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#4 日本人学校や補習校で教員として採用されるまでの流れとは?

こんにちは!
Global ManabeeのYUです。
前回、「海外の日本人学校や補習校で働くには?という内容で、海外の日本人学校や補習校で教員として採用されるにも、様々なルートがあることをご紹介しました。
そこでお伝えしたように、現在私は「私立学校のように学校独自で採用した教員=学校採用教員」という形で海外の日本人学校で働いています。

そこで今回は、「学校採用教員」として海外の日本人学校や補習校で働くまでの流れをご紹介したいと思います!


①情報収集

まずはどのような就職活動や転職活動でも同じかと思いますが、情報収集が必須です。
ただ、一般企業の転職活動と異なり、どのように調べれば良いのか分からないということも多いかと思います。
そんな中で確認するべきサイトは、「海外子女教育振興財団」のWebページです。

Webページ「海外子女教育振興財団」https://www.joes.or.jp/

ここでは、求人等の情報を確認することができます。
トップページ右上にJOESマイポータルというページのリンクがあるので、そこからメールアドレス等を登録しておくことをおすすめします。

Webページ「JOESマイポータル」https://myportal.joes.or.jp/

その都度募集が出た際に、情報が更新されていくのですが、一括で多くの学校の募集が掲載されるのが、例年6月〜7月頃です。
どんな学校の募集が出ているのかを確認すると同時に、待遇や学校のWebサイト等も見て、雰囲気を掴んでいきます。

特に各学校の職務内容や条件等の情報はしっかりと読み込んでおいたほうが良いかと思います。

また、各国で在住日本人向けの情報サイト等があるので、現地の生活環境等も調べておくことが必要です。
旅行で訪れるのと生活するのでは、大きく異なるので、仮に旅行等で訪問をしたことがあったとしても、情報収集することは必須ですね。

様々な国の日本人学校や補習校の募集が出ているかと思うので、候補をいくつか見つけて、比較検討しておきましょう。
この後の内容については、最も多く募集が出る6月〜7月募集→翌年4月赴任を目指す際の流れを例に取り上げたいと思います。


②スケジュール確認と応募

「海外子女教育振興財団」のWebページには、募集要項と併せて、提出が必要な書類に関しても記載されています。
基本的に提出が必要となるのは、
・履歴書
・職務経歴書
・志望動機書
・誓約書及び同意書
・教員免許状の写し又は教員免許取得見込み証明書
・卒業証書の写し又は卒業見込証明書

です。

ご覧のように、書類選考において、特にイレギュラーな内容が求められることはないので、しっかりと自分の想いをアピールしましょう。

必要書類を完成させ、Web上で提出をします。
準備する書類が多いので、この辺りも早めに準備を進めておくことが大切です。

ちなみに6月〜7月ごろの選考を受ける場合、応募書類の受付開始後、少しずつ各学校の募集状況が更新されます。
そのため、募集人数に対して応募が何名来ているのかを見つつ、書類を出す学校を決めることができます。

もちろん行きたい学校や国がある場合には、すぐに応募するのも良いですが、ある程度は絞ったけれどどの学校にするかを迷っている場合は、様子見で戦略を立てて取り組んでいくことも良いかもしれません。

ただ、締切直前に書類を提出する方も多いので、締切後の更新で一気に応募人数が増えることも多いです。
どのようなエリアの学校の募集が多いのか等は、改めて別の機会に取り上げたいと思います。

ちなみに締切後、採用予定人数の3倍に満たない学校があった場合は、第2志望校として応募できるので、締切後も情報の更新を確認しておくことが大切です!


③選考・面接

いよいよ本格的な選考がスタート!
といっても、書類の時点で、ある程度の人数まで絞られることが多いです。 そのためまずは、書類選考を通過することが大切になります。

書類選考に通過すると、メールや電話等で面接の日程の連絡が来るので、予定の調整を行います。
6月〜7月掲載の募集に応募した場合は大体7月下旬ごろに書類通過の合否判定がきて、8月中旬〜下旬に面接という流れが多いです。

また、6月〜7月募集の場合は、書類選考通過後に適性検査や知能検査等を求められるので、その辺りもしっかりと準備をしておく必要があります。
内容としては、
・個人特性分析(パーソナリティー分析)
・能力検査(言語、数理、図形、論理、英語)

の2種類となります。

ここまで来たら、いよいよ学校との面接です。
とはいっても海外とのやりとりが多いので、直接対面ではなく、Zoomで面接を行うことが近年は多いです。
事前に接続テストなどの準備をしておきましょう。

面接でどのような内容を聞かれるのかというのは、学校によっても異なりますが、事前にしっかりと学校の情報を収集しておき、その中で自分自身がどのように貢献できるかということを考えておくのが大切になります。

面接に関しても、具体的な事例を今後共有していきたいと思います!


④合否発表

選考を終えてからは合否発表を待ちます。
基本的には採用連絡は電話となりますが、居住エリアによってはメールとなる可能性もあります。
残念ながらご縁がなかった際もメールにて連絡が来ます。

正式に採用が決まった後は、様々な書類の準備が必要です。
この後は学校側とのやりとりがメインになるので、しっかりと報連相しながら準備を進めていきましょう!


ということで今回は、日本人学校や補修校で教員となるための流れをお伝えしました。 就職活動や転職活動を行うにしても、しっかりと情報収集をしておくことが大切ですね!

今回お伝えしたのは、あくまで一例となりますが、参考になれば幸いです。 実際に海外で教員として働くことになり、その後の人生が変わった方も私は数多く見てきました!

現在教員として働いている方、教員を目指している方、教員免許を所持はしているが働いていない方など、どんな方でも海外の学校での勤務を目指すことができます。
更なる成長を目指している方や、日本で働くことに悩みを抱えている方、是非とも選択肢の一つとして考えてみてください。
長文となりましたが、ご覧いただきありがとうございました!

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