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[GLC]ふんか統一で相手を倒しながら相手の山札もトラッシュしたら最強説

グレイ「ということで今回は最近話題のGLCルールの記事です。
まず何といってもこのルール、非常に面白い」

カミちゃん「GLCとはジムリーダーチャレンジの略、ルールとしては
カードプールが大体エクストラ(一部禁止カードは異なる)、
ひとつのデッキでは1種類のタイプのポケモンしか採用できない、
ルールを持つポケモン(ex,V,GX,EX,BREAK,かがやくポケモン,プリズムスターなど)は採用できず、またACE SPECも採用できない、
基本エネルギーを除いて同じ名前のカードは1枚しか採用できないハイランダー、
ざっくりこんな感じのルールとなっています」

「exやVなどがいないだけでもだいぶ良い環境になるのだが、加えてハイランダーという強い縛りがあるおかげで、採用するカードすべてが日の目を見るようなデッキで戦えるのが他のルールにはない熱い要素となっていたりする。
一方1タイプオンリーハイランダーだと、このタイプならこのメンツで固定、みたいになってそこまでたくさんのデッキは作りづらいのでは?という点は気になるが、
やっていて非常に面白いルールだし、私もGlaceonの名を冠する者なので、色々考察していきたいと思う」

「なおイーブイは無色タイプ、グレイシアは水タイプなのでGLCルールではアオギリの切り札とかを使わない限りグレイシアは出せない模様」


「さて、今回はGLCが同名カードを1枚しか入れられないハイランダーであるという点を意識し、あらゆるデッキに刺さるコンセプトを持ってきてみた。
その名も

ふんか三銃士

「ブーバーンのみワザ名がふんかではありませんが、効果は全く同じで、ダメージが大きくなっていますね

実際このコンセプトは刺さるのでしょうか?」

「まず前提として、GLCでアタッカーに求められる数値レベルについて話していくが、
ポケモンのどうぐなどの補正を一切無視して考えると
150~180ダメージあると2進化ポケモンでも大体一撃、
120~150ダメージあると進化しないたねポケモンが一撃で倒せる程度となってくる。(この辺は実際GLCのデッキレシピを色々ざっと眺めてみてほしいです)
特性のストーンフェンスでHPの増えるツンデツンデ、1進化だがHP200あるホエルオーなど、例外的にHPの多いポケモンはいるのでこのあたりはちからのハチマキだったり小技で倒していく必要があるんだが、
それを除くと最低火力のエンテイでも140、最高火力のブーバーンは180と
実際良い感じの数字を誇るんだよね」

「地味にエクストラのプールで、都合よく炎タイプのマグカルゴがいますから、自分の山札の上をエネルギーで固定すればダメージが出せるんですね」

「通常のエクストラ殿堂をやる場合、ワザ:ふんかでルールを持つポケモンを対処するならどうしても相手の山札もいじるパーツを入れないとダメージが足りなくて困ってしまうんだが、
このルールだと自分の山札をいじるだけでもダメージが足りているのが魅力となっている」

「また、GLCの同名カード1枚のみの制約も厳しいように見えて、普段だったら絶対にやらない同種カードの棲み分け採用に手を出せるのが面白いところですね
このデッキでも
ダメージが少ないがたねポケモンで3エネで使えるエンテイ、
1進化だがエネルギー2枚でエンテイよりダメージを出せるバクーダ、
1進化エネルギー3枚と要求が最も重いがダメージが大きいブーバーンという構図になっています」

「さて、先程あらゆるデッキに刺さるコンセプトといったが、
それはこのふんかが相手の山札を1枚削れる点で、
ハイランダーデッキゆえに基本エネルギー以外のすべてのカードが1枚採用なため、ふんかで何をトラッシュしてもアドバンテージになりうるのが魅力となっている。」

「1枚採用のカードを落として相手のプランを崩してもよし、仮に複数枚採用できる基本エネルギーを落としたとしてもそれはふんかのダメージアップにつながり、そもそもハイランダーゆえに特性やトレーナーズによるエネ加速手段が制限されている環境なのでそれはそれで美味しいという、
結構こちらに分のある行動が取れるわけですね」

「というわけで今回のデッキはこちら」


HHggQP-QEVGd6-6LnnHH



「基本的な動きとしてはマグカルゴ+ふんか役2体くらいが初動で揃えられうように立ち回り、間でサブアタッカーやエネ加速要員のボルケニオンを動かしていく形となる。
しゃべることが少ないので各カードの採用意図などをざっと書いていきます」

ドンメル
エクストラ範囲でなかよしポフィンに対応するものがいなかったため、HP90で最大かつにげるエネルギーが3と少なくヘビーボールに対応するものを採用

ブーバー
ヘビーボール対応個体がいないため、エクストラで唯一なかよしポフィンに対応する↓のものが最適
収録は「ポケモンカードゲームBW みんなのWAKUWAKUバトル」らしいが持っている人はいるのだろうか

マグマッグ
HP70でなかよしポフィン対応かつヘビーボール対応

オドリドリ
炎のたねポケモンを3匹ベンチに出せる貴重な始動役。
炎エネルギーは鍛冶屋や炎の結晶のおかげで他のエネルギーより回収しやすいのもあり、メラメラでアドバンテージを取れるとおいしい。

ファイヤー
1エネ90ダメージが出せる、小回りが利いて便利なサブアタッカー。
このデッキではマグマの滝壺でしか起動できないため、たまに使いづらい時がある

エンニュート
ドロー役。じならしと合わせて好きなカード確定サーチも可能。
他のドロー役はマフォクシーのマジカルフレイムとかになってくるので、エンニュートの方が良いかなと。
ヤトウモリはなかよしポフィン対応のHP70で、ポケモンサーチワザ持ちだと良いが正直HPさえあれば良い気はする

ウガツホムラ
相手のサイドが4枚以下で3エネ170。ウルトラビーストより緩すぎる条件でびっくりする。プレイング高めるためならウルトラビースト使った方が良い気がする()

ボルケニオン
性能ほぼ変わらないのでXYのパワーヒーターでも良いです
序盤に使わず、中盤あたりでエネルギー回収役として使った方が強い

ビクティニ
元々始動役としてビクトリーダイブを入れていたがダブル無色エネルギー無しでは使いづらすぎたので、2エネ100出せるVジェネレートを採用。
条件はそこまで大変じゃないので偉い

ボール系
なかよしポフィン、ネストボール、クイックボール、ハイパーボール、スーパーボール、ヘビーボール、しんかのおこう、ヒスイのヘビーボール

なかよしポフィン→マグマッグ、ブーバー、ヤトウモリ、ビクティニ
ヘビーボール→ドンメル、バクーダ、ブーバーン、マグマッグ、マグカルゴ

エネルギー回収カード 
炎の結晶、すごいつりざお、エネルギーリサイクル、ねがいのバトン
割と厚めに採用(後述)

ドローサポート
博士の研究、ナンジャモ、N、シロナ、フウとラン、マリィ、ハイダイ

エネ加速手段
溶接工、鍛冶屋、メロコ、マグマの滝壺



「さて採用カードをざっくり紹介したところで、
このデッキの問題点等をいくつか紹介して終わろうと思う。

まず、ふんか1行動に対しての要求エネルギー枚数がそこそこ重く、
基本的に3エネ+山札からエネルギー1枚トラッシュなので、消耗が激しい。
それゆえにこのデッキはエネルギー回収カードが多めに採用されているし、ボルケニオンを使うタイミングの重要度が高い結果となった。」

「炎デッキだから3エネでも要求を満たしやすいのはエクストラ殿堂と変わりませんが、
ルールを持つポケモンを使っている普段と比べると圧倒的にアタッカーがやられやすいので、エネルギーが盤面に保持されにくいんですよね」

「炎デッキであっても小回りの利くポケモンは本当に必須なので、GLCに興味を持った人は注意してほしいね

また、このデッキのもう1つの問題点はマグカルゴへの依存度の高さ、
マグカルゴがいないとダメージが100を超えないどころか自分側のカードをランダムで1枚トラッシュすることとなり、普通に弱い動きしかできなくなる。
それに関して言うとマグカルゴがHP90と、だいぶ打たれ弱いのが問題となっていた。

このルールは正面を攻撃しているだけでは基本的にサイドを1枚ずつしか取れず、ベンチ攻撃やサイド追加要素の強い超タイプなんかを考えると毎番サイドを取ることは割と必須なので、マグカルゴがいないだけで弱くなるのは少し問題かもしれない
水タイプに弱くなること覚悟で日輪の祭壇→夜のアカデミーにして、ふんか補佐カードを増やしても良いかもしれない

しかしふんかというコンセプト自体は、環境にいる大体のポケモンを一撃で倒せる上に相手の山札を1枚トラッシュするというかなり破格のスペックなので、何かしら参考にしてもらえたら嬉しく思う。」



「といったところで今回の記事はここまでとなります
最後までお読みいただきありがとうございました

例のごとく投稿頻度は不定期ではありますが、次回の記事も期待しない程度にお待ちいただけると幸いです
それではみなさま、良いポケカライフをお過ごしください」