信玄誠司は何科だったのか?
最初に書いておくが、これは自衛隊についてちょっとだけ詳しい人が書いてるから間違いがあっても許してほしい。
また信玄さんに関して、こんな情報があったよ!というのもあると嬉しい。
また考察なので鵜呑みもしないようにしてほしい。
アイドルマスターSideMは多くの「理由あってアイドル!」がいる。
その中でも僕は渡辺みのりという元お花屋さんのアイドルを担当しているが、推しは別にいる。
元自衛官のアイドル、信玄誠司だ。
自衛隊時代にケガをして自衛隊を退官し、その後アイドルになったという経歴を持つアイドルだ。
一応、自衛隊では職を辞めるときは退官という言葉は使わない。
退職が本来は正しいが、本人が退官したと言っているので退官にする。
でも、僕は疑問に思ったことがある。
で、その疑問というのはこれだった。
「信玄さん、何科だったんだ……?」
という理由で信玄さんが自衛隊で何科で、何をやっていたのかを考えていくことにした。
陸上自衛隊の職種について
まず陸上自衛隊についてだが、全隊員が戦車に乗ったり、大砲を撃ったり、銃を撃ったりして戦うわけではない。
隊員はそれぞれの専門分野のエキスパートとして育成をされる。
大砲を撃つものは大砲を撃つものとして。
戦車に乗るものは戦車に乗るものとして。
銃を持ち戦闘をするものは銃をもって戦闘をするものとして。
最初、自衛隊員に入隊した際、3か月の訓練を行い、その後それぞれの隊員は専門的な教育を受ける。
そして3か月後それぞれの分野のエキスパートなった隊員たちは陸上自衛隊員としての任務に当たる。
自衛隊ではそういったものを「職種」と呼ぶ。
職種は2021年現在15職種(一般向けでは特科を2つにわけて16としている)あり、またその中から戦闘職種と後方職種に分けられる。
以下はそれぞれの説明を記したもので、興味のない人は飛ばしてほしい。
戦闘職種
戦闘職種とは文字通り戦闘をする職種のことで、いざ戦いになったら前線に赴き、実際に事を構える。
多くの人が思い浮かべる自衛隊といえば、おそらくこの戦闘職種だと思われる。
普通科
陸上自衛隊の根幹をなしている部隊で、銃や迫撃砲、対戦車ミサイルなどを持ち前線にて戦う職種。
狙撃をするスナイパーやパラシュートで飛び降りて攻撃をする空挺という特殊な部隊もあるがそれも普通科。
機甲科
陸上自衛隊の中で戦車に乗って攻撃をする部隊がここの機甲科。
バイクに乗って偵察をする機甲科偵察という部隊も存在する。
ゴジラシリーズでは戦車はやられ役として出演することが非常に多い。
特科
特科は運用方法により2つの職種に分かれている。
野戦特科
陸上自衛隊の中でも主に大砲を運用する職種で、前線で戦う普通科の支援や、相手の艦船に対して攻撃を行う職種。
簡単に言ってしまえば砲兵である。
高射特科
陸上自衛隊の中でも対空攻撃を担っており、航空自衛隊の戦闘機や海上自衛隊のイージス艦が撃破できなかった航空機やミサイルなどの迎撃を担っている。
施設科
橋を架けたり、鉄条網や地雷を用いて相手の攻撃を妨害したり、相手の地雷原を処理して攻撃をする部隊の道を作る職種。
道路などの建設もするため海外派遣の主力になることも多く、災害派遣も中核になって行動することも多い。
ただし、施設科は後方職種としても扱われることがあるし、また戦闘職種としても扱われることがある。
後方職種
戦闘職種が前に出るなら後方職種は縁の下の力持ちと言ったところ。
前線で戦おうにも弾がない、武器が壊れた、テントが足りない、怪我人が出た……。
そういった状況に陥らないために補給物資などを運んだりする。
航空科
航空機のなかでも特にヘリコプターを用いて偵察や前線の支援、人員の輸送などを行う職種。
一応、普通のプロペラ機も数機保有している。
情報科
ドローンなどを用いて情報を収集し、地図を作成したりする部隊。
が、機密性が高くよくわかっていない。
通信科
無線通信や有線通信を行う。
暗号などもここで作成をすることがある。
システムの運用や開発も行うことがある。
武器科
戦車などが故障した場合に修理を担当する。
また第二次世界大戦の際に爆発しなかった爆弾を処理する不発弾処理も武器科が行う。
なお不発弾処理において殉職(職務中に死亡をすること)は起こってない。
需品科
燃料や食料、備品に給水などの必要物資の補給や整備を行う。
災害派遣などで風呂を炊いたりする場合もある。
輸送科
大型のトラックなどを用いて人員に武器や弾丸を輸送する部隊。
非常に長い距離を運転することもある。
トレーラーの後ろに戦車を載せているのを見かけることがあると思うが、それを運転しているのが輸送科の隊員。
化学科
毒ガスや生物兵器、核兵器などに対して検知や除去を行う職種。
地下鉄サリン事件や東海村JCO臨界事故、福島原発事故の対応などを行った。
警務科
自衛隊の中で事件や規律の違反が発生した時に動く。
外国から国賓が来日した際に儀仗を行う儀杖隊もここに含まれる。
会計科
自衛隊の中でもお金の関係を担当する。
給料などもここが管理をする。
衛生科
傷病者の怪我を治療したり、医療を行うことが多い。
所謂衛生兵。
歯医者もいる。
音楽科
隊員の士気高揚、儀式のための演奏、広報のための演奏などを行う。
音楽学校のスーパーエリート達が入ることが多く、腕は超一流。
信玄誠司は自衛隊でどのような活動をしていた?
信玄さんは自衛隊でどのような活動をしていたか。
まず信玄さんの背景を追っていく。
まず信玄さんは自衛隊に入隊したと思われる。
まあ元自衛官!って言ってる時点でそうなのだが。
それでは、信玄さんがどの自衛隊にいったのかを色々なカードやセリフの端々から読み取っていくことにする。
まずはリメショの腕相撲をしている隊員、緑色の迷彩服を着ている。
自衛隊では迷彩服を採用しているのは周知の事実ではあるが、自衛隊によって迷彩服の色は違う。
海上自衛隊は青(海上迷彩)、航空自衛隊は白を用いている。
また、【サバイバーズ】では「ギリースーツ」「ドーラン」という発言もあった。
「ギリースーツ」というのは主にスナイパーなどが使用する装備で、ジャケットなどに細かい布や毛糸を張り付けて相手から見えないようにする、という装備だ。
これがギリースーツを着用しているスナイパー。(wikiより画像を拝借した)
「ドーラン」とは顔に緑や黒、茶色の顔料を塗り顔にも迷彩効果を施すもので、非常に見えにくくなる。
これらは海自や空自では基本的に使うことはない。
また【ジョブ☆チャレンジ】では「キュウマル式戦車」と「軽装甲機動車」という発言があった。
「キュウマル式戦車」とは陸上自衛隊機甲科の主力戦車である「90式戦車」であることは容易に想像がつく。
またウィキから拝借したが、これは海自や空自ではもちろん装備をしていない。
「軽装甲機動車」は自衛隊においての装甲車で、空自も装備をしている。
ウィキより拝借。
さて、ここから信玄さんは陸上自衛隊の装備に詳しいことがわかった。なので恐らく信玄さんは陸上自衛隊に入隊をした、と考えられる。
では信玄さんは何科だったのか?
【頼れる兄貴】では戦車と登場をした。
ここだけ見れば「戦車と映ってるし、機甲科?」と思うかもしれない。
だが戦車と一緒に動く部隊もいないことはない。
だが、実は他のカードの中には「ロッククライミングをした」「脱出訓練をした」という発言がある。
「ロッククライミング」と「脱出訓練」というと大半の自衛隊員がやったように思われるかもしれない。
と思ったら大間違いで、ロッククライミングをするのは機甲科偵察やレンジャーが。
脱出訓練に至ってはものによるがレンジャー以外やる部隊を僕は知らない。
えっ、もしかして信玄さんレンジャーの徽章持ってる可能性出てきたんだが……?
レンジャーについて説明をする。
レンジャーというのは、陸上自衛隊員のなかでもさらに選抜された特殊な隊員のこととされる。
レンジャーと言えばめちゃくちゃ厳しい訓練をすることで有名で、その目的は……。
挺進行動の能力を付与するため、天候・気象に関わらず、長距離かつ数昼夜に渡り諸種の悪条件を克服して任務達成すること
ガッツリ噛み砕いて言うと、「少数の人間で雨だろうが雪だろうが数十キロ歩いて、ほぼ不眠不休で水も食料もめちゃくちゃ少ない状態で攻撃とかしろよ!」ということだ。
ここまで書いて、まさかまさかレンジャーの徽章を持っている可能性が考察された。
信玄誠司はおそらく……。
信玄さんのセリフで、「後方支援はまかせろ!」というセリフもある。
後方支援をするというなら、後方職種をするための部隊で活躍をしていた、ということが考察ができる。
しかし、信玄さんはセリフの一部からレンジャーなのかもしれないことも言っている。
さらに信玄さんは海外派遣にも参加していることがわかる。
海外派遣をされる後方支援の職種、さらにレンジャーをとってもおかしくない職種と考えると、ここまで出した職種の中ではひとつではないかと考える。
施設科だ。
施設科は非常に厳しい訓練をすることでも有名で、戦闘職種のようではあるが後方職種のようでもあるとも言われている職種で、自衛隊の中では非常に大きな役割を担っている職種だ。
海外派遣においても全派遣において約3割(5千人)が施設科隊員が占められ、また災害派遣においても建設機械や重機を用いて人命救助などを行う。
水害においても、船を使用し移動を行い救助を行うなど、人命救助において非常に大きなアドバンテージを有している。
しかし、いざという時には前線よりもさらに先、敵の目の前で活動を行う場合もあり、また前線より離れた場所で活動を行うこともある。
ここまで書いて僕の考えた結論は以下の通りだ。
信玄誠司は施設科の陸上自衛隊員だった。
最後に、施設科には特有の教えである「施設科精神」を書き、これを終わりとする。
施設科の隊員は、使命に対する自覚と誇りを持ち、常に技術の練磨と創意工夫に努め、周密機敏にして堅忍持久、よく他部隊と協同連携し、身を挺して積極的に任務の必遂を期さなければならない。
また、地形に習熟し、器資材を活用愛護しなければならない。
以上だ。
※一部指摘をうけ修正。