前髪を失った女子大生(本当にあった怖い話)
今でも、鏡を見るたびに思い出します。
ある寒い夜のことです。
大学帰り、女子4人でラーメン屋さんに入りました。
話は尽きず、結局2時間も店に居座り話し続けました。(お店の方は迷惑そうでした。)
帰宅すると、お風呂に入って人心地。
ふとバスルームの鏡を見ると前髪の長さが気になります。
明日は彼氏とデートなので、髪を切ることに。
無心で髪をきっていると、「バサリ」と不穏な音が。
鏡を凝視すると、
「うそだ!」
愛する人を失った主人公が、泣き叫ぶシーンがありますが、そのときはじめて、主人公の気持ちが分かりました。
失って分かる、前髪の大切さ。
今まで前髪が隠してくれていた顔面がむきだしになると、一気に人相が変わります。
ラーメンでむくみまくった顔をまざまざと突きつけられました。
目の前の現実を受け入れられない。
これは夢で、目が覚めたら前髪はもとのまま。
鏡をちらっと見ると、前髪のないちょっとむくんで疲れ顔の女がこちらを上目遣いで覗いています。
「いやー!!!」
閑静な住宅街に響き渡る、20歳女の絶叫。
・・・いやもう、ほんとどうしたらいいんでしょう。
とりあえず書いてみたものの、ますます傷はひどくなるばかりです。
この記事が面白いなと思った方は、いいねとフォローをおねがいします。
いいねの数だけ、前髪の代償だと思って気が楽になります。
どうか、いいねで前髪の供養をしてやってください。
くだらない話をながながとしてすみせんでした。
それでは今日はここらへんで失礼いたします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?