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イデンシル情報局

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業界のため、検査を受ける皆さんのために、遺伝子情報活用の正しくリアルな情報をわかりやすく皆さんにお届けするメディアです!
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#体質

#3 遺伝子検査 「精度」の正体とは?

皆さまこんにちは。グリスタの斎藤です。 今回のイデンシル情報局は、前回少し触れたように検査の「質」という部分について、お伝えしたいと思います。 IDENSILサイトはこちら ↓ 皆さん、巷で見かける「遺伝子検査精度99.9%以上の高精度」とはどういうことなのか、お分かりでしょうか。 遺伝子にご興味がある方は特に、このような広告を目にしたことがあると思います。 A社「リンゴ・洋ナシ・バナナ型の肥満タイプ分かります!」 B社「糖質・脂質・タンパク質に関する肥満傾向分かり

#5 遺伝子検査で分かる体質情報は、「誰が」「どのように」活用するべき?

皆様こんにちは。グリスタの斎藤です。   遺伝子検査では、様々な体質を推定するために必要な情報を得ることが出来ます。   この一文でお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、  遺伝子検査は、「おすすめの方法」や「何を食べたら良い」や「適性や向き不向き」などを調べるための検査ではありません。 受容体やホルモンの働きなど、身体にとって原始的なことを調べていて、そこから様々な研究によって体質への影響が分かってきているのが遺伝子検査の現状です。 トップアスリートの指導現場ではド

#6 遺伝子検査の専門家が考える、業界の今とこれから

皆さんこんにちは、株式会社グリスタの斎藤です。   遺伝子検査は「次世代ヘルスケア」の文脈で取り上げられるのをよく見かけるようになりました。今回は私の視点から見た、遺伝子検査市場の現状について、そして今後についてもお話したいと思います。   大手シンクタンクなどのヘルスケア市場の動向レポートや経済記事を見てみると、 概ね共通して、 「個人の遺伝子情報や習慣、既往歴など様々な情報を利活用した個別化医療や予防・健康管理が行われる時代になる・パラダイムシフトが進む」 というよ

#7 遺伝子検査を活用できるトレーナーが少ない3つの理由

  皆さんこんにちは、株式会社グリスタの斎藤です。   遺伝子検査から分かる体質情報は、次世代ヘルスケアとしてトレーニングや食事の指導で広がりを見せてきています。 ですが、日本では、まだまだ遺伝子検査を使いこなせる専門指導者が多くはありません。 医療の現場では医師が治療に活用することが先行して広まっていますが、ヘルスケア業界では体質情報に基づいた次世代ヘルスケア(個別化ヘルスケア)としてトレーナーの方々の活用が進んでいません。 実はスポーツやフレイル予防やダイエットなど

#8 ヘルスケア関心層の市場ニーズに関する調査結果をもとに、業界の課題を徹底解説!

皆さんこんにちは、株式会社グリスタの斎藤です。 グリスタWebサイトはこちら↓   健康やスポーツ、美容などのヘルスケア業界・事業者にとってのお客様は、当然「ヘルスケアに興味関心がある人」です。興味関心があるから自ら情報を取りに行きますし、自分に投資もするのでヘルスケアが事業として成り立っています。  日本はヘルスリテラシーが低い、フィットネスクラブなどの利用率が低い、だから保険や介護費の問題が解決しない、という課題が長年言われていますが、一方でヘルスケア興味関心層が日