窓辺の魔道具士 炎の煌めき
魔道具士それは、魔道具を創ることを生業としそれを売る者。
新しい魔道具を開発したり既存の魔道具を生産して、ゆっくり生きています。
魔道具は、魔法を使うのを手助けするものである。
今晩は、窓から輝き煌めく星々を眺めながら、新作の魔道具を考えていた。
窓から指をさして、星座をなぞり鳥の心臓を目にした瞬間、目から入った衝撃は、身体中を駆け巡り最後に心に込み上げてきた。赤き蒼炎の感動は、大きなインスピレーションになった
羽ペンをとり、巻いた紙を広げてアイデアのデッサンと設計図を書いた。その魔道具の名は、「蒼炎の煌めき」シンプルな装飾をした十字架のネックレスになる予定だ。
熱した鉄を形に流して十字架を作り冷えるまでにファイアボール(炎系魔法)を打ち込む。
チェーンを通して完成する。
それが出来った感想といえば星座の鳥の心臓に匹敵する、輝く十字架は、蒼炎の貫禄をまといその存在感を確かな物とした。
久しぶりにできた新作を眺め仕事が終わったこともありまたゆっくりと夜空を見上げるのであった。
魔道具士は、窓辺で涼む。
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