チームビルディングにどう役立つの?!「正解がない時代のビジョンのつくり方」
2023年11月に発売された「正解がない時代のビジョンのつくり方」。この本の中には、チームビルディングに効果的なビジョンづくりのヒントがいっぱい。その一部を覗いてみましょう。
トップダウン型のビジョン浸透ではなく、
自分たちでつくり広げていくビジョンづくり
この本では、自分たちらしさから始める、ビジョンづくりの6つのステップが解説されています。
●目次
序章 なぜいま、ビジョンが大切なのか?
ステップ1 自分たちらしさを探索する
ステップ2 未来の社会像をイメージする
ステップ3 未来の自分たちの役割を見つける
ステップ4 未来の風景を描き出す
ステップ5 未来の自分たちを語り合う
ステップ6 試しながらアップデートする
終章 共創する社会に向けて
付録 ビジョンづくりの計画を立てる
中でも、ステップ5「未来の自分たちを語り合う」は、とても重要なステップなのに、どんな風に進めていいのかわからない、という方が多くいるようです。たとえば、語り合うためには、「正解がない問い」を設定していくことや「語り合ったものを反映する未来地図」、ビジョンマップが必要となります。
こういった、いままで企業では注目されることの少なかった、語り合い、受けとめ合う技術がこの本には書かれています。では、この技術からポイントをざっくりとご紹介します。
1. 自分たちのこと、未来のことを語り合う、ダイアログメソッド
一般的な会議とはちがう、ダイアログ。どんな人を集めて、どんなことをやれば良いのか?語り合うための「問い」は?
参加する人が、心をひらいて語りあえる場づくりをするためには、しっかりとした計画と細心の配慮が必要です。プロのファシリテーターがそのポイントを細かく解説しています。
2. 活動の意味を見出し連携を促進する、一枚絵:ビジョンマップ
自由に語り合い、その意味を見出したり、連携し合うためには、「可視化」の技術が必要不可欠です。なぜなら、今ないものを語り合うときに、それぞれ見えている世界を統一することはとても難しいから。未来を語り合い、共通点を見つけたり連携する可能性を見出したりするために効果的な可視化技法を「ビジョンマップ」のつくり方として紹介しています。
3. 共感を電波させる、ストーリーテリング
ビジョンの自分ごと化にもっとも重要なのは、「人間としての感性に訴えかける」ことです。それには、「一般的には」「会社としては」という主語ではなく「私は」「私たちは」という主語で語っていく方法を大切にしなければなりません。客観性がない、個人の思いつきや、小さな感情こそが、共感を電波させていくために必要です。
ストーリーテリングを成功させていくためにはどうしたらのか?この本では会議の設定方法から、語り方などを紹介しています。
4. 自分たちらしさと向き合い、探究する
この本の最大の特徴でもある「自分たちらしさ」を探索すること。この方法についてもたっぷり紹介しています。また、この「自分たちらしさ」の探索を真っ先に行うことにも、とても重要な意味があります。
正解がない時代では、社会の変化にあわせて右往左往するのは、得策ではありません。自分たちの軸を見出し、自分たちがもたらすことのできる価値に注目していくというアプローチを行います。
まずは、「自分たちさドーナツ」で、自分たちらしさを探してみませんか?
自分たちのビジョンを、自分たちで作ろう!
自分たちの特性を見つけるために、自分たちの仲間とつながるために、ビジョンはとても効果的です。そして、このプロセスそのものが、自分たちの文化を醸成していくことにもつながります。
これからの時代のあたらしい、チームビルディングの方法としてトライしてみてはどうでしょうか?
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