
あの頃の君? 第2話
沢辺「みんなに転校生を紹介します」
??「え!転校生!?どんな人だろうね!」
??「こんな田舎に転校してくるって珍しいね」
??「楽しみですね!どんな人でしょう?」
??「めっちゃかわいい子とかちゃう?」
??「それ自分の希望やろ?笑」
??「眠い…」
沢辺「みんな静かにしろ〜。ほら、入っておいで」
人の前に立つのは好きじゃないけどこの景色は割と慣れた気がする。
桜「はじめまして、桜咲音です。大阪から転校してきました。皆さんよろしくお願いします」
沢辺「みんな桜くんと仲良くしてあげろよ〜」
一同「は〜い!」
沢辺「よし、じゃあ席は1番後ろの窓際な」
桜(あ、出た。主人公席だ)
そんなくだらないことを考えながら席に向かっていると突然…
??「あー!」
桜「え?あ、さっきの…」
沢辺「どうした?」
どこか見覚えのある顔が
??「あなたはさっき私の体当たりを喰らった方ですね!?」
桜(同じクラスだったのか)
幸阪「朝から何してるん笑」
増本「先ほどはほんとにすみませんでした!増本綺良といいます!」
桜「ケガは大丈夫?」
増本「はい!毎朝走って登校してるので身体は丈夫です!」
桜「よかった、増本さんよろしくね」
増本「こちらこそよろしくお願いします!」
なんと慌ただしい増本さんは自分の前の席だった
そのまま増本さんとの会話を終え自分の席に着くと隣の席の子が話しかけてきた
森田「桜咲音くん、私は森田ひかる。お隣同士よろしくね!」
桜「あ、うん。よろしく森田さん」
整いすぎてるくらいキレイな顔と優しい声の森田さんに話しかけられて内心びっくりしてしまった
桜(こんなキレイな人いるんだ)
森田「桜くん、主人公だね笑」
桜「え?」
森田「あ、いや。そこの席ってアニメでよくある主人公の席じゃん。だから笑」
桜「さっきの僕と同じこと考えてるね」
森田「え、そうなの?」
桜「うん、先生に言われた時同じこと考えてた」
森田「え、すごくない?私たち似てるのかもね笑」
森田さんのキレイな顔とは真逆な無邪気でかわいい笑顔を向けられて少しドキッとしたのと同時に何かを感じた…
続く…