営業電話をかけるのが苦手です（26歳男性）

これまでバックオフィスの仕事をしていましたが、この春から営業メインの部署に配属されました。商材は会計ソフトです。とはいえ、4月からコロナの影響で在宅ですし、営業で外に出ることもままなりません。必然的に電話でのアプローチが主になります。あらかじめメールを送り、後追いで電話をかけるという業務を行っているのですが、僕はこれがとても苦手です。どうしてこんなに苦手意識を持つのか考えて対処しようと思うのですが、よくわからないんです。顔も見えないんだし、電話なんだし別にいいじゃん。ひどい対応でも「あ、そうですか。失礼しました」と思うだけでいいはずなんですが、誰だこいつと思われてるだろうな、忙しいのになんなんだと思われてるだろうなと、どうしてもビクビクしてしまいます。せっかく配属されたからには頑張りたいのですが、何かコツや、どのようなマインドで臨めばいいのかアドバイスいただけないでしょうか。
26歳 男性

電話でモノを売ろうとするからですよ。

逆の立場で考えてごらんなさい。あなた、突然のセールスの電話で何か売りつけられて、買ったりします？

買いませんよね？

《Facebook》や《LinkedIn》で、友だちリクエスト や つながりリクエスト が送られてきて、承認したとたん、一方的にビジネスの話をしてきて「ご興味ありませんか」なんてのも一緒。

見ず知らずのあンたが言うことに、キョーミなんて持つはずないじゃん！

…でしょ？

「忙しいのになんなんだと思われてるだろうな」そりゃそうよね。

不躾な電話ですから、思われても仕方がないです。けんもほろろのガチャ切りもあるでしょう。

50件ｰ100件かけて １件でも相手をしてくれれば大ラッキー！

まずは、そのマインドで取り組むことです。

ですが、電話でセールスって、それなりに効果があるからやるんですよ。

ＩＴリテラシーの時代においてもなくならないのは、やり方によっては確実性が高かったりするのでね。

面識のない人に電話を掛けて、まずやらなければならないのは、相手のお困りごとを聞くこと。

ひたすら感じよく誠心誠意心を込めて。。５分話し、10分話し…相手が気持ちよく話をしてくれたなら、相手の方から

「で？ オタクは、何の御用なの？」

と、逆に訊いてくれますよ。

そのタイミングでもまだ、商品を売ろうとしてはダメです。

「お話を伺った中で私どもがお役に立てそうなことがあるかどうか、市場調査や情報収集をした上で、一度お目にかかりたいのですが」

あなたとの電話で、気持ちよく話ができた相手が「そこまで言ってくれてるんだから会うくらいはいいか」と思ってくれれば占めたもの。

ついでに言うと、一度会ったくらいでモノが売れると思うと大間違いです。そんなに世の中甘くありません。

時間をかけて (かけ過ぎないように) じっくり顧客の懐に入り込み、あなたの人となりを知ってもらい、しっかりと信頼関係を結んでから初めて商品を買ってもらえるのです。

たとえ買ってもらえなかったとしても、それまで積み上げてきたあなたのプライスレスの信用は

そこの会社だけに留まらず、そこからクチ込みで紹介してもらえたりもするんですよ！

会ったこともない会社によ？ 電話セールスなしによ！
ねえ。それってスゴイことだと思わない！？

営業とは商品を売るのではないの。あなた自身の信用を売るのよ。

お客さまが「同じ会計ソフトを買うならあなたから買いたい！」と思ってもらえるように精進する。

それこそが営業の醍醐味ですよ！

A glamorous day for you。。

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