#14 海外で働いていた教員の、その後のキャリア5パターンを紹介!
〜2月3日 01:00
こんにちは! Global ManabeeのYuです。
前回#13では、
「海外の日本人学校で働く中で感じた自分自身の能力やキャリアに関する不安や悩み」
という内容でお伝えしました。
今現在、海外の学校で教職員をしている方の中にも、
キャリアについての悩みや不安
を抱えている人がいるかもしれません。
そこで、今回の#14では、
「海外で働いていた教員の、その後のキャリア5パターンを紹介!」
という内容でお送りします。
長編となりますが、海外で教員として働いていた方は、具体的に帰国後どのようなキャリアを歩んでいるのか、多くの先生方と情報交換してきたことを基にお伝えします。
現在、海外の日本人学校や現地校等で働いている教員の方、
これから海外の日本人学校や現地校等で働きたいと思っている方、
教員のキャリア形成について興味のある方
など、
多くの方に対して、少しでも参考となる情報をお届けできると思います。
また、転職活動等の情報収集に活用できるWebサイトもご紹介しますので、 ぜひそちらもご活用ください!
はじめに
多くの教職員にとって、大きな挑戦の一つである
「海外で教職員として働く」
ことの終わりが見えてきた時、
「次に何を目標にするのか」、「どのような仕事をしていきたいのか」
を考えるのは、とても大変なことです。
私自身も実際に海外の日本人学校でのキャリアが終わりに差し掛かった頃、 その後に何をするのかを考えた際に、かなり悩みましたし、
周りにも海外の学校を経験した後のキャリアに関して、不安を抱えている人が数多くいました。
幸い、私が働いていた日本人学校は、中規模〜大規模校と呼ばれる学校だったので、多くの同僚に恵まれました。
教職員のみなさんに相談しつつ、自分よりも先に赴任された方の帰国後の様子なども見聞きしながら、自分自身の今後のキャリアについて考えることができたのです。
ありがたいことに、今でも海外の日本人学校で教員をしている際に出会った多くの方とのつながりがあります。
そして、みなさんとコミュニケーションをとる中で気づいたことは。
“海外の学校を経験した方は、その後も思った以上に多様なキャリアを歩んでいる”
ということです。
そこで今回、いくつかのキャリアの例を紹介することによって、一人でも多くの方の参考となれば幸いです。
ちなみにこれから紹介する帰国後のキャリアはあくまで一例であり、私や周囲の方が見聞きした内容を基にしていること、ご了承ください。
今回は、
【帰国後キャリア1】日本の学校で働く
【帰国後キャリア2】別の国の学校で働く
【帰国後キャリア3】日本の一般企業で働く
【帰国後キャリア4】海外企業で働く
【帰国後キャリア5】その他(海外留学、国際協力活動 等)
という5つのルートを紹介していきたいと思います!
それでは一つずつ見ていきましょう!
【帰国後キャリア1】日本の学校で働く
一番イメージしやすい進路が、この
「日本の学校で働く」
という選択だと思います。
日本の学校と一言で表現しても、その選択肢は様々です。
最も多いのが、公立学校でしょうか。
赴任前に公立の学校で正規に働いており、その後各自治体の選考を経て文科省から派遣された教員(一般的に教育公務員と呼ばれる方ですかね)は、
基本的には元々派遣されていた地域の学校に戻ります。
そして、これまで通り公立学校の教員として働くことになります。
ちなみに、公立教員と帰国後の様子についての情報発信は、
文部科学省の「グローバル教師ポータルサイト」
からも行われているので、参考にしてみてください。 (https://globalteacher.jp/category/word/3/)
ただ実際のところ、20代〜30代で海外派遣された公立学校の教員の中には、帰国後数年の間に退職している方もそれなりにいます。
(これを言ってしまって良いものか、というのはありますが…)
理由として、
海外の教育現場を経験したことで、よりグローバルな環境にチャレンジしたいという思いが強まったから、
という方が多いようです。
そのため、教員そのものを辞めるのではなく、後述の日本の私立学校や海外の学校に再度挑戦という進路を選んでいる傾向があります。
また、学校に直接採用されていた教職員の中には、契約最終年に各地域の教員採用試験を受験し、
新規採用として公立の学校で働くという選択をする方もいます。
この場合は、海外赴任中から受験のために一時帰国をしなければならず、費用や時間等がそれなりにかかってしまう可能性があります。
(最低でも2〜3回、教員採用試験のために帰国する必要があります。)
管理職や同僚の理解も必要となりますので、この進路を考えている方は
早めの交渉やスケジュール調整をしておく必要がありますね。
他には日本の私立学校に挑戦する方もいます。
学校ごとに特色は異なりますが、語学教育やグローバル教育に力を入れている私立学校も増えてきているので、海外の学校経験との親和性もありそうですね。
こちらの進路に関しては、基本的には誰であっても働きながら採用試験や面接等をこなさなければならないので、かなり大変です。
学校によって選考フローが異なるので、まずは求人情報にしっかりと目を通すことが重要です。
募集の時期も学校によって、大きく異なるので、定期的に確認するようにしましょう。
情報は各学校のWebページや、各地域の私立小学校の連合会というものがあるので、そのから探す、
教員採用.jpといった教員募集の情報が掲載されているページを確認する
など、様々なところで情報収集ができるので、確認をしてみてください。
応募する学校がある程度絞れてくると、 そこから履歴書や志望動機書の作成、テスト対策や面接対策、模擬授業の準備をしなければなりません。
公立の採用試験も同様ですが、選考に進んだとしても少なく見積もって2回〜3回程度あるので、
その度に一時帰国すると考えたら、費用や時間も相当かかってしまいますね。
また、一校だけ応募となるとリスクも高いので、挑戦する場合は複数校に応募することも考慮に入れておかなければなりません。
ただ、仕事の並行しながらの転職活動が難しいからといって、 3月に帰国してから腰を据えて活動となると、
新年度が始まってしまうため、かなり難しいです。
赴任中の早い段階からしっかりと対策を進めておくことが大切になるかもしれません。
【帰国後キャリア2】別の国の学校で働く
一度海外の学校で教員をした後、別の国の学校で働くというキャリアを選ぶも多くいます。
実際に私がこれまで働いてきた職場にも、他の国や地域の学校を経験してから赴任してきた方が毎年いました。
ここから先は
1月12日 18:30 〜 2月3日 01:00
Amazonギフトカード5,000円分が当たる
よろしければ応援をお願いします! いただいたチップは、Global Manabeeに協力してくださる先生たちを支援するための活動等につかわせていただきます!