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ディズニーハーモニーインカラーとコロナ

東京ディズニーランド(リゾート)40周年を記念したディズニーハーモニーインカラーというパレードが2023年の4月から始まりました!
そして、いよいよ40周年の締めくくりとしてグランドフィナーレが今年の1月から始まります!

そこで、このパレードの構成をコロナ禍の視点から書いてみようかなと思います。

まず、このパレードは2023年の4月というコロナ規制が徐々に緩和してきた時期にスタートしています。
そのため、3年振りにダンサーが復活し、話題になりました。
このパレードはLiving in colorという曲をメインに、ズートピアやモアナの曲が織り交ぜられたメドレー調になっています。

この、Living in colorの曲の初めの箇所にこのような歌詞があります。

It’s better better better better in the sun
Forever ever ever ever having fun.
(太陽の下で楽しんでいる方がよっぽどいいよね)

長かったコロナ規制から完全とは言いきれませんが、開放された直後に始まったパレードのメインテーマに歌われているこの歌詞にはちょっと込み上げてくるものがあります。

しかし、この部分は伏線です。

このあと、様々な曲が流れ、パレードも佳境に入ったタイミングで今度は歌い出しの部分などなく、先程の

It’s better better better better in the sun
Forever ever ever ever having fun.
(太陽の下で楽しんでいる方がよっぽどいいよね)

この部分のみが歌われます。

ここから、流れてくるのは
リメンバー・ミーの音楽。

映画「リメンバー・ミー」は死者を忘れないというモチーフがあります。
ここでは、コロナウィルスでのたくさんの犠牲者を忘れないというメッセージ性が感じられます。

そして最後にミゲルの
「みんなの大切な人を忘れないで」
というセリフの後、

Mr.インクレディブルのパートに入っていきます。
ここでは、ヘレンの
「みんなの平和は私たち家族に任せて」
というセリフがあります。

直後、ベイマックスのパートに突入していきます。
このベイマックスのフロートは最後のミッキー、ミニーたちのフロートの1個前のフロートです。

そんな重要なポジションのベイマックスフロートですが、いままでの伏線を回収するベイマックスのセリフがあります。

「あなたの健康を守ります」

コロナ感染症で多くの人が自宅待機を余儀なくされ、大切な人を失った人もいれば、自由を奪われ、世界中が苦しみと不安に包まれました。
Living in colorの歌詞、フロートの並びとキャラクターのセリフから強いメッセージが受け取れます。

ディズニーも多くの人にハピネスを提供するというのが満足に出来なかったことと思います。

そのコロナに対する様々な想いが詰まった言葉がこのベイマックスの言葉なのではないかなと思います。

この40周年はグランドフィナーレを迎えますが、おそらくディズニー・ハーモニーインカラーのパレードはあと4年続くと思われます。
YouTubeに動画はあがっていますが、是非1度、その目でご覧ください。

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