「ずぼら分析シート」を使ってみよう! 兼、駒場祭のネタバレ(前編)
こんにちは、ずぼらのメガネです👓
この記事では、2023年の駒場祭で当団体が開発した「ずぼら分析シート」の理念や、展示全体のコンセプト・ねらいなどをご紹介します。
駒場祭にいらっしゃった方にもそうでない方にも楽しんでいただけるような記事になっています。ゆっくりと、あったかい飲み物でも飲みながらお読みいただけたら嬉しいです!
文責:りえ(代表・研究班チーフ)
まずはやってみてください
画像で貼ろうと思ったのですが、わりと見づらかったので諦めました。ダウンロードしてみてください。
ずぼら分析シートのネタバレ(やってから読んでね!)
このシートは、使った人が
①なんの悩みに
②どのくらいのパワーで
③どうアプローチしたらいいか
を、「なるべく手軽に」特定できるように開発されています。
つまり…
③の要素が強いため、ぱっと見タイプ診断に見えますが、内実は個人のお悩みを効果的に整理するためのシートなんですね!
ただ、やっているときの楽しさや気軽さを高めるため、タイプ診断的な要素を導入しています。「悩みを分析するぜ!」っていうよりも「私リスタイプなんだ〜!」って思う方がなんか楽しいでしょ(と、私は思います)。
それでは早速、それぞれの項目の見方を解説していきます。
①なんの悩みに(緊急性)
これは
・課題領域を4つに分け、
・それぞれに緊急性評価(なんとかしたいレベル)をつける
ことで、「悩み領域ごとの優先度評価」ができるようにしました。
こう書くと「全部の領域をやる必要があるのかな」「自分は1つの領域しかやらなかったんだけど……」と感じられる方もいるかもしれませんが、
心配は無用。やる気にならなかった領域は、つまり今着手しなくて良いということです。「レベル0」と考えましょう。
②どのくらいのパワーで(かけたい労力)
これはシートの右下、「がんばりたいレベル」に該当しています。
当団体のこれまでの研究で、同じ課題に対して、人によって
「最低限生存できればいい」
「周りとうまくやりたい」
「完璧を目指したい」
の、だいたい3パターンくらいの目的意識があることが見えてきています。
これを「がんばりたいレベル」とし、レベル1〜3に対応させました。
※なお、厳密に言えば、これにはレベル以外にもアプローチ対象も関係していると考えられます。
「周りとうまくやりたい」は周囲との関係性を含んだ目標になりますが、「完璧を目指したい」は、自分自身で目標が完結しています。
しかし、「実際的に本人がかけたいと思う労力の大きさはおよそ3つに分けられるのではないか」「完璧を目指したいと思う気持ちに他者の視線は本当に関係しないのか?」などの観点もあり、シートの簡便性を高めるために、ここでは便宜的に本人の希望する労力に応じてレベルを1〜3に分けています。
③どうアプローチしたらいいか(原因/ネクストアクション)
これが一番の目玉であり、多くの「ずぼら」が集う当団体だからこそ開発できる部分だと思います。
後編(今執筆中)に詳しく書きますが、開発時にはさまざまな分け方を試しました。本当に、ありとあらゆる分け方を試しました(遠い目)。
しかし最終的には「どこでつまずくとその先に進めないか」に着眼して、タイプ分けをすることにしました。
たとえば、
と、順番に分けていくことで、「どの課題にアプローチすることがまずは必須なのか」を特定していくことができます。
ただし、「じゃあリスがずぼら界最強なのか?」というと、決してそんなことはなくて笑。
たとえば私は思いっきりリスタイプですが、たぬき/ねこタイプの課題はあまり感じません。特にToDoの整理はかなり得意です。……覚えてさえいれば…………。
一方で、コアラタイプの課題は感じます。大抵、体力がないんですよね。そのため、リスタイプとして抱える悩みが解決され始めたら、次はコアラタイプかなあ〜という感じです。
また、片付けに関してだけはねこやたぬきのような課題を抱えることも少なくありません。そのため、領域によってもタイプが異なります。
実例
実際に、私の例を用いてシートの見方を試してみましょう。
私の場合はこうなりました。
それぞれ見ていきます。
①緊急性
生存にかかわる、片付け・健康管理の領域が緊急性としては最も高いです(Lv3)。
遅刻・課題も得意ではないですが、生存にかかわらないのと、怒られることを許容すれば()困らない、なんだかんだ退学にはなっていない、周りのサポートを得やすい、などの理由から、Lv2扱いです。時期や環境によってはLv3になるかも。例えば就活の時期であれば、他二つもLv3になるかも。
②かけたい労力
「課題」と「片付け」がLv3で最もこだわりが強いです。自分の理想を達成したいという気持ちが非常に強くあります。
対照的なのが健康管理で、Lv1です笑。とりあえず生きていればいいという感じ。遅刻は周りと良好な関係が築ける程度がいいので、Lv2かなー。
③タイプ
片付けと健康管理はコアラ。遅刻と課題はリスですね。
ただ健康管理はリスっぽい部分もあるので、とにかくどの領域でも「忘れないこと」がまず大切になります。ただ、体力/気力の問題もありそう……。
総合評価
総合的に、「片付け・家事」が非常に重要であることがわかりました(緊急性・かけたい労力ともにLv3)。これがコアラタイプに該当するので、体力や気力のなさについて、いろいろ付き合い方を試してみる必要がありそうです。
一方、他の課題もまあまあ重要(緊急性Lv2〜3)であり、これらはリスタイプの要素が強いので、全体的な傾向としては「忘れないこと」を意識した仕組みづくりが大切そう。リマインダーを活用したり、周囲の協力を得たりすることが大事そうです。
自分としてこだわりが強いのは「片付け・家事」と「課題・仕事」になります(どちらも自己実現的でクリエイティブな要素が強いため、私をよく知る人からすれば、さもありなんという感じかもしれません笑)。そのため、この領域では「自分の理想はそもそもなんなのか」ということをしっかり把握する必要があります。
一方、遅刻や健康管理については、「自分の労力を最大限カットして、それでもなんとかなる仕組みづくり」が重要になりそうです。
駒場祭コンテンツ公開
この記事を読んでくださった方、そして2023年の駒場祭展示に来てくださった方、本当にありがとうございました!
そしてそして!
2023駒場祭展示で制作したものを、ここにどどんと公開しちゃいます〜!
駒場祭にいらしたみなさまも、今回はいけなかったよ!というみなさまも、じっくりお読みいただけます。
ぜひぜひ、ダウンロードしてみてください〜🙌
終わりに
後編(ずぼら分析シート&駒場祭の開発秘話)は今絶賛執筆中です!!!!!
駒場祭までに書き終わらなかったよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!😭😭
公開されたらX(Twitter)やInstagramでも告知をするので、
ぜひフォローをお願いします🙏
最後に、改めて団体紹介です!
私たち「ずぼらのメガネ」は、こんな感じで活動しています↓
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・目標:「ずぼらが生きやすい社会」を作ること!
→そのために「ずぼらが楽になる環境」を研究し、発表する!
・活動内容:
①「ずぼら」についての研究
→当事者研究や障害学、質的心理学などの学問体系を援用しながらも、「自分たちの日々の体験」を大事に、ボトムアップで「ずぼら」について研究しています!
②展示会やワークショップなどの開催
→直近だと、11月頃開催予定の東大の文化祭「駒場祭」に参加します!
②「ずぼらな人向けに情報を提供するメディア」の運営
→こちらのnoteとTwitter(@glassforsloppys)で発信していくので、よければフォローしてください✨
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以上です!後編もお楽しみに!
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