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2日前に左肩負傷の大谷翔平「1番DH」スタメン! 球団発表 不屈の闘志で強行出場 2連敗ヤ軍は不振ジャッジ「3番中堅」

 「ワールドシリーズ、ヤンキース―ドジャース」(28日、ニューヨーク)

 両球団がラインアップを発表。シリーズ2連勝のドジャースは、2日前に行われた第2戦の七回の走塁で左肩を負傷し、「亜脱臼」と診断された大谷翔平選手が「1番・指名打者」で出場する。ヤンキースはポストシーズン打率・150と苦しんでいる主砲のアーロン・ジャッジ外野手が復調を期して「3番・中堅」で出場する。

 大谷は第2戦の走塁で負傷した直後に筋力と可動域のテストを受け、患部をアイシング。試合後はニューヨーク行きのチャーター機には乗らず、ロサンゼルスに残って前日の朝までに精密検査を受けた。検査終了後にニューヨークへ移動し、同日のチーム練習終了間際にヤンキースタジアムに入り。室内ケージでティー打撃などの練習で患部の状態を確認したとみられる。

 大谷はここまでポストシーズン13合に出場し、打率・260、3本塁打、10打点、OPS・863。ワールドシリーズ2試合は8打数1安打で本塁打はなく、本来の力は出し切れていない。しかし、第1戦では同点につなげる二塁打のほか、2本の“進塁打”。第2戦では3打席無安打で迎えた3点リードの七回に四球を選び、次の1点を目指し二盗を試み、ロバーツ監督もその姿勢を高く評価した。

 東西名門球団による43年ぶりの頂上決戦。勝てば球団4年ぶり、大谷、そして、第2戦で勝利投手になった山本にとって初のワールドチャンピオンへ王手をかける。大谷が不屈の精神で敵地ヤンキースタジアムのフィールドに立つ。

 ヤンキースは今季メジャー最多本塁打58本塁打、同最多144打点のジャッジが精彩を欠いている。第1戦は七回に中前打で2試合ぶりに安打を記録したが、走者を置いた3打席は2三振を喫するなどノーヒット。第2戦は山本に3打席2三振と手玉に取られなど、4打数無安打3三振と深刻なスランプに陥っている。戦いの舞台を本拠地ヤンキースタジアムに移す第3戦での復調を期待されている。

▽ドジャースのラインアップ(ポストシーズン13試合の成績)
1番・DH 大谷       打率・260 3本塁打 10打点 0盗塁 OPS・863
2番・右翼 ベッツ      打率・294 4本塁打 13打点 OPS1・001
3番・一塁 フリーマン    打率・244 2本塁打 6打点 OPS・701
4番・左翼 T・ヘルナンデス 打率・229 3本塁打 10打点 OPS・762
5番・三塁 マンシー     打率・205 3本塁打 5打点 OPS・888
6番・捕手 スミス      打率・159 2本塁打 7打点 OPS・587
7番・二塁 ラックス     打率・185 1本塁打 3打点 OPS・554
8番・中堅 K・ヘルナンデス 打率・282 2本塁打 5打点 OPS1・836
9番・遊撃 エドマン     打率・365 2本塁打 13打点 OPS・935
   投手 ビューラー   2登板0勝1敗 防御率6・00

▽ヤンキースのラインアップ(同11試合の打撃成績)
1番・二塁 トーレス   打率・289 1本塁打 5打点 OPS・811
2番・右翼 ソト     打率・350 4本塁打 9打点 OPS1・160
3番・中堅 ジャッジ   打率・150 2本塁打 6打点 OPS・605
4番・DH スタントン  打率・279 6本塁打 14打点 OPS1・098
5番・三塁 チザム     打率・186 1本塁打 1打点 5盗塁 OPS・518
6番・遊撃 ボルピー   打率・243 0本塁打 2打点 OPS・661
7番・一塁 リゾ     打率・368 0本塁打 0打点 OPS・941
8番・捕手 トレビーノ   先発2試合目
9番・左翼 バーデューゴ  打率・200 0本塁打 3打点 OPS・539
   投手 シュミット  2登板0勝0敗 防御率3・86

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