指の話
最近よく指がつる。中指と薬指が多い。
足はよくつるけれど指は初めてだった。 必ず仕事中だ。
ステンドグラスのパネルの制作には指に力を入れる作業が多いのだ。
これは職業病の一種かと諦めている。治療といっても水分補給とツムラの68番を思い出したように飲むことくらいしか思いつかない。要するに血流が悪いのだと思う。運動不足もあるし、もしかしたら最悪の場合糖尿病からくる神経系の症状かもしれない…などといかようにも悪くとれるのだが、今の所は楽観している。
何か指の運動はないものかと思っていたら…テレビで「駅ピアノ」という番組を偶然観た。チェコのプラハ駅、ロスアンジェルスのユニオン駅、アムステルダム駅(煉瓦作りの古風な駅で東京駅と姉妹駅だそうだ…初めて知った。)などまとめて放映されていた。駅に自由に弾けるピアノが置いてあり、行き交う旅行者や地元の人たちが好きな曲を弾いていくのがカメラにおさめられている。
プロの現役もいれば、独学で覚えた人もいる。子供も居れば老人もいる。ジャズもあればクラシックもある。フランシス・レイもあればピンク・フロイドもある。とにかく皆楽しそうに好きな曲を自由に弾いているのだ。
そうだ!ピアノを弾こう!
もう指使いやテンポを気にしなくてもいいのだから!!
誰も聞いていないし(笑)
そういえば友人が50年ぶりにピアノにはまって、毎日ベートーベンの「悲愴第2楽章」を弾いていると言っていたけれどその後どうなったのだろう…。
私は大好きなバッハのゴールドベルク変奏曲アリアから始めよう!!