自身にダメカン2個乗せるだけで相手のベンチポケモンを呼び出せるポケモンがいるらしい
この記事は執筆者のグレイとハバタクカミのカミちゃんの間の
対話形式でポケカを紹介するゆっくり実況風の記事となっております
グレイ「殿堂レギュレーションの時間だぜ
今回の主役はこちら、特性フレアコマンドを持つカエンジシだ。」
カミちゃん「特性フレアコマンド、カエンジシについている炎エネルギーをトラッシュすれば相手のベンチポケモンを呼び出すことができますが、
一般的にポケモンはエネルギーが付いていないとワザが出せないため、カエンジシの特性用とワザを放つ用でより多くのエネルギーが要求されてしまうという構図なんですよね。
炎デッキはエネ加速が豊富とはいえ、どのように活躍させるのでしょうか?」
「カエンジシのワザは4エネ110とかなり費用対効果は悪く、今の環境では基本的にカエンジシはベンチから特性を連打するだけの役割になると考えられるんだけど、
その場合相性が最高のトレーナーズがあって、
マグマの滝壺、ベンチの炎ポケモンにダメカンを2個乗せる代わりにトラッシュから炎エネルギーを1枚付けられるわけだが、
フレアコマンド⇔マグマの滝壺を繰り返せばダメカン2個乗せるだけで相手のベンチポケモンを呼び出し放題なデッキが組めるんだよね」
「相手のベンチポケモンを呼び出す特性、進化時限定のルガルガンGXやブラッキーVMAX、バトル場に出たら発動するマニューラのアサルトハント、手札の炎エネルギーを2枚トラッシュするキュウコン、バトル場限定で発動する2進化のボーマンダなどいますが、
1進化ポケモンでベンチに置いたまま自身にダメカン2個乗せるだけで発動するカエンジシは群を抜いて条件が楽に見えますね…」
「もちろんカエンジシにマグマの滝壺を占有させるとアタッカーにマグマの滝壺が使えなくなる問題はあるけど、溶接工やボルケニオンのフレアスターターを絡めればOK。
ということで今回のデッキはこちら!」
「メインアタッカーはウガツホムラexとなっている。
一度使うとバトル場をはなれるまで使えなくなるが260ダメージを与えられるワザ、れっかばくしんを持っている。」
「ちなみにカエンジシ+マグマの滝壺のコンボ自体はスターバース発売後からずっとできたわけですが、なぜ今ウガツホムラexと合わせて紹介しているのでしょうか?」
「まずカエンジシを使う上で問題となるのは割とベンチとスタジアムに依存しないアタッカーが必要だが、せっかく相手のベンチポケモンを呼び出すなら多くのポケモンを仕留められるダメージがほしいというところで、
例えばリザードンVSTARはカエンジシと同じく起動のためにマグマの滝壺を使いたい、
エンテイVはベンチを並べるだけでダメージが増えるけど、どちらかといえばマグマの滝壺よりスカイフィールドがほしい、
ブースターVMAXはダメージを出すならパワーサーキュレートエネコロロを並べたい、
みたいに案外しっくり来る相方がいなかったんだよね」
「たしかに炎タイプのルールを持つポケモン、最近はちょっと独特なやつが多かったような…」
「ウガツホムラexは雑に言えば3エネさえあれば260出せるポケモンであるからベンチにもスタジアムにも依存しない。
一応ウガツホムラex視点でも一度260ダメージを打ったられっかばくしんが使えなくなる問題があるから、サイド稼げる相手にちゃんとれっかばくしんを当てたい、という感覚があるので、ウガツホムラ的にもカエンジシとのシナジーは高いんだよね」
「もっとも、れっかばくしんを使えなくなるデメリット自体はネクロズマ あかつきのつばさGXにかるいしを付けてインベイジョン使えば解決するんですけどね」
「ちなみに同じ特性を持つケルディオEXなら炎エネルギー3枚で50ダメージを与えられるというわずかなメリットがあるが、
さすがにがまんのかべソーナンスで止まらない方が強いと思うのでこっちを採用している
あとカエンジシのちょっとしたメリットは、いかくのたてがみを採用できることで、
相手がたねポケモンしかいないデッキならこいつを絡めて牽制していくことも可能となっている。まあ時間をかけてグズマ使われるのも嫌なので、とっととウガツホムラで攻撃した方が早い気がするが」
「XYのカエンジシは特性が優秀すぎる…」
「ただしこのデッキにおけるフレアコマンドカエンジシの弱点と言える部分としては、マグマの滝壺を使いすぎることで元々110しかないHPがさらに削られてしまい打たれ弱くなってしまうことで、
このデッキ一応ウガツホムラexとかがやくリザードンを用いてサイドレースを2-2-1-2で持っていきたいという気持ちがあるので、相手のベンチ狙撃でカエンジシが倒されないように残りHPを管理するか、やられる前にやるということで短期決戦を仕掛けることが大事になってくる」
「しかしカエンジシ、HP自体は削られるものの、相手のベンチポケモンを呼び出す能力のおかげで短期決戦に持っていきやすいのは普通に偉くないですか?
一応自力で問題解決できてますし、盤面によってはマグマの滝壺に頼らず炎エネルギーを手札から供給し続けるなど、回し方次第でどんな対面でも普通に対応できそうな雰囲気があります」
「だからこのカエンジシ自体は普通に強い。相手のベンチポケモンを呼び出す特性を毎番使えるだけでもまず強いし、一撃ヘルガーとかと違ってHPが削られるのがメインアタッカーではなくベンチのカエンジシである、というのも一応の利点だし
良い炎アタッカーになかなか恵まれなかっただけで、スペックはかなり高いので今後の動向にも期待したいね」
「最後にいくつかカードの補足をしていく
ボルケニオンEXは手札の炎エネルギーをトラッシュすることで炎のたねポケモンのワザのダメージを+30できる特性を持つ。
ウガツホムラex、かがやくリザードンともにポケモンVSTARを一撃で倒せるようにしたかったため、1枚採用している。」
「ブーストエナジー 古代、付けることでウガツホムラexのHPが+60される。トドロクツキexやコライドンexと違って反動ダメージを喰らうワザを使わないので相性は良い。」
「そんな高耐久にもなれるウガツホムラexを一式回収しリソース再生、その他デデンネシェイミの回収やボルケニオンEX展開スペースの確保など、さまざまな用途のあるACE SPECがこのポケモン回収サイクロンである」
「このカード、デッキによってはパソコン通信以上に柔軟に動かすことができるので、普段パソコン通信しか使わないような人はぜひ何かの機会に試してみると役に立つと思います」
「そして一応の殿堂要素。ジャンクアームは殿堂ポイント2がついているが、手札2枚トラッシュで、トラッシュのグッズを手札に加えられる。
このデッキならポケモン回収サイクロンも拾えるのがなかなかに偉い。」
「ただし殿堂ポイントはシェイミEXにも1ついており、殿堂ポイントの合計が4以下にならないといけないルールなので、採用の際は気をつけましょうね
このデッキはシェイミEX(殿堂ポイント1×2)、ジャンクアーム(殿堂ポイント2×1)で合計4となっています」
「といったところで今回の記事はここまでとなります
最後までお読みいただきありがとうございました
カエンジシの強さ等が伝われば幸いです
投稿頻度はきまぐれとなりますが、次回の記事も期待しない程度にお待ちいただければ嬉しいです。
それではみなさん、良いポケカライフをお過ごしください」