「私もお熱いのが好きだー!!」と腹の底から叫びたくなる漫画
8月16日(金)
午前中、大町テラス『お熱いのがお好き?』を読む。サウナに通う33歳バツイチ女子が主人公のマンガで、主人公・まみがサウナに徐々にハマっていって、サウナが仕事や恋愛や酒と同じように日常生活の一部になっていく様子がリアルだった。あとは年齢とか仕事での立ち位置とか離婚経験とかサウナでぐるぐる考え事しているところとか、主人公に共感する部分がとにかく多くて、いちいち「わかる!! わかるよ!!」と心の中で叫びながら読んだ。
ブタゴリくんさんたちが作った同人誌『私とサウナと家族と』でも執筆陣四人中三人が離婚経験者だったし、離婚を経験するとサウナにハマりやすくなるとか何かそういう星回りみたいなものがあるのだろうか。偶然か。
『お熱いのがお好き?』の中で、アラサー女子のおっぱいやオナニーが、男目線から見たエロいものとしてでなく、ごく自然に描かれているところがとてもよかった。あとは、主人公が変な自意識なしにひとりでバーや大衆居酒屋に飲みにいくところもすごくよかった。
そうなんですよ。女もふつうに女湯でおっぱい出すしふつうにオナニーするしふつうにひとりで酒を飲みにいくんですよ。「女も」だと主語でかいから「私は」でもいいけど。ってか「私は」って言うのが気がひけて「女」とか「みんな」とかを主語にして語りたくなっちゃうこと自体が呪いなのかもしれないな。別にひとりで飲みたくない女もオナニーしない女もいるだろうし。
ただ私は、女のそういうアレはなんか性的でいやらしいものだからとりあえず人目に触れないように隠さなきゃいけないみたいな風潮とか、サウナや一人酒が好きだと中身おっさんを自称しなきゃいけないみたいな意識を変えていきたいし、そういう意味でもとても革新的なマンガだと思った。
そうだ! あと、同じサウナ好きでも二軒はしごしないと気が済まない男に惹かれない心理とか、同じ浴場でも男女のサウナや水風呂の温度が違う(だいたい女湯の方がサウナも水風呂もぬるい)問題に触れているところもよかった。
本当に、「私もお熱いのが好きだー!!」と腹の底から叫びたくなるマンガだった。サウナ好きな人にもそうでない人にもぜひ読んでほしい。
午後は趣味の集まりに。四試合して全勝し、いい気分で打ち上げに参加した。蕎麦屋で日本酒を飲んでバーでウイスキー飲んで、帰りにコンビニで汁なし担々麺と缶ビールを買って家でまた飲み直した。汁なし担々麺を探してコンビニをはしごしたけれど、私はどれだけ汁のない麺が好きなのか。
風呂には入ったけれど髪の毛を乾かさずに寝てしまって、一昨日と同じ反省をすることになった。
日記を読んでくださってありがとうございます。サポートは文学フリマ東京で頒布する同人誌の製作(+お酒とサウナ)に使わせていただきます。