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スコヴィランex「ダメカン22個のってるので1550ダメージです」

この記事は執筆者のグレイとハバタクカミのカミちゃんの間の対話形式で 
ポケカを紹介するゆっくり実況風の記事となっております

グレイ「殿堂レギュレーションの時間だぜ
ということで今回の主役は炎タイプのスコヴィランex。ダブルタイプとスパイシーレイジを持つポケモンである」

カミちゃん「特性ダブルタイプはなんと黒炎の支配者で登場したスコヴィランに続き2回目の登場、
公式がいかに草・炎タイプ複合の要素を推しているかがわかる形となっています。
そしてスパイシーレイジは自分にのっているダメカンの数×70ダメージが増えるワザ、かがやくヒードランが持っていたものを簡易的に高耐久で使えるようになり嬉しい気持ちがある反面、公式がかがやくヒードランは微妙だったからもっと強くして大丈夫と認識していると感じてしまうところもあり、複雑なところではあります」

「まずこのポケモンの特徴を順番に見ていくが、そもそも草・炎の攻撃範囲は相性補完がかなり良く、草→闘・悪、炎→草・鋼と弱点を付けるわけだが、抵抗力を持たれているという理由で草タイプが本来苦手な鋼タイプの弱点を付けるというのが一つの特徴である。」

「炎タイプ視点でみると鋼に対する抵抗力が付加されているからマイナスとも取れますが、弱点2倍計算をしてから抵抗力-30計算をするというルールの下ではあまり気にならない差ではありますね
また、ひと昔前なら草タイプは水タイプの弱点を付けたのですが、今はみず系の水タイプの弱点が一律雷タイプなので惜しいところです」

「ただし、このスコヴィランに関しては攻撃面でダブルタイプの恩恵を受けているかというと実は結構微妙で、
攻撃ワザのスパイシーレイジがのっているダメカンの数に応じてどんどん強くなる青天井系のワザであるため、2倍計算なしでもいろいろなポケモンを倒せてしまうのである」

「例えばスタンダードで想定される動きとしてはマルヤクデのもえるねっぱで3個乗せて220、マグマの滝壺も重ねると5個で360となりますが、ここまで来ると弱点計算関係なく誰でも倒せてしまいますからね
せっかく弱点を付きやすいタイプを持っているのに微妙に活かせていない感じは否めません」

「また、HPが260あるスコヴィランexにダメカンを5個乗せると残りHPは210。たねのポケモンex・Vと同じ水準になり、環境的にはどうしてもかなり打たれ弱くなってしまう。
というわけで、ダブルタイプと耐久の低さを上手く補えるように殿堂レギュレーションで構築してみました」

「まず序盤の展開だが、なかよしポフィンを用いてカプサイジやヤジロンを召喚、アタッカーのスコヴィランexとドロー役のネンドールを出していく」

コスモパワー:自分の番に1回使える。自分の手札を2枚まで選び、好きな順番にして山札の一番下にもどす。もどした場合、自分の山札から、自分の手札が6枚になるようにカードを引く。このパワーは、このポケモンが特殊状態なら使えない

「そして序盤からスコヴィランexがワザでダメージを出せるよう、ダメカンをのせる手段としてはマグマの滝壺とPUTのアンノーンPを用いていく」

PUT:このポケモンがベンチにいるなら、自分の番に1回使える。「アンノーン」以外の自分のポケモン1匹に、ダメージカウンターを1個のせる。

「実は殿堂の範囲でも、単体で好きなポケモンにダメカンをのせられるカードはこれくらいしかなく、
エクストラでは うらみだめミカルゲ+あやしいこしつきルージュラ、ならくのうらもんゲンガー+ダメージムーバー、凍てついた街+溶接工のように、2枚のカードを組み合わせないと自分の好きなポケモンにダメカンを乗せられないので
たねポケモンで、ベンチで使えて、アンノーン以外のポケモンなら誰でもダメカンを1個のせられるのは非常に強いんですよね」

「そんなアンノーンを用いて、マグマの滝壺1回、PUT2回でダメカンを4個乗せれば70×4+10で290ダメージ。
ポケモンVSTARやバッフロン補正のあるテラパゴスexがちょうど一撃で落とせる数値を速攻で放っていくことができる。

いや~改めてこれを見ると結構70n+10とかいう調整が偉大だなと感じるところで、ダメカン3個で220(=たねのポケモンV・exライン)、ダメカン4個で290(=バッフロン補正ありテラパゴスex)なの流石に天才の調整だと思った」

「その他トレーナーさんは30n+10、40n+20、50n+30なんかもダメージ調整として気に入っているんですが、まあこの辺はポケモンのどうぐ選びの時なんかの参考にいつか使えると思って、軽く聞き流していただいて結構です」

「さて、続いてはダメカンが乗っていてもスコヴィランexのHPを保つ方法についてだが、
具体的には以下のカードを採用している」

「あ~なるほど、スコヴィランexは炎と草タイプ複合なので、ヒート炎エネルギーとコロトックのみなぎるせんりつ、両方の恩恵を受けられる数少ないポケモンというわけですね」

「最大HPを増やせるカード、自分自身や特定のポケモンのHPを増やすものはいくらかあるのだが、特定のタイプを対象にHPを増やすものは
草タイプ対象のコロトック・フラエッテ・シェイミLV.X、
炎タイプ対象のヒート炎エネルギー、
無色タイプ対象のヒオウギシティジム程度であり、
他のタイプのポケモンはポケモンのどうぐで増やすしか手段がないのだが、スコヴィランexは嬉しいことに草タイプと炎タイプの両方の恩恵を受けられるんだよね
そして地味にこの恩恵がポケモンの特性とエネルギーに分散しているので扱いやすい」

「草デッキとしてコロトックとシェイミLV.X両方召喚する場合、バトル場限定のレベルアップがややハードルとなり、
コロトックに加えてフラエッテを出しまくるにしても草タイプじゃないためにサーチが一括して行えない、1匹出してもHP20しか増えない、単純にベンチが狭い、などと少し安定しないんですよね」

「さて実際の耐久レベルだが、
260+コロトックで40、ムキムキダンベルで+40、ヒート炎エネルギー1枚で+20=360、
スパイシーレイジのためにダメカンを4個のせてもHPが320残るため、
並大抵の攻撃なら耐えられるくらいには硬くなる」

「これ普通に倒しにくいだけならまだしも、下手に攻撃してダメカンをのせてしまうと誰も受けられないスパイシーレイジで攻撃してくるの、たちが悪すぎますが…?」

「このスコヴィランexデッキ、殿堂で使ってみると案外真面目に強いから面白くて、
290ダメージスパイシーレイジでサイド2枚取り→HP320で耐える→1000ダメージ越えのスパイシーレイジでサイド2枚取り、なんていう狂気のムーブをし始める。」

「とんでもないことになっていますが、対処法は何かあるのでしょうか?」

「まあ早い話が一撃でスコヴィランexを倒すことで、ポケモンのどうぐや特殊エネルギーをトラッシュできればなんとか処理も間に合うかなという印象。
あとは非エクデッキなら、どんなにスパイシーレイジがオーバーダメージでもサイド1枚しか取られなければ関係ないと言えるので、サイドを取られないよう立ち回ればなんとかなると思う。

最後に1つだけ。カプサイジはくさタイプしか存在しない都合、ダメカンを乗せるために絶対必要となるマグマの滝壺が進化するまで使えないというデメリットがあり、エネルギー管理が面倒な時がたまにあるので使う際は注意しよう」


「といったところで今回の記事はここまでとなります
最後までお読みいただきありがとうございました

例のごとく投稿頻度は不定期となりますが、次回の記事も期待しない程度にお待ちいただけると幸いです

それでは皆様良いポケカライフをお過ごしください」