猫の純血種は飼うべきではないを、どう思いますか?(34歳女性)
リンダ。。さん。《ノルウェージャンフォレストキャット》という猫をご存知ですか? 大きくてゴージャスな感じの猫です。私はこの猫を飼いたくて、いつかいい子に巡り合うのを夢見てコツコツとお金を貯めてきました。ペットショップで見かけると大体20万円前後、ブリーダーから飼うと30万円くらいするみたいです。その話を猫好きな友人にすると「あんたみたいなことを言う人がいるから、捨て猫が増えるんだ。猫は買わないでボランティアか譲渡会から譲り受けるべき」と、言われてしまいました。そういう彼女は、保護猫を4匹飼っています。でも、私はどうしても、憧れのノルが欲しくって。リンダ。。さんちの猫ちゃんは純血種ですよね。それって、こだわりがあって飼われたのでしょうか。また、そういう意見をどう思われますか?
34歳 女性
あたくしの、これまでの人生で飼ったペット頭数は、幼少期の頃から犬猫合わせ覚えているだけで、ざっと20頭くらいです。
生まれて2ヶ月で夭逝した子、先天性疾患で方々手を尽くした甲斐なく逝ってしまった子。古くはフィラリアもありました。もちろん老衰も。
あたくしの元で育てた子たちは、短い長いに関わらず、臨終の瞬間まで見届けてきました。
譲り受けた子・拾った子・迷い猫・保護した野良犬等さまざまでしたが、ここ30年くらいは純血種です。
それには理由がいくつかあります。
一つは、うちの近所には野良猫も捨猫もいないということ。
もう一つは、20年近く生きる命は、やはり自分と相性の良い子を自分で選んだ方が、あたくしにとっても飼われる方にとっても有意義だと思うようになったからです。
購入は専らブリーダーから、できるだけ産まれた子の両親を見せてもらい
(”できるだけ” というのは、例えばキャッテリーには雌しか置かず、ヒートの時期に他舎の雄と架けるケースもあるからです)
リクエストだけでおまかせはしないで (それができないところからは購入しません)、必ず自分の目で個体を確かめ抱き寄せてから決めています。
兄弟姉妹も見せてくれる良心的なところだと、なおいいですね。
迎えた子の中には、女の子を希望していたのに、男の子を迎えることになったり、そんな気はなかったのに、どうしてこのタイミングで。。というケースもありました。ですが…
そのすべてが ”縁” だと、あたくしは思います。
中でも、一番自分でもとんでもないこと! と思いつつ不思議な縁で繋がったのが、年明けに迎えたデボンレックスのルーナ (写真 通称 : ルナ坊) です。
ルーナという名前は、満月の日に成約し満月の日に迎えたため《月》にちなんだものです。
デボンは、まんまるふわふわ好きの日本人にはウケの良いタイプの猫種ではありません。ですから、ペットショップではまず、お目にかかれません。
ブリーダーの数も少なく、加えて、個体差がものすごくあるので、欲しい人は大枚を叩いてでも (器量良しの子は50-60万円の値が付きます) 好みの子を購入するのでしょう。好いなと思う子は直ぐに売れてしまいます。ちなみに、アメリカでは5,000円だそうです w
もとより、生体を50万も出して買うなどというのは、あたくしにとっては現実離れした話なのですが。
ところが、と、あるサイトで、ずーっと気になって、折につけ覗いていた子がいてー
あ、まだいる。まだ売れてない…と。じわじわと値が下がり、年明けに半値以下になったところで、家族会議。
正直言って、飼う予定はまったくありませんでした。それでも、どうしても心に引っ掛かって。。
うちには、すでに先住犬のビート (トイ・マンチェスターテリア ♂ 4才) と 猫のハバナ (シンガプーラ ♀ 3才) がいます。
時に、ダイヤモンド・プリンセス号でコロナが発症したと大騒ぎをしていたさなか。しかも、ブリーダーは愛媛県の松山です。
あと、1週間遅ければ、どんなに気に入ろうが、+α で新しい子を迎えるなぞあり得なかった。
遠方から迎えに行くからと、さらに価格交渉をし、そっからはとんとん拍子。きけば、何人もオーナー候補者はいたそうで、それでも成約に至らなかったとか。
迎えたのは生後9ヶ月目。ペットショップなら、そろそろ展示されなくなる、ぎりぎりの時期でした。
だもんで、あらかじめ近所の病院で予約をし、着いた翌日には去勢手術を決行!
慣れないおうちで、わけもわからないまま突然タマタマを摘られ、生まれて初めての不自由なエリザべスカラー。
これまで、たくさんの兄弟と一緒に暮らして来たルナ坊は、就寝のため部屋の灯を消すと、ケージの中で独りきり3~4日は切ない声で夜泣きをしていました。
だからといって、あたくしは過剰に手をかけたり可愛がったりはしません。
9ヶ月といえばそこそこのお兄ちゃんです。後住の立場をわきまえて、自分自身で先輩たちとの距離感をどうとっていくか考えてもらわなきゃ。
生家がどうあろうと、うちにはうちの作法があります。とりわけ、宅には女王《ハバナ》がいます。カノジョの地位を脅かす存在になるようなことは、けっしてあってはなりません!
けれども、あたくしのスパルタ放置教育をよそにワンコの《ビート》はなにかと世話をやいてやっていました。かように、ほっといても彼らの社会は勝手にできてくわけです。
あたくしが、ペットをブリーダーから購入する理由は、自分好みの子を迎えたいも然ることながら、特別に手を掛けなくても社会性のある良い子に育つからです。
ブリーダーの元で、生後2ヶ月あまりを兄弟たちと伸び伸びと遊んで育った子は、あたくしの経験上、おおらかな子が多いように感じます。
ペットショップで売られている子は、ひよひよの頃から小さなガラス箱の中で過さねばならず、あれはあれでストレスかと。
一方。野良猫は、死と隣り合わせのサバイバルです。中には、生きて行くことに必死だったがゆえに人になつかない子もいます。
もちろん、愛情をかけて育てれば、やがて信頼関係が生まれ強い絆で結ばれるというのは、それはそうかも知れませんが。
別に、ペットなんですから、好みで選べばいいのではというのが、あたくしの考えです。
保護猫ボランティアや預りボランティアの方々には、本当に頭が下がりますが、
ペットの命に責任を持って一生飼うということと、捨猫の保護とは分けて考えるべきかと。
もちろん、飼ったからにはその子の親として責任を持ち、大切に育てて行くということが前提であるのは言うまでもありませんが。
日本猫が好きだとか、ミックスが味があって好きという人はそういう子を飼えばいいのだし、あなたのように強いこだわりがあってノルウェージャンを迎えたいのであれば、それでいいと思います。
なにより「ああ、この子だ!」という子に巡り合えたなら、愛情の注ぎ方も違いますしね。
さてー
早いもので、ルナ坊を迎えて8ヶ月。今ではすっかりうちの子です。
天真爛漫で遊び好き。3階立てのケージに、まるでエテ公のようにスルスルとよじ登り、雄叫びを上げながら1日中家の中を走り回っています。
大好きなオネーちゃんを追っかけまわしてはちょっかいを出し、そのたびに返り討ちにあってもまったく怯む気配なし。
それもふたりのコミュニケーションの一環なので、基本、好きにさせていますが、ルナ坊があまりにしつこいと、バナさんは
「オカーさーん! ルナをなんとかしてー」
と、叫ぶので、そんなときは間に入ってバナさんを救出します。
でも、猫って本当に仲が悪ければ同じ空間にすらいないですからね。
一歩外に出たら、バギーの上でこれこのとおり(笑) カフェのテラス席で食事も一緒に💛
バギーでカフェへ、だなんて猫のありさまじゃない?
ええ、たいがい2度見はされますね。そりゃあ…あなた。魔女の子どもたちですもの。
A glamorous day for you。。
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