みかん園に1区画だけのキャンプ場開設#5 トレーラーハウスを搬入
みなさん、こんにちは。
標高500メートルの山上のみかん園に、先日ようやくトレーラーハウスを搬入しました。
私がキャンプ場を開設するのは省農薬でみかんをつくっている農園ですので、搬入するのも、できるだけ農園に不可をかけないことが前提となります。そのため、開設予定地はトレーラーハウスを入れるのに足るスペース分を整地し、周りの斜面には手を入れない。
また、このような車両やコンテナハウスを設置する多くの場合は、引き込みが容易なように導線を整えたりするものですが、それも基本的にはなし。
搬入を手伝ってくれたみなさんが、力技で、なんとか。
作業は11時前に始まったのですが、数センチ単位で車体を動かし、角度を調整したりしているうちに6時間が経過。
設置場所へ収まったのは、夕方の4時を過ぎた頃でした。
トレーラーハウスの内部はすべての設備を取り外し、フローリングのみにしています。オープンしたら室内に小さなテーブルとイスを置き、利用してくださる方々にくつろいでもらえる場所にします。
設置してみて、方向性を修正しようと思ったのは、トレーラーハウスの外装です。この車両は1963年製なので、塗装がもうボロボロです。それを搬入後にリペアする予定だったのですが、こうして置いてみると、車体のこの朽ちかけている感じも悪くないなぁ、と思えてしまい、とりあえずこのままにしておこうと決めました。
山の恵みが採れ始めました。
さて、2月中旬のみかん園では、農園主がみかんの木の剪定を日々行っています。
と、その足元では、小さな春の訪れが芽吹いていました。
低い雑草の中に、ふきのとうがたくさん芽吹いています。
5分ほど歩いただけで、20個近く収穫できました。農園全体が省農薬なので、このふきのとうも、安全に食べられます。
来年の今頃は、ふきのとう摘みキャンプを受け入れよう、フレッシュなふきのとうの天麩羅や、ふきのとう味噌づくりなども楽しんでもらおう、そう決めています。
ちなみに、農園キャンプ場にチェックインしてしまうと、また外へ出る面倒はありますが、この時期の周辺の夕景も絶景です。
雲の流れ、風の温度の変化、鳥の声、いろいろなことを感じてもらえる。そんなキャンプ場になりそうです。
これからオープンまではあと1か月半ほど。通うたびにまだまだ発見がありそうで、それらを、来年訪問していただけるお客さんに紹介していくためにひとつ一つ整理しておこうと思います。
ではまた。来週からは、ウッドデッキの整備に入る予定です。
バイオトイレは現在まだ洋上、薪風呂は着々と製作が進行中です。