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頭の中を覗いてみた!学生限定コミュニティーを運営する中野CEOが語る理念と人脈の力

初めまして!グローバル関西のRyoです!今回は機会があって、plugin labを運営しているi-plugの中野CEOに、インタビューを行うことができました!「plugin lab」は、大阪大学近くにある学生フリースペースで、学生が自由に作業できる快適な空間を提供し、企業と学生をつなぐ場でもあります。このインタビューを通じて、中野CEOの独自の考え方に触れていきます!


出会いのきっかけ

大阪大学の近くに位置する学生向けフリースペース「plugin lab」は、学生たちに人気のスポットです。私自身もこの場所を利用しており、その居心地の良さに感銘を受けました。先日、plugin lab 大阪大学店の開設1周年ということで、この場所を運営しているi-plugのCEOである中野さんと話す機会がありました。そこでなぜ彼がこのスペースを運営しているのか、そしてその背後にある考え方について、詳しく聞いてみることにしました。

学生と社会をつなぐ「plugin lab」とは?

plugin labは、大阪大学を含めた全国7つの大学の近くにある学生向けのフリースペースで、無料で提供されるドリンク、フリーWi-Fi、全席に電源タップが備えられた環境が整っています。作業や会議にも利用できるこのスペースでは、学生が落ち着いて学習できるだけでなく、企業とのイベントを通じて社会人との交流も図れる場となっています。私もこの場所を利用して、居心地の良さに感動しました。落ち着きがありリラックスできる空間は、まさに通い詰めたくなる場所です。

plugin lab 大阪大学店の外観。夜になると店内から暖かな光が溢れる

plugin labの詳細については、こちらをご覧ください


「plugin lab」を運営するi-plugってどんな会社?

株式会社i-plugは、企業と学生をつなぐプラットフォーム「OfferBox」を提供しており、新しい形の就職支援を行っています。企業は学生に対して直接オファーを送ることができ、学生は自分のペースで企業とコミュニケーションを取ることができます。中野CEOが率いるこの会社は、企業と若い才能を結びつける革新的なビジネスモデルで成長を続けています。

インタビューさせていただいた中野CEO。フレンドリーな方でインタビューも快諾していただいた。

i-plugの詳細については、こちらをご覧ください

インタビュー

それでは早速インタビューを見ていきましょう!

plugin labの裏側とスポンサーとのパートナーシップ

ー plugin labは学生、院生が無料で使えるコミュニティースペースで、多くの方が利用しています。私も利用していて、とても快適だなとういう風に感じました。利用料なしでの運営はどのようにして実現しているのですか?

中野:plugin labは、スポンサーによる支援で成り立っています。スポンサーには2種類あり、商品をPRしたい企業と、新規人材を求めている企業がいます。商品をPRしたい企業の例として、レッドブルがあり、商品を学生に使ってもらう環境を提供してます。新規人材を求める企業には、イベントを開催して、学生との交流の場を提供しています。

ー どのようにスポンサーを募集しているのでしょうか?

中野:私たちi-plugは企業と人材をつなぐ会社なので、企業とのネットワークがあります。そのネットワークを用いて一社一社お声がけをさせていただいています。

plugin labの目指す先

ー こういった活動ではあまり会社の利益に繋がるものではないと思います。なぜplugin labを運営しているのでしょうか?

中野:plugin labは単なる作業スペースではなく、社会人との交流ができる場でもあります。私自身、学生の頃は社会人との接点がほとんどなく、社会人のイメージをつかめずにいました。なので、このような場を通じて、学生たちが社会人の在り方や多様なキャリア・ビジネスの可能性を知る機会を提供したいと考えています。私も企業を十数年経営していますが、まだまだ知らないビジネスが多くあります。学生たちにも、そうした視野を広げてほしいですね。

ー こうしたイベントは学生にとっても嬉しいですね!イベントの広報はどのようにしているのでしょうか?

中野:plugin labに来た方々に直接お伝えしたり、通りがかる人に声をかけたりしています。plugin lab は居心地の良い空間にすることを心がけていて、イベントもそんな環境で行うことを重視しています。「あの人がいるから参加したい」と思ってもらえるような雰囲気を作ることが大事です。企業側にも、まずイベントを開催してもらい、学生と企業が実際に体験し互いに知り合っていく機会を作っています。

ー 確かにplugin labはとても居心地のいい空間です。なぜ居心地のいい空間を重視しているのでしょうか?

中野:plugin labは、学生と社会人が自然に交わり、交流できる場であることを心がけています。学生にとって、社会人と話す機会は貴重ですし、そこから得られる知識や経験は大きいです。居心地のいい空間でリラックスして話すことで、学生たちも社会人との壁を感じずに交流できると思いますし、そこから素の社会人を知ってもらえると考えています。

give精神から生まれる「人脈」の大切さ

ー 今までの内容から人脈がとても重要である、という感じが伝わってきました。人脈作りにおいて意識していることなどありますか?

中野:ただの知り合いを増やすだけでは意味がありません。知り合いが増えたとしても、何も返ってこない関係では価値が生まれないんです。大切なのは、助け合いができるような深いつながりを作ることです。人脈作りの基本は「give」から始めるべきだと考えています。特別なことをする必要はなく、困っている人を助けるとか、話を聞いてあげるとか、相手のことを考えてあげるとか、それだけでも十分です。それを繰り返していくことで、徐々に信頼関係が築かれていきます。

ー それには時間がかかりそうですね?

中野:そうですね。実感するまでには10年くらいかかるかもしれません。だから、人脈作りは筋トレみたいなものだと思っています。地道に積み重ねていくことが重要です。一人ひとりとのつながりを大切にしていけば、その人脈は大きなアドバンテージになるんです。

コンセプトを変化させることの重要性

ー 社会についてさまざまなことを学生に伝え、人脈を作ってもらいたいというコンセプトを感じました。コンセプト作りや、その伝え方について、何か大切にしていることはありますか?

中野:コンセプト作りにおいては、まず自分たちがしっかりと共通認識を持つことが大切です。内部で一貫した認識ができていれば、それは自然と外部にも伝わっていきます。そして、コンセプト自体も時代や状況に応じて柔軟に変化していくべきです。やりたいことの本質は変わらないけれど、それを実現する手段や伝え方は変わることがある。変化を恐れずに、その時々に合わせて柔軟に対応していくことが重要ですね。

ー コンセプトを変化させる、ですか。コンセプトは不変なものだと考えていたので意外です。

中野:実はそうでもないんですよ。例えばセブンイレブンは実はコンセプトが何度か変わっています。先ほども言ったように、やりたい本質があって、伝えたいユーザーがいる。そして、ユーザーの方は時代に合わせて変化していきますし、自分たちのできることも増えていく。だからこそ、コンセプトは変化していかなくてはいけない。進歩だと固く考えてしまうので、変化と捉えるんです。私の会社も、最初は3人から始まった会社ですが、今や350人を抱える企業となりました。そうするとやっぱりできることも変わっていくのでコンセプトは変化させてますね。

小さなスタートから大きな成功へ

ー 中野さんの会社が3人からのスタートだったとは驚きです。起業当初はどのようにして事業を大きくしていったのでしょうか?

中野:一番初めは当たり前ですが起業するのかしないのかの決断でしたね。その次は、私たちは企業と学生をつなぐ企業だったので、まずはその存在を知ってもらうことが必要でした。企業や学生のもとに何度も足を運び、私たちの思いを伝えていきました。ただ単に知ってもらうだけでなく、その思いに共感してもらうことが重要でしたね。そうすると自分たちを知ってもらうだけでなく、覚えてもらうことに繋がり、それが結果として協力を得るきっかけになり、徐々に事業が大きくなっていきました。

ー まさに「ひと」が中心の成功だったんですね?

中野:そうです。何事も「ひと」から始まると思います。人脈が企業の成長に直結するというのは、まさにその通りだと思います。

ー インタビュー終わり ー

店内で感じた温かさと人との繋がり

plugin labで過ごしていて感じたことは、店内の雰囲気がとても居心地の良いものだということです。心地のいい音楽が流れ、来店する人々が適度な音量で会話を楽しんだり、作業をしていたりしました。特に印象的だったのは、スタッフさんとの軽い会話です。店に入る時や出る時に、天気や作業の進捗などでスタッフさんと利用者が会話を楽しんでいたのです。スタッフさんに話を聞いてみると

ここは人々の交流促進をする場という側面を持ちます。スタッフで話し合った時に、やっぱり利用者さんとのコミュニケーションは大事だよね、という話になりまして。特にマニュアルがあるわけではなく、スタッフ各々が考えるコミュニケーションの促進を行おう、ということを心がけています。

スタッフ談

私自身も自分の作業や興味のある分野などについて話し、スタッフさんと盛り上がりました。plugin labは、ただの作業スペースではなく、人々がつながりを感じられる場所だと感じました。

終わりに

plugin labは単なる学習スペースではなく、学生にとって貴重な「人脈作り」の場であり、ビジネスや社会との接点を広げる場でした。また、中野CEOの「相手にgiveする姿勢から始まる人脈作り」という考え方には深く共感しました。私自身、今後もplugin labでのイベントに参加し、自分の知見を広げていきたいと思います。


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