てづくり推しぬいのススメ(刺しゅう編その1)
膨らむ欲望から、さらなる高みを目指して突き進むてづくり推しぬい道。
そう、合言葉は勇気と情熱。
前回は中サイズ。次に挑戦するのはこちら。
てづくり推しぬいBOOK(小)、約11cm!
巷でよく見かける小さめぬいと同じくらいの手のひらサイズ。
そして、表情の刺繍はワンランク上な仕上がりを目指す。
図案、材料を揃える
図案は「ぬいのお顔 手刺しゅうレッスン」掲載の22種類からイメージに近い図案(目のタイプや瞳の大きさなど)を選んでアレンジする。
Bプロのアニメ3期のキャラデザは全体的に可愛らしくなり、グッと彩度が高くなった。良い意味でアニメ感が増し、とても私好みなのである。
ぬいもアニメ絵寄りにしたいと思っていたので、なんとか自分なりに寄せる工夫をして下書きする。
人形は顔が命と某CMでも言われていたが、特に目が重要だと思う。
目は口程に物を言うが、物言わぬぬいなら尚更、目の印象が大事だろう。自分でハードルを上げた刺繍にプレッシャーがかかる。
図案を元に材量を用意する
○顔、体:クロスボア生地(さくらミルク)
○髪:クリスタルボア(限定色ボルドー)
○刺しゅう糸各色
手芸店やホームセンターの趣味コーナーで調達。
クリスタルボアは某ドールイベントにて購入していた。推しキャラの髪色とあまりにもぴったりだったので、いつか使うだろうと買っておいたのだった。ナイス自分!
刺しゅうは一日にしてならず
目は重要なだけあって、ぬい作りも目の刺繍から始まる。
前回の☆の○ービィー化問題を踏まえ、今回はしっかり刺しゅうシートを使い、丁寧に進めていく(前は雰囲気でやっていた!)
教本から学んだこと。
指す順番、大事!
刺しゅうに慣れてくるとテンションが上がり完成した瞳を早く見たくなって、つい片方だけ一気に作ってしまいたくなる。しかし、左右対称を目指すならば交互が良いらしい。
刺繍は時間と集中力がいる。日によって糸の力加減が違ったり、刺す角度が変わったりするので交互に行うべきなのだろう。人間だもの。
余程楽しかったのか、経過の写真があった。
顔の刺繍が完了。前髪の型紙を置いてみる。
良さそうだが、目的地が立体なので判断が難しい。
しかし、完成イメージは出来るし、やり直す時間も根性もないので、ゴーサインを出す。
メガネのチカラを今回も信じたい!
隙間時間で作業して、ここまで3日程経過。
最も緊張の瞬間
不安はまだあった。
図案写しに使った刺繍シートを取り除く作業までが顔の刺繍である。
私が使用したのは水で溶かすタイプ。ネットで調べると失敗例もチラホラ。溶けずに残ってしまったり、糸に色写りしてしまったり…失敗したら刺繍全てやり直し、コワイ!!
最初に切れ端で試してみれば良かったのだろうが、時すでに遅し。
チャンスは1度きり。プレッシャーしかない。
包装の指示通りぬるま湯に浸けていく。
極力触らないようにして、シートにぬるま湯を吸ってもらうよう見守る。
何度かぬるま湯を換えて、シートを溶かす。
刺繍をなるべく触らないように洗い流し、ペーパータオル+マイクロファイバータオルで優しく水分をとり、陰干しで乾かす。
結果、色写りも残りもなし!
本当に良かった!!コツは洗い流す時に指の腹で優しくシートをこすること、図案写しは水溶性のオレンジなど残りにくい色を選ぶことかと。
写真は撮り忘れていたが、ひと安心。
なんとか顔の刺繍が完成したのだった。
ここまでお読み頂きありがとうございました!
次回、また続きを書きます。