアプリ等で売却してしまう方や知人にプレゼントする方、スペースに余裕があれば帰国時に備えて実家に一度預けておく方などがいます。
そして、出発直前に荷物を送ります。
家が決まっている場合は新居に、まだ決まっていない場合は学校などに送ることができるかと思います。
現地到着後にネットや銀行を契約するまで、どのような形で通信機器を使用するのかや、諸費用を賄うのかを確認しておくことも必要ですね。
他にも細々とした作業がありかと思います。
ここまで終え、手続きに問題がなければようやく渡航となります!
いかがでしたでしょうか。
今回は、「日本人学校の内定を受けてから渡航するまでの流れ」という内容でお伝えしました。
国内の異動とは異なり、何が不備があったときに処理するのが大変なので、しっかりと処理を終えてから渡航することが必要です。
多くの方は、9月内定の3月末か4月渡航という形ですが、場合によっては1月や2月に選考と内定を経て3月末や4月渡航となる人もいます。
これらの作業を1、2ヶ月で進めるとなると大変なので、事前にやるべきことを把握しておくことが大切ですね。
Global Manabeeでは、これから海外で教職員になりたいという方のサポートや、既に海外で教職員をしている方のサポートをしていきたいと考えています。
将来的には、日本人学校や補習校を志望している方向けの個別相談なども対応できる窓口や海外で働く先生を繋ぐコミュニティーなども作っていきたいと考えておりますので、引き続き応援をお願いいたします!
それでは、今回もありがとうございました!