「これは私がやらねば!」という気持ちで働いてしまうらしい2020年下半期(嫌だ)

6月20日(土)

家計簿アプリをつけているとしみじみと給料日の到来がうれしいな。明細もまじめに見る気になる。今日は土曜だから昨日振り込まれたはず。

朝のコーヒーは豆の計量に失敗してしまい、しっくりこない味になった。

出勤。午前中で、今週分のメインの業務は終了。今週も一週間がんばりました。くるみをかじったりこんにゃくゼリーを吸ったりしながら浮き足だった気持ちになる。先週今週はまだまだ通常営業よりは仕事が少ない(だから昨日は早退できた)のにとても体が疲れていて、来週以降を乗り切れる気がしない。やらなければならないと決まっている仕事に加えて、いやこれくらいやらなきゃだめでしょ、と思って自分で勝手にやる仕事も、来週からいくつもスタートする。するというか、させる。

昨日見た、しいたけ占い下半期の記事を思い出す。乙女座(私は乙女座である。だからぺんネームが早乙女なのである、多分)の下半期は、周りの様子を見て空気を敏感に察知しつつ、「放ってはおけない!」とか「これは私がやらねば!」とか「お前たち!絶対にやり遂げるんだよ!要は気合いだよ!」とか言ったり怒ったりしながら自分でどんどん動いていくことになる、らしい。

すごく嫌だ。

そんなのキャラじゃないし損な役回りだし大変そうだし嫌すぎる。嫌すぎるのに仕事面ではこの占いがばちくそに当たりそうで、さらにいうならこの下半期は私が転職四年目にして迎える初めての正念場で、だからそういう風に働かざるを得ないと覚悟しているところもあって、っていうか在宅明けてからすでに私はどんどんそういうモードで仕事をし始めていて、だから多分どんなに抗ってもそういう下半期になると思う。

前職での最後の二年くらいは、そういう風に空気を読みつつ、求められている仕事も自分がやるべきと感じた仕事も毎日がつがつやっていたら心身を壊して、「もうここで働けないや」と折れてしまった。だから今回は、そうならない程度にがんばりたい。嫌だけど。とりあえず休日返上するのと睡眠時間を減らすのは絶対に避ける。

嫌だ嫌だと思いながら、午後はひたすら、来週自分が好きでやる仕事の準備。同僚たちは飲み屋自粛解禁を祝って早々に飲みに行ったので、オフィスが静か。

家に帰ると、本当に疲れ果てていて、一時間ほど動けず何もできなかった。十九時頃ようやく夕飯を食べて食材の買い出しに行き、筋トレをして風呂に入った。
自分の職務の範囲を超えた仕事に適性を見いだされてしまい過労気味のT氏が、今日会社の待遇と上層部のくそっぷりにぷつんとキレてしまったらしく、泥酔して「みんな死ね」「もう全部辞める」とLINEしてきた。「もう死ぬ」と言われるよりは「みんな死ね」と言われるほうがこちらのプレッシャーが少ないのでありがたい。
「みんな」や「辞める」の中にぐりこは入っていますか、と聞くと、ぐりこは入っていないらしい(入っていても別にいいのだけれど)。一度そういう気持ちになって、仕事も結婚も辞めた人間からすると、全部辞めたいなら全部辞めたらいいよ、という気持ち。

辞めて環境が変わっても自分の本質は変わらないよ。だからうっかりすると同じところでまたつまずくよ。でもつまずく前に気をつけようと思えるから大けがしないですむかもよ、わかんないけど。「仕事が嫌だ」「これからは自分のためにしか働かない」とか言いつつ、ある局面が来たら誰かのために何かしなきゃと思ってしまう自分は別に嫌いじゃないし、そんな風に過ごすらしい2020年下半期にちょっとだけわくわくしている自分もいるよ。T氏もうまく折り合いがつけられるといいね、という気持ち。

#日記 #エッセイ #仕事 #しいたけ占い #2020年下半期

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早乙女ぐりこ
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