運命ってあるんだよなぁと思う(香水のはなし)
香水の紹介なんですけど、私は正直言って香水が結構苦手です。
ハンドクリームは寝る直前にならないと塗れないし、ずっと使ってきたシャンプーの香りが変わって絶望するし、特定の香りのリップしか使えないし、食器水だけで洗うし、香水つけ忘れるし、柔軟剤なんてもってのほか。家に来た友人には「無臭だね」といわれるレベルの人間です。今回はそんな人間がちょっと感動しちゃった香水です。
武蔵野ワークスさんだッ!
まずなんか箱開けたら色々入ってる。私は香水しか買ってない。雑誌の付録みたいでテンションが上がります。採算はとれているんでしょうか。(緩衝材代わりの)布まで入ってる。タオルはなんぼあってもええですからね。
ところでトレペだの箔押しだの、絶対社内に印刷スキーさんがいらっしゃいますよね。わかりますよ。いいんです、わかってますよ。
私ね、このね、マーブル模様の箔が大好きなんですよね。バレリアンがどういう香りなのか一切わからなかったんですけど、このパッケージを手元に置きたい一心で買ってしまいましたよね。嫌いではなかったのでセーフです。
香水のことは正直苦手って書いたんですけど、でも、香水の「概念」のことが好きなんですよね……。いや概念が好きなら別に中身の香りなんだっていいじゃんって話なんですけど、そこはよくないんですよね。いくら好みでも自分が着られない服は買いたくないのと同じです。自分が好きじゃない香りは買いたくないッ!
というわけで己の中で香水ブームが巻き起こるたびにお試しサイズを買い漁ってみてるんですが、10本買って2本あたりだったらいいほうなんですよね。ちゃんとスプレッドシートで今まで好きだった香水のノート分析してよく見て買ってるのに……まぁそこが面白いんだと言われたらそれまでなんですけど。
ところで今回買ったラインナップは割と挑戦だったというか、ウッディがそこまで好きではないので……でもなんか気になったから……。という感じでまぁ2本あたればラッキーよねだったんですが、ウーン、全部好きですごい。
まずウッディの雰囲気が違う。一般的なウッディのイメージってなんか茶色いっていうか、枯れ木っぽいというか、なんかそんな感じじゃないですか(主観です)。ところが何ですかこれは。緑色の森です。腕が森になりました。腕が森になるって何?という感じですが、とにかく腕が森に……(もういいよ)。
葛の花、これかなり期待していました。以前雑貨屋さんでこういうブドウの香料です!という感じの香水が置いてあって、香りは好きだなぁと思ったんですけど、ワインの香りってことになっていて、そりゃねえよ(主観です。そういうワインもあるのかもしれません)と思って買わなかったんです。でもなんか心の底に引っかかっていて、今回こういうブドウの香料です!という感じの香水を手に入れられてうれしいです。葛の花の香りは知りません。植物園にいたら探してみよう……。
これたぶん特徴だと思うんですけど、トップとミドルに同じ香りが入ってたり、トップからラストまで同じ香りが入ってたりするので、あの……「途中まで好きだったのに……」というのがない。これはとてもありがたいことですね……。特に私みたいにせっかちですぐにこれは好きか嫌いか判断したいタイプの人間にとっては……(香水向いてないですねと自分でも思う)。あとこの「etc」が気になって仕方のない人間ですが、企業秘密ということなんでしょう。
柚子の香水たくさんあるからもう買わない!と思ってたんですが、Summerも夏よ華も気になるな……。また夏が来たら買ってみようかな。というわけでした。