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あの頃の君? 第7話
ダンス部を見た後、2人は外に出た。
森田「ここからグラウンド横切って体育館行きたいんだよね」
桜「わかった」
森田とグラウンドの方に向かうと元気のいい声が聞こえてきた。
山﨑「ばっちこーい!!」
松田「ナイスー!!」
森田「あ、松と天ちゃんだ笑」
桜「ほんとに元気だね笑」
松田と山﨑はソフトボール部に入っているらしい。
ソフト部員「あー!すみません、危ないです!」
桜は大きな声の方に目をやるとボールが森田の方に飛んできていた。
桜「森田さん!危ない!」
森田「……!?」
桜は咄嗟に森田の腕を引いた。
桜「大丈夫?森田さん」
森田「え…あ、うん。ありがとう…あの…」
桜が腕を思いっきり引いたため、森田は桜の片腕に抱かれるようにして守られていた。
桜「あ!ごめん!」
森田「ううん、むしろ助けてくれてありがとう。」
森田「〜〜だし…」
桜「ん?何か言った?」
森田「あ!ううん。なんでもない!とりあえず行こ?」
桜「うん、わかった」
2人はそのまま隣のテニスコートへと向かった。
森田「ここテニス部だよ」
桜「あ、井上さん?だっけ」
森田「そう!あと、あの子いぬみたいな子見て」
桜「なんかこっちきた」
??「森田さん、こんにちは!」
森田「こんなぎちゃん部活頑張ってるね〜」
小島「あ!この方ですね、井上さんが話してた転校生!」
桜「桜咲音っていいます」
小島「小島凪紗です!」
森田「じゃあ、私たち行くね!がんばって👍」
小島「ありがとうございまーす!!」
テニスコートを去り、2人は体育館に着く。
中からはボールが跳ねる音、シューズのキュッキュという音が聞こえてきた。
森田「ここは2面あるからバレー部とバスケ部が一緒に使ってるんだ」
桜「そうなんだ」
森田「まずバレー部から見よ〜」
バレー部の方に行くと笑顔で駆け寄ってくる人が
??「あ〜ひいちゃんやん!どないしたん?」
森田「ほのちゃんやっほ、桜くんに部活の案内してあげてたの」
田村「ほんまや、桜くんもおった。私わかる?田村保乃!」
桜「わかるよ」
田村「もしかしてバレー興味あるん?」
桜「とりあえず全部の部活見て回ってるだけだよ」
田村「ちぇ〜」
そんな会話をしていると…
??「あの、田村さんボール…」
田村「あ!ボールね美羽ちゃんごめんな〜、ほいっ!」
村山「ありがとうございます」
田村「あ、この子村山美羽ちゃん。美羽ちゃん、この人は今日転校してた桜咲音くん」
桜・村山「どうも」
2人とタイミングが被り桜も村山も少し気まずいと思っていたら
森田「あはははは!🤣」
田村「タイミング一緒すぎてひいちゃんツボってもうたやん😂」
森田「ほのちゃんこそ🤣」
桜「2人とも笑いすぎ笑」
村山「ほんとですね笑」
森田・田村「あー、おもしろ笑」
桜「あ、また被ってる」
森田と田村はお互い見合って1秒後また笑いはじめ、その後5分間くらいツボっていた。
続く…