推しぬいのための推しぬいを作る
ふと作りたいものが浮かんだ。推しの推しぬいである。
私が手づくりした推しキャラには推しがいる。
私に推しがいるように、推しにも心の支えになっている推しがいるのだ。
きっかけは、11月に開催されるBプロ展の新規絵である。
私の推しは、アイドルなので二次元をこよなく愛するオタクであることを隠しているという設定なのだが、今回は大体的に推しの推しである美少女萌えキャラ(死語?)とのツーショットが描かれていた。
「なんとおめでたい!!」の次に「いや、大丈夫!?」が浮かんだ。
仕事(Bプロの世界内)ではひた隠ししているのに、堂々と出てしまって良いのかどうか。
今まで築き上げてきた要領の良い知性派というイメージは守れるのか!?
そんな不安が過ったが、今回の展覧会はこちらの世界のBプロファンに向けたものなので良いのだろう。こちら側は全員が周知している事実なのだから…
心配すべきはここまで連想してしまう自分の脳内の方だろう…
推しの推し
推しの推しは『魔女っこマミリン』というキャラクターである。
Bプロ1期のキャラデザがプ〇キュアを担当されていた方でもあるので、架空とは思えないくらい作り込まれており、とても可愛らしい。
夢の共演記念に推しぬい用に推しぬいをプレゼントしたくなった。
\推しの推しは推しの推し、オレの推しの推しもオレの推しー!!!/
と誰かが言っていたような、言ってなかったような……
ジャ〇アン理論はともかく、マミリン含め推しなので作ることにした。
私が何かを作りたくなるきっかけなんて、いつもこんなもんである。
ぬいぐるみが持つぬいぐるみとは?
作ると決めたら、イメージを膨らませる。
推しぬいが10cmなので、さらに小さくかつデフォルメが必要になる。
推しぬいの型紙を50%にして作ることも考えたが、自分の手先にも、老眼にも自信がないので、即却下。
素材は端処理の要らないフェルトにし、フェルト人形として作ることに。
公式資料が少ないマミリンをなんとか書き起こし、フェルト裁断。
フェルトで人形を作るのは、小学生以来だろうか。
思いの外、細かくなってしまったパーツへの不安を跳ね除け、
いつものように勢いだけでどんどん進む。
あっという間に完成!!
といいつつ、時間は意外とかかってます。
完成サイズ5cmの予定が7cmに…。髪飾りが大きかった…
スカートの裾にレースリボンを仕込んでみたり、後ろから見てもそれなりに見えるようにこだわってみた。
(後ろの裾が燕尾服のような仕様だった)
フェルトの苦労した点
作ったサイズが小さかったこともあり、思った以上に苦戦した。
・フェルトに下書きペンがのらない
・縫い目が出るのでステッチにごまかしが利かない
・玉結び・玉止めが隠しきれない
・触れば触るほどフェルトが毛羽立ってばらけてしまう
→やり直し、針の刺し直しは極力しない方がいい
・顔の刺繍→またもやカー〇ィー的な顔に。いやーデフォルメって難しい!
これを小学生のうちから上手に作っていた器用な同級生たち。
すごいことだったんだなぁとかなりの時を経て実感。
推しぬいのための推しぬい
完成したので、W推しを並べてみる。
サイズ感のせいかぬいぐるみというより、
腹話術師のようになってしまったwww
10cm推しぬい×1/8フィギュアくらいのサイズ感を目指したかったが、
このサイズが私の限界でした。
でも、心なしか嬉しそうにみえるので良しとする。
9周年展覧会開催&共演おめでとう!
お読み頂き、ありがとうございました!