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文通サービス3つを使ってみてレビュー

文通大好き、きなこもちです。

日本郵便株式会社が運営する「青少年ペンフレンドクラブ」
株式会社レターズが運営する「レタレタ」
株式会社文通村が運営する「文通村」

以上3つのサービスをそれぞれ使ってみての感想をレビューします。


料金体系・申し込み方法について

青少年ペンフレンドクラブ

料金は、完全無料。入会金や月会費は発生しません。

申し込みはちょっぴり手間がかかります。
公式サイトから「青少年ペンフレンドクラブ(PFC)会員入会申込書 」を印刷して記入し、郵送するのが一番早い方法。
自宅にプリンタがない場合は、上記で案内しているリンクの最下部にある「入会資料請求フォーム」に住所・氏名等を入力して送信すれば、申込書を事務局から送ってもらえます。

なお、青少年ペンフレンドクラブにおいては、ペンネーム等匿名でのやりとりは一切できません。本名・住所を開示してのやりとりとなります。

レタレタ

月あたりの通数により金額変動するシステムです。
ただし、実数に応じてプランが変動するのではありませんので、月毎に通数が変動する場合は、自分でプラン変更をしたほうがお財布にやさしいです。
無料会員/有料会員の違いは、手紙の無料転送数のみで、無料会員でも手紙の受け取り自体は無制限となっています。

申し込みは公式サイトでの入力で完結しますので、思い立ったその日に登録も可能です。ニックネームや自己紹介などは、自分の好きなタイミングで更新できます。(文通のやりとりにはニックネームではなく会員番号が使用されるため、ニックネームはいつでも変更可能です)

レタレタの料金テーブル ※最新情報は公式サイトをご確認ください。

文通村

無料では利用できません。
長期間で申し込むほど1か月あたりの料金がディスカウントされます。

入会は公式サイトから可能です。クレジットカード決済か、振り込み対応を行ってから晴れて会員となります。

文通村の料金テーブル ※最新情報は公式サイトをご確認ください。


会員になってから~文通が始まるまで

青少年ペンフレンドクラブ

毎月月初に「会報」が届きます。
この「会報」には、海外・国内のペンフレンド募集が記載されています。
※募集文には50文字までの制限があるため、とても簡潔です

募集文で気になる人を見つけたら、まずは自分から手紙を書き、
事務局宛に申し込み用紙と一緒に送れば事務局が都度転送手配を行います。
※転送にはほぼタイムラグなさそうです。さすが郵便局直営!

相手からの返事は事務局を介さず、自分宛に直送で届きます。
以降は、お互いに住所・名前を開示してのやりとりとなります。

レタレタ

レタレタからの定期的な郵便物は一切なく、自分宛の手紙が申し込まれたときだけ、レタレタの茶封筒に入って相手からの手紙が届きます。
ほとんど「受け」のアクションでは音沙汰ないまま無駄に月日が過ぎていくので、まずは自分から気になる人に手紙を送ってみましょう。

会員登録を完了すると、公式サイトからログインを行い、会員検索ができるようになります。お手紙を出す相手を選んだら、「手紙を出す」申し込みを行います。
すると、事務局からの「秘密の暗号」(ランダム英数字の羅列みたいなもの)が発行されますので、手紙にこの暗号を記載して事務局宛に送ると、事務局から相手に回送されるという仕組みです。なお、転送は週に1回。

レタレタ事務局では、毎週水曜日までの1週間に受け取った手紙を原則翌週の月曜日に転送しています。レタレタ事務局に届くのが水曜日に間に合わなかった手紙は次回の転送分になります。

レタレタの使い方

文通村

毎月1日・15日(月あたりの日数により変動あり)に文通村より「会報」が届きます。また、この会報に同封される形で、自分宛の手紙が回送される仕組みです。

会員登録してはじめての会報が届くときには、「風船便」というお手紙が同封されている可能性が高いです。これは、既存会員さんから、不定の相手へのお手紙。会員になって早速手紙を受け取れるなんて幸せ!
まずは風船便をくれた方へのご返事を書いたり、会員サイトのマイページから「村民検索」をしてお手紙を送る相手を探します。
書いたお手紙は文通村に発送すると、事務局が回送手配をしてくれます。

なお、文通村は完全匿名サービスなので、住所・お名前が相手に明かされることはありません。

各サービスのメリット、おすすめの使い方

文通初心者向けは「青少年ペンフレンドクラブ」

はじめて文通をしてみるけど、どういうことを書いたらよいかわからない。
なんとなく文通を始めてみたいけど、続くかどうかわからない。
とりあえずやってみたい。

そんな方々であれば、「青少年ペンフレンドクラブ」の活用がおすすめです。

まず、月1回の会報自体も面白くて、その月に発行される切手の紹介や、「風景印」という、特定の郵便局で押印されるデザイン消印の紹介などの読み物が充実しています。
※この会報はWebでも見られるほか、郵便局のフリー棚に置いてあることもありますので気になる方は見てみてもいいかも。

そして、ペンフレンド募集を出す人も、募集に対してお手紙を出す人も、文通初心者の方からベテランまで幅広い印象です。

募集文が会報に載るまでは3~4か月程度かかりますので、自分自身もまず掲載申し込みをかけつつ、毎月の会報から気になる方にお手紙を出してみましょう。

すぐにご返事が来ないこともありますが、返信率は比較的高いです。
それというのも、掲載申し込み時に「必ずお返事出します」にチェックを入れているので、「返事を出す」という意識づけが高いんですね。
そういう意味でも、無料で、やりとりが成立する可能性が高いサービスとして、初心者さんにおすすめです。

文通が大好きな方なら「文通村」

手紙の読み書きが好き、と言える方なら、文通村がおすすめです。
もちろん、手紙のやりとりのあるなしに関わらず月料金が発生しますが、それは裏を返せば、より会員全体が「手紙に対しての意識が高い」と言えます。
わたし自身が受け取った「風船便」、宛名がないにも関わらず、便箋2枚にびっしりとご自身のことやエピソードを書いてくれた方がいました。すごく読みごたえがあって、ご返事を書くのも楽しかったです。

文通村でモトをとる、というのはおかしな考え方ですが、月会費分のご返事をもらおうとすると、だいたい月あたり10通くらいのやりとりと換算されます。
「10通くらいなら書けるかな」という方、あるいは、「通数よりも、内容がある手紙のやりとりをしたい」という方であれば活用できること間違いなしです。

匿名で、ライトにやりとりしてみたいなら「レタレタ」

レタレタの良いところは匿名性、そして、文通村よりも気持ちに余裕のある文通を楽しめるところです。
文通村の場合、もれなく会費を払っていますので、「その分のやり取りを楽しみたい!」と気負ってしまうところが少なからずありますし、回送が月2回に限定されているので、期日に間に合わせよう、という意識も芽生えます。
そういうしがらみなく、ライトにまずは月1通、気になる人に手紙を送ってみよう~というスタンスで楽しめるのがレタレタの魅力です。

無料会員と有料会員(基本プラン)のはざまの、ちょうど月あたり1~3通なんだよね~、くらいのところが一番、プランどうしようか悩ましいところですよね。

注意点としては、レタレタは無料で始められ、また会報などの定期連絡がないので、「忘れられがち」です。会員の手紙への熱というか、感度もやや低めなので、レタレタで出した手紙の返事は、あまり期待できないかも。
ご返事をもらえるかどうかは運次第、みたいに捉えておくとよいかもです。

まとめ

そんなわけで、ざっくりまとめると

青少年ペンフレンドクラブ
・郵便局が運営しているので転送が早い!
・月1回の会報も読みごたえアリ
・文通相手とは実名、住所開示しての直のやりとりになる
・初心者向け

レタレタ
・匿名、事務局回送(週1回)
・自分宛の手紙がなければなにも来ない
・無料で月1回までお手紙を送れるのでまずはトライ

文通村
・匿名、事務局回送(月2回)
・有料会員前提、会員全体の手紙への意識が高い
・筆まめさん、文通好きさんにオススメ


…ということで、私の感触としては「文通村」激押し デス。


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