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【院進or就職】院進率7割の国立理系大学4年生の僕が迷っている件
タイトルの通り、同級生の7割が院に進む国立理系大学に所属する大学4年生の僕は、院進と就職で迷っている。
この迷いが生まれたのは、大学4年の5月のことであった。それまでは漠然と「周りが行くから院進するんだ」と思っていた。実際そんな理由で行く人がほとんどだと思う。
しかし、大学4年の4月に本格的に研究室生活が始まってから1ヶ月が過ぎようとしていたころ、「あれ?自分研究向いてないんじゃね?」と思うようになった。自分でテーマを見つけることや理系の専門的分野が苦手だと思った。他人にこれやってと言われたことをする方が楽で、そのことがどんなに単純でつまらなくてもむしろ自分にとって楽しくできる。
理系に進んだのも、所属する学科を選んだのも、就職になんとなく有利そうという理由だった。大学に入ってからは、特に学問への興味とかもなく、コロナでオンライン授業だったのをいいことにほとんど勉強せずサボっていた。そのおかげで必須単位を落としたこともあった。フル単した学期は今までに一回もない。だが、不思議なことにギリギリで留年を回避して、ストレートで大学4年生になった。
勉強が好きではなく、研究も好きではない。それどころか嫌気がさしている。勉強してこなかったので皆が理解できるような専門的なことでもわからないことが多く、研究をしようにもできない、といった状態である。過去の論文を検索し、それをざっと読むことでなんとなくその分野を理解したつもりで、これまで研究を進めてきた。
これを書いているのは6月中旬。院試は8月中旬にあるので、あと2ヶ月といったところである。勉強不足の自分には、院試までの時間が少なすぎるのではないかと感じる。今のところ、院試勉強と就活の両方をかじっていてどちらも中途半端である。就活する場合、民間なのか公務員なのか、はたまたとりあえず両方とも志望するのか。
大学のキャリアセンターに相談したことがあり、「大学院行くと可能性広がるよ」「3月までに自分の行きたい方を選べば良いんだよ」ということを言っていただいた。ネットで、理系大学院生を経験した人や自分と同じように院進と就職で迷っている人に、どちらがいいか質問したこともある。だが結局最後に決めるのは自分である。
研究に向いてないから大学院進学しないというのは、自分に甘えているのだろうか。大学院は研究に意欲がある人が行くところであり、自分のような者がとりあえず行くというのは相応しくないのだろうか。