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3つのフレームワークで思考力UP!プログラミング的思考×仮説思考×論点思考
こんにちは!
複雑な問題に直面したとき、あなたはどのように解決策を導き出しますか?
「情報が足りない」「何から手をつければいいかわからない」と手が止まってしまうこと、ありませんか?
そんなときこそ、「プログラミング的思考」「仮説思考」「論点思考」という3つのフレームワークが、あなたの強力な武器になります。
「仮説思考」「論点思考」はコンサルティングの場面で活用されているスキルです。しかし、コンサルタントのみならずビジネスマンにも必須のスキルと言えるでしょう。
プログラミング的思考とは?
プログラミング的思考とは、一見複雑な問題を小さなタスクに分割し、必要なステップを組み立てていく考え方です。例えば、1つひとつの作業を分解してみると、「どこにムダがあるのか」「どの順番で取り組むべきか」が見えてきます。
問題分解:大きな課題を細かく分けることで、具体的な作業レベルで把握できる。
パターン認識:似たようなケースや過去の成功事例から、使えるノウハウを引き出す。
抽象化:問題の本質に目を向け、余計な情報を排除する。
アルゴリズム設計:最適な手順を設計し、再現性のあるプロセスに落とし込む。
プログラミングの世界だけでなく、ビジネスや日常生活でも「順序立てて考える」重要性は高まっています。
仮説思考
不確実な状況でも、まず動き出す
ビジネスの現場では、完璧な情報が揃うまで待っていたらタイミングを逃してしまうことが多々あります。そんなとき大切なのが、「最も可能性が高い仮説をまず立てる」仮説思考です。
即行動を起こす:100%の確信がなくても、仮説をもとに小さなトライを始める。
仮説検証を繰り返す:結果を観察し、仮説を修正しながら最適解に近づく。
たとえば、顧客の購買行動が落ち込んでいる原因を「価格」「認知度」「競合」など複数に分け、それぞれを検証していく。すると、最も効果の高い施策が明確になるはずです。
論点思考
本質的に大切なポイントを見極める
問題解決のディスカッションが長引くとき、その原因は「本質から外れた議論」にあることが多いものです。論点思考とは、常に「何が一番重要なのか?」にフォーカスする力です。
優先順位をつける:どの論点から着手すべきかを明確にし、不要な枝葉をそぎ落とす。
目的を明確にする:意見の対立が起こったときも、そもそも何を実現したいのかに立ち返る。
たとえば「売上アップ」について議論するとき、「広告予算の増額」より先に「ターゲットの見直し」が必要かもしれません。こうした“核心”を押さえることで、迷いが減り、実行がスピーディーになります。
3つの思考法を組み合わせると、どうなる?
1. プログラミング的思考 × 仮説思考
問題を小分けにする(プログラミング的思考)
各部分に対して仮説を立て、テストを重ねる(仮説思考)
例:マーケティング戦略を考えるとき
顧客層を複数に分割
それぞれの層について「どんな要素が購買意欲を左右するか」を仮説化
広告やキャンペーンで検証し、最適なアプローチを発見
2. プログラミング的思考 × 論点思考
問題の構造を可視化する(プログラミング的思考)
どの部分が一番のボトルネックなのかを特定する(論点思考)
例:社内業務改善
業務フローを分解
「どのステップが全体の生産性を下げているか」を明確化
そこを集中的にテコ入れ
3. 仮説思考 × 論点思考
重要な論点を見極める(論点思考)
最も効果が期待できる仮説から検証を始める(仮説思考)
例:新規事業の立ち上げ
「どの市場に参入すべきか」という論点を設定
複数の市場案について、成功要因を仮説立て
小規模テストを繰り返し、有望な市場にリソースを集中
データを使った意思決定でも威力を発揮
ケース1:ECサイトの売上改善
仮説思考:「価格」「商品ラインナップ」「サイトのUI」など原因を仮定
論点思考:どの要因が一番影響を与えているかを見極める
プログラミング的思考:ユーザーデータを分析し、離脱ポイントを特定
結果的に、UIの改善が大きな効果をもたらすと判明し、売上が回復。
ケース2:プロジェクトマネジメントの効率化
仮説思考:「タスク優先度の問題」「リソース不足」「コミュニケーション不足」など原因を候補化
論点思考:どれが最優先課題かを明確にする
プログラミング的思考:タスク管理ツールを導入し、作業データを可視化
結果として、リソース配分の見直しだけで遅延を30%改善。
まとめ
3つを意識すると、思考が変わる・結果が変わる
プログラミング的思考:課題を細かく分解し、論理的に組み立てる
仮説思考:不確実な状況でも仮説を立て、走りながら修正する
論点思考:本質的に重要なポイントを見極め、そこに集中する
この3つの思考法を組み合わせると、問題解決のスピードと質が格段に上がります。ぜひ日々の仕事やプロジェクト、さらにはプライベートでも「分解」「仮説」「論点」の3ステップを意識してみてください。あなたのアイデアや行動が、驚くほど効率的に、そしてクリエイティブに変わっていくはずです。