オジサン子供
前回の話しと繋がるんてすが
先日TVのインタビューに
「こども店長」のキャラクターとして
自動車メーカーのCMに出ていたタレントさんが
出ていまして、僕なんかは
「いやー、すっかり彼も大きくなったなぁ」と
感心したり、彼がこれからのタレント人生に
ついてを語っているのを拝聴しながら
「子供の頃にあれだけ成功した後に
キチンと自分の軸足を見失わないのは偉いな」
なんて、自分の事を棚にあげて観てました
で、今回のタイトル・「オジサン子供」ですが
こども店長は子供が大人びた口調で
店長をやってるからカワイイし
そのギャップで人気を博したんですが
我々の業界では逆の事が起きやすいな…と
思ったんですね
・
一般的に勤めていると20-60歳前後までの
同僚と共に働いて、30-40歳位になると
定年間近の上司や同僚を見て
「あー、自分もあんな感じでキャリアを
積んで行くのかなぁ」みたいに
身近にもっと大人が居るのですが
美容業界の場合、30-40代にして
店舗や職場の最年長になるパターンが多く
下の世代のスタッフとばかり触れ合っていくので
良く言えばいつまでも気分が若い…
悪く言えばいい年して幼い…
・
それが今回の「オジサン子供」と言う
タイトルに繋がるのですね
で、いつまでも気分が若いのは
トレンドを追求すると言う
ヘアスタイルがメインの世界では
良い面なのですが、これからキャリアも年齢も
上がっていく美容師・特に男性美容師は
同世代のメンズ客を掴む為には
悪い面の「いい年して幼い」ままでは厳しいよ
と言う警鐘を鳴らしておきたい
前回の記事で僕がサロンに立たたない
2軒のサロンの中で、片方のサロンに
新聞を持って行くのは、そっちのサロンには
40overの男性スタッフが2人居るからです
そのスタッフが、同じく40-50代の男性客を
掴んで行くにはキチンと社会で起きている事や
多少の経済ニュースも知っておかないと
対等に会話が出来ないと思っているからです
・
以前もお話しした、もう一店舗の
女性スタッフばかりの店舗には
そこを求めて無いんですね
むしろ彼女達にはローカルな話題で
楽しくお客様と話してれば大丈夫
「子供が手伝いしなくて…云々かんぬん」
「近所のパン屋が安いのに美味しい」とか
そんな身近な出来事の話題で盛り上がるのが
1番サロンが活気付きます
・
ここで誤解してもらってはいけないので
補足しておきますが
貴方のサロンの女性客のターゲットが
「独身で自分に自由に使う収入がある」や
「パワーカップルの方」等であれば
同じく自店のスタッフには
新聞や時事ネタをインプットする事を
意識してもらった方が良いと思います
簡単に言うと、顧客の生活で
1番大事な事が家庭や身近な所で起きるのか?
はたまた仕事で出張等があって
我々の様に1ヶ月に一度も県外に出ない
職種と違い、外へ外へと意識が向いているのか?
それによって美容師側の会話の
バリエーションが変わるんじゃないの?って
言うコチラの意識の問題なんですよね
・
何度も言いますが、コレは
僕のサロンが地方中枢都市の少し郊外と言う
住宅街で営業しているから
思った事であって、もっともっと
地域密着な地方都市の中心から更に
離れた貴方のサロンや
繁華街のど真ん中の貴方のサロンでは
もしかしたら違うかも知れないので
しっかり自分のサロンのペルソナを
煮詰めて下さいね