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機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginningを見ました(ネタバレ有り)

注意

※視聴後の感想のためネタバレしかありません。見ていない方はいますぐ見に行ったほうがいいです マジで





はじめに


皆様如何お過ごしでしょうか。体調を崩しやすい季節ですのでお体ご自愛ください。
さて、「機動武闘伝Gガンダム」を4歳のときに図書館で見てからずっとガンダムを追い続けてきた純粋培養のガンダムオタクかつ、小学5年生のときにゲーセンの「CR新世紀エヴァンゲリオン 奇跡の価値は」を打ってからずっとエヴァを追い続けてきたエヴァオタクのため、真っ先に本日公開の「機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning」を見に行ってきたんですけれど

おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!庵野!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!お前やったな!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


「機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning」例のパート感想

予告の映像の時点でガノタであれば「あれ…?これもしかして宇宙世紀…?しかもジオン勝利IFなのでは…?」ということは察してしまうのが悲しい性だとは思いますが、そんなギレンの野望みたいな作品をあのスタジオカラーと鶴巻監督、そしてあの庵野秀明が作るという話を聞いた時点で
うっひょ~~~~~~~~~~~~~~!!!!!楽しみだけど恐ろしい~~~~~~~!!!!!
という気持ちになっていたのも皆さん同じだと思います。
とはいえ、メカニックデザインの山下さんは庵野秀明は援護射撃くらいにしか関わってないよって言ってたし時々庵野味がするくらいなのかな?という予想を持って劇場の椅子に座り、針が落ちる音とかジェット機の轟音を聞かされた後本編が始まると


人類が増えすぎた人口を宇宙に移民させるようになってすでに半世紀が過ぎていた。
地球のまわりの巨大な人口都市は人類の第二の故郷となり,人々はそこで子を産み,育て,そして死んでいった。

宇宙世紀0079。
地球に最も遠い宇宙都市サイド3は,ジオン公国を名乗り地球連邦政府に独立戦争に挑んできた。
この1ヶ月余りの戦いでジオン公国と連邦軍は,総人口の半数を死に至らしめた。
人々は,自らの行為に恐怖した。
戦争は膠着状態に入り,8ヶ月余りが過ぎた。


おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
どう考えてもこれは庵野だろ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


……いや、でも決めつけちゃいけない ここから新しいガンダムが見られるはず

(もうご丁寧なファースト1話の流れと皆様御存知シャア・アズナブルとシャア専用ザク)

おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

(シャアがガンダムとホワイトベースを強奪し、ファーストの劇伴とともにシャアがもう好き勝手やりまくるジオン勝利RTAの様子が流れる)

おい!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
止まれ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!


というわけでまあもうびっくりするくらい庵野の味がする。シンの芳しい香りが漂ってくる。確かに鶴巻監督が決めてるとも言ってたけど鶴巻監督が「ジオンIF作りたいんで庵野さんシンガンダムの部分作ってよ笑」って言ってる可能性は考慮していなかった。
それにしても「シャアならマニュアルなくても技術があるんだからアムロがあの時できたことくらいできるし何ならもっとスマートにやるだろ」みたいな主張を感じるし「それはそれとしてシャアも坊やなんだから慢心とか油断するのは外せないよね」って言われている気もする。
あとジオニックの現行の開発を打ち切ってガンダムのリバースエンジニアリングやるぞ!→でもツイマットの開発は継続してるからドムはおるで~~~~の流れとか、ドズルが死んじゃってギレンお兄ちゃん悲しくなっちゃったからちゃんと戦いは数の言葉に従ってビグ・ザム量産するね…とかどう考えてもギレンの野望みたいなことがしたかったスタッフのこれやっちゃいましょうよ!!!!!!!!!!!!!!!!!感が出すぎていると思うしおれらが見たかったのってそういうのなんだよね…!!!!って感じなのでもう仕方がない。
まあなによりここで一番印象に残ったのはシャリア・ブルの大出世だと思う。
シャアの信頼できる右腕って設定はもともと小説版にあったものだと思うんだけど、令和のキャラデザパワーによって年齢に見合ったイケメンになったシャリアがまあシャアと合う。しかもシャアの「刻が見える」という最後の言葉が呪いになってシャアの幻影を追い続ける男になるのは駄目だろ。パワーが有りすぎる。
結局シャアはRTAしすぎてサイコミュが謎オブジェクト起因の謎の暴走して逆シャアやUCのようなとんでもない奇跡を起こしてソロモンの衝突を避けたわけだけど、本人からしたらそうなるきっかけは偶然の出会いによるアンラッキーな上結果についても全然望んでないしそうなったせいでキシリアはピンピンしてるしでこんなに不憫すぎることないだろ普通。今回のシャア多分そんなに謀殺とかしてないんだぞ。

というわけでシャアとガンダムは行方不明になりジオンは勝利してジオン側の主要キャラは結構生き残ってる状態で始まるのが今作ですよという濃厚すぎる前説明を浴びた。正直この時点で腹9分目くらいまで行っている。




「機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning」本編パート感想

そんな状態から始まった本筋については、急に庵野の味が薄くなりこれはスタジオカラー(というか00年代前半のガイナックス)が作るガンダムだな…って感じの味がすごいする。本当に本編は時々口出すくらいなんだろうな庵野…
急に出てくるマヴって単語の軽さとかマチュの目的、シュウジの謎さ加減あたりがいつものガンダムからは出てこない感じだったり何より画作りがめちゃくちゃスタジオカラーの画。
戦闘についても基本はスタジオカラーのカメラグワングワンバトルって感じだけど節々でファーストらしさを出さなきゃねって画を入れ込んできてこういうことがやりてえんだなこいつらは…ってのが伝わってきた。
ただ、スタジオカラーっぽさは強いけどその一方でファーストのキャラが引き続き出てきたり、新米テストパイロットとかパイロットに反応してコクピットが変形する仕組みみたいな他作品で見たような内容も入ってきたりしてこの作品は本当にガンダムか?って聞かれたら間違いなくガンダムだと思いますと言えるくらいにはちゃんとガンダムらしさもある。
ただ個人的には現時点の感想としてマチュのキャラクター性はあまり好きじゃないかもな…って感じはする。たぶんこれから成長していくとは思うんだけど今のところただただ危ないところに自分から首突っ込んでかき乱していくヤバいヤツって印象が強すぎる。
ジークアクスの機体デザインはただただカッコいい。というかお前もユニコーンみたいなシステムだったのね…
ガンダムやザクのデザインについてもサンライズからは出てこないデザインだよなあと思いつつ、定期的にガンダムがエヴァになりかけているシーンがあったのでやっぱりスタジオカラーのロボットはエヴァが根っこにあるんだなあとは感じた。
個人的に好きだなって思ったのは結局ジオンが勝ってもスペースノイドの生活は豊かにならなかったってところ。
そら中立コロニーに入ってめちゃくちゃやったような奴らが勝ったって豊かになるのは自分らの周りだけだわな…ってのは昔から思ってたので今作のジオンに対する評価はこうですよってのを早々に提示していただいた感じで安心できる。
あと米津玄師が今回もしっかり解釈バトルを仕掛けてきましたね…
我々は一体どうすればいいのでしょうか 今年はもうメダリストで米津玄師に一敗してるんですよ 助けてください 米津玄師にオタクマウントを取られて精神を殺される
あと挿入歌は星街すいせいで普通にビックリした。
ガンダムもそういうアーティスト使う時代なんだ…
って気持ちと
でも星街は普通にアーティストとしてすごいしな…
という気持ちと
そもそも星街すいせいって名前がガンダムすぎるかも…
という気持ちが流れ星のように流れていきました 彗星ですね
おなじみ主人公のガンダム起動&初陣とクランバトル&マヴの説明をして本編は終了って感じだったので実際の設定についてはそれ以降の話で語られるんだろうけど、今のところはもう期待できるところしかないです。絶対面白い。




最後に

色々と無法すぎてもう一旦文字に起こして整理するしかねえよな!!!!!!って感じの作品だった。
これ去年のこの時期もガンダムでやっていたので2年連続の快挙です。
3年連続にしたいからサンライズは早く来年の1月に閃光のハサウェイの映画を公開しろ。カラーさんがなんとかしているうちに。
とりあえず見た人はコメントとかでもなんでもいいから感想を教えてほしい。どうせお前らは絶対俺よりガノタだと思ってるから。絶対にもっと語りたいことなんてあるんだろうから。だって宇宙世紀だし。

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