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テッカグヤGXを用いてワンショットができるらしい
この記事は執筆者のグレイとハバタクカミのカミちゃんの間の
対話形式でポケカを紹介するゆっくり実況風の記事となっています
グレイ「殿堂レギュレーションの時間だぜ
ということで今回の主役はテッカグヤGX。
ディスカバリーGXで遊んでいきます。」
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カミちゃん「テッカグヤGXと言えば当時はパワーサイクロンでビーストエネルギー♢等をぐるぐるして使われていたようですが、ディスカバリーGXって果たして強いんでしょうか?」
「山札の上から6枚をサイドとして置けるということで、サイドから取った時に効果を発揮するカードを大量に埋め込むことを狙っていく。
具体的に使うのはラッキーボーナスラッキーだ。
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ときをもどすディアルガで山札の上にラッキーを3枚置いてディスカバリーGXを決めるのを狙っていく。」
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「ときをもどすディアルガ、割と殿堂ならではの特徴的なポケモンで、前回のテツノイバラデッキでも使われていたわけですが、
今になってときをもどすディスカバリーGXに着目したのには何か理由があるのでしょうか?」
↓ディアルガを採用したテツノイバラデッキ
「従来のサイド追加カードは1枚しか採用できず、トラッシュに置けないジラーチ♢、グッズであるためマオ等を使わない限り山札の上に大量固定できない欲張りダイスだったので、
ラッキーが登場して初めてこのギミックができるようになったという側面がある。
だから今までディスカバリーGXがあまり強くなかったのは単純に、楽な手段でサイドに効果的なカードを複数埋め込めなかったからなんだよね、
ジラーチ♢1枚だけ埋め込むならアグノムとかロトムで良いわけで、
改めて「ポケモン」のカードであるラッキーは、サイドに埋め込むギミックを組む上で圧倒的に欲張りダイスより扱いやすいことを実感させられるね
そして本デッキではヤレユータンでさるぢえを使って山札の上をジラーチ♢にしてから、ときをもどすディアルガでさらにラッキーを3枚置き、
ディスカバリーGXで一気にサイド追加カードを4枚埋め込んでいく。」
「一手で4枚、従来のサイド操作役が1試合に1回が現実的なアグノム、ヤレユータンと並べて1ターンに1枚送れるロトムと比べると破格に感じますね
でもサポート権は使いますが、シャクヤとかでも良いのではないでしょうか?」
「シャクヤ使用も悪くはないのだが、
ディスカバリーGXのもう一つの強み、それは『サイドを全部手札に加える』ことで、
なぜか6ドローしながらサイドにラッキージラーチを送れるので、ギミックを成功させるために手札を消費してもGXワザを使うと手札が潤沢になるという、正直異常な強さをしているのである。」
「サイドを取る前の初動で使えば自動6ドローとなるわけですか…」
「ということでこの後はディスカバリーGXを使った後どのようにサイドを取るか等を、実際に回してみたデッキを見ながら解説していきます、
ということで今回のデッキはこちら」
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「サイド奪取要員はアマージョV。テッカグヤGXのギミックのためにベンチが埋まってしまっても出力が落ちるどころか上がるタイプのポケモンだ(ハイドロスチーム構文)。
埋まったベンチを一斉にトラッシュしてラッキーを出す場所を作れる上、今の環境くらいなら誰に対してもサイドを絶対取れるダメージを与えられるのが強みとなる。」
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「ラッキーがサイドを追加しながらベンチに出て、次の番以降はクイーンオーダーのダメージ追加役となってくれるのも優秀なんですよね」
「もっとも次の番が来ればの話だがな」
「えっ」
「このデッキには空の封印石が入っている。」
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「スターオーダーを発動させてVMAXをきぜつさせるとサイド3枚にスターオーダーで+1、ジラーチ♢で+1できるので、あとはラッキーボーナスで少なくとも1回オモテが出れば勝ち、
VSTARをきぜつさせるとサイド2枚にスターオーダーで+1、ジラーチ♢で+1できるので、あとはラッキーボーナスで少なくとも2回オモテが出れば勝ちにできる。」
「だからテッカグヤGXでワンショットできるというわけだったんですね」
「ただ実際、6枚取りが成功しなくても4〜5枚取れればほぼ勝ちみたいなところはある。
例えばサイドレースが、テッカグヤGXでディスカバリーGX→テッカグヤGXが倒されて2枚取られる→アマージョVでサイドを一気に4〜5枚取る→アマージョVが倒されて2枚取られる→アマージョVでサイドを2枚取る
みたいな感じで行けばそれでOKなわけで」
「うーん、でもそれならテッカグヤGXでディスカバリーGXするより、アマージョVで3回攻撃すれば早いのではないですか?」
「いや、実際テッカグヤGXのディスカバリーGXはワザエネルギーが1個、アマージョVのワザエネルギーは2個であるので、草エネルギー1個分節約できるとエネルギー管理が圧倒的に楽になる。
実際エクストラのアマージョVのデッキを見てもらえれば分かるように、アマージョVのデッキは大体の場合カプ・コケコ♢が使われており、草エネルギー単品で加速するのは楽じゃないことが物語られていると思う。
殿堂ならもりのいぶきセレビィとかもいるけど、あれはあれで使うのが難しいわけで(特にアマージョVはベンチを大量トラッシュしたいため、セレビィが高頻度でトラッシュに行ってしまい、エネ加速要員として場に残り続けられない)
だから2エネクイーンオーダーを2回打つなら、1エネディスカバリーGXから2エネクイーンオーダーした方が強い。」
「わざわざテッカグヤGX入れてるのには理由があるんですね、ただテッカグヤGX使いたいだけなのかと思ってました」
「構築組んだ動機はただ使いたかったからなだけだが…
ちなみにGXワザでサイド追加を行えるポケモンといえばアルセウス&ディアルガ&パルキアGX(以下三神)がいると思うが、
オルタージェネシスGXはポケモンレンジャーを使われると消されてしまうのだが、」
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![](https://assets.st-note.com/img/1710650821487-xPwsc6mqCj.png?width=1200)
「相手のサイドを入れ替えるカードはマッドパーティのバリコオルか、アーゴヨンGXのスティンガーGXくらいなので、ほとんど相手にギミックを妨害されることがない、というのがテッカグヤGXの強みになる
マッドパーティデッキがメタモン♢からバリコオルを立ててシャッフルダンス連打が始まらない限りは大丈夫ということだね」
「それはもう事故だと思います」
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「アーゴヨンGXはゾロアーク系でたまにいるけど、スティンガーGXを使われても後からディスカバリーGXを使って、サイド3枚の中にジラーチラッキー埋め込んで相手を1匹倒したらほぼ勝ちなので、そんなに気にしなくて良いんじゃないかな」
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「なおここまで言及してこなかったけど、テッカグヤGXの特性「フォースキャンセラー」はバトル場にいるかぎり自分のポケモン全員が相手のGXワザのダメージ・効果を受けなくなる。雑にガブリアス&ギラティナGXのジージーエンドGXとか、ディアルガGXのタイムレスGXあたりを遮断できるので偉い。
逆にテッカグヤGXの弱いところというと、三神よりは味方を選ぶというか、ヤレユータン&ディアルガ&ラッキー&ジラーチ♢までが1セットの構築になり、このシステムと独立してある程度強いアタッカーが必要なので、例えばポケモンの特性でエネ加速して戦うタイプのポケモンと組み合わせるには場が狭い、みたいな問題が起こる。
この部分は、対策は浸透しているけど大体のポケモンとは組み合わせられる三神との違いになるかな」
「三神は、ダブルドラゴン+基本エネルギーでどこでも出張可能!みたいな性能のポケモンですからね」
「あとテッカグヤGXの致命的になる点はそのタイプで、テツノカイナexに一撃で倒されてサイド3枚取られるのは重い。
その意味では起点にされないよう、アマージョVのクイーンオーダーでとっととトラッシュした方が良い。」
「最後の最後に扱いが悪いテッカグヤGXくん……」
「最後にカードの補足
もはやアマージョVデッキの相方として有名だと思うが、トラッシュから何度もベンチに出て、ついでにダメカン撒いて確定数を変えられるポケモンです。
ただしこのデッキはサイド6枚取りを狙うタイプなので、ギラティナの貢献度はちょっと低めかな(入れた方が良いとは思うけど)」
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「多分おなじみキバナ。終盤のアマージョVのエネ加速用に使う。」
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「プライムキャッチャー。サイド6枚取りデッキ的には最高のACE SPEC。テッカグヤGXのにげエネが重いので、そこを補うこともできる。」
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「手札のトラッシュの多いデッキだが、プライムキャッチャーがトラッシュに行ってもジャンクアーム(殿堂ポイント2)で回収可能なので心配御無用。」
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「といったところで今回の記事はここまでとなります。最後までお読みいただきありがとうございました
テッカグヤGXの魅力が伝われば幸いです(クイーンオーダーでトラッシュに送ることが推奨されましたけど)
次回の記事も期待しない程度にお待ちいただければ嬉しいです。
それでは良いポケカライフをお過ごしください」