てづくり推しぬいのススメ(刺しゅう編その3 完)
1体目を勢いで作り、2体目に突入したものの、やはり勝手が違う。
■追加キャラを作るということ
2人目はアニメ3期の追加キャラ。
すでに個性的なメンバー達の中に登場した新ユニット。
当初は静観していたが、アニメを観終える頃にはすっかりファンになった。
3期は現アイドル業界にも通じるであろうSNSや配信サイトの台頭も描かれ、私が見てきたアイドル系アニメでは鋭い切り口で新鮮だった。
新ユニットはいわゆる配信側。最初はいけすかない感じだったけれど………
語ると長くなるので、割愛。
もし興味持たれた方は是非↓(^^)
ぬいに話を戻す。
まずはイメージを書き起こすが追加キャラの宿命、
資料が圧倒的に少ない!!!!
我々の前に現れてまだ半年程なので、設定資料が手元にない。3次元化に付き物の『後ろどうなってるの問題』にも直面した。
グッズ展開もまだ乏しいので、資料はアニメ公式HPとアニメ本編で補完。
■今回もダイジェスト版で
まずは表情。今回も私のバイブル『お顔手刺しゅうLESSON』型紙からアレンジ。
眼のキラキラ感、口のむにゅっと感→(*'ω'*)を表現したいが、なかなか難しい。
偶然にもまた眼鏡キャラなので、ある程度ごまかしが利くだろうというお得意のメガネ本願で進んでいく。
合言葉はそう、眼鏡は七難隠す!
初の挑戦その1。後ろ髪(襟足)。
ひょろっと長い襟足の髪型は教本になかったので、自分なりにアレンジ。
画像では伝わりにくいが、襟足が正面からも見えるようにするのが難しかった。時間の関係でフェルト2枚合わせにしたが、適度なハリが出て、良い感じに正面に出せた◎
作っているときは〇下の新生姜が無性に食べたくなったのは別の話。
次も初挑戦その2。もみあげ。
インナーカラーを入れているキャラなので、前髪とは別パーツで処理する。
もみ上げによる前髪への厚みを心配したが、さほど気にならず良い塩梅。
ひとまず完成。
セリアさんのぬい用眼鏡でイメージをつかむ。やはり眼鏡は七難を隠してくれる。
このまま塗り変えてしまえば早いと思ったが、今回作りたい衣装は薄い水色のフレームなので、塗り替えを断念。
この子は衣装ごとにフレームの色も変えてくるお洒落さんなのだと解像度がまたひとつ上がったw
■そして数日後…
服は今回のライブのために描き下ろされたキービジュ衣装をどうしても作りたかったので頑張った。
誰に言われたわけでもないのに何としても作る!という気概。これがモチベーションに繋がっている。型紙は『てづくり推しぬいBOOKお洋服編』をベースに大胆にアレンジ。
『手芸のコツはいかに隠すか』だと手芸歴の長い知り合いに聞いたことがあるが、本当にその通りだと思う。
最後にキラキラしたリボンやパーツを付ければそれなりに見える!魔法でしかない☆彡
もう一度作れと言われたら、同じものは作れないだろう。
型紙は残してあるが、かなり調整したので、どこをどうしたかよく覚えていない。
最終的に形になり、当日現地に連れていけそう!これで十分である。
あら探しをすればきりが無いが、深夜テンションの中ひらめいた工夫(時短や代替品アイデア)が意外と良かったり、100均で買っておいたチャームが概念にピッタリだった時の喜びは他に代えがたいものがある。
■推しぬいづくりのススメ
水色の眼鏡もなかなか苦労したが、それはまた別の機会に。無事にライブに連れていけました。
やはり推しぬい作りは素晴らしい!
作品が完成する度、「またこの世に可愛いものを生み出してしまった…」と謎の自己肯定感アゲアゲムーブが起こる。
ぬいの制作過程でしか得られない多幸感や推しへの向き合い方が出来るのも良い。
ぬい作りに少しでも興味がある方は、素晴らしい書籍の数々と、ぬい活ブームの後押しがある今が始めるベストだと思う!
自分も生涯の趣味として続けていけるようにゆるく、楽しく、たくましく、ほんの少しの勇気を持ってぬい道を突き進んでいこうという決意を固めたのだった。
長文、お読み頂きありがとうございました!