乗馬体験して参りました
こんにちは、グレイシア・リーフです
数日前、仙台に訪問した際、乗馬体験の呼び掛けが行われていました
この日は仕事の都合での訪問で、仕事も終わり早々に帰ろうとしていた時だったのですがーーウマ娘大好きおじさんの私は、乗馬体験という言葉を聞いて即座に反応しました
職員さんのお話を聞き、元々休日として設定されていた11日に向かうことを予定。招待券と市営バスの日程、そしてバス停から乗馬クラブまでの道のりが記載された地図を受け取り、その日は帰還しました
迎えた1月11日、平日ではあるものの、会社の都合で休日をいただいていた私は、早速仙台市に訪れました
午前9時36分の市営バスに乗り込み、海岸公園で行われる乗馬体験会へとキャリーケース片手に向かいました
乗馬体験会は午前10時30分集合、午前11時開始を予定しておりました
…しかし、ここで私は、思わぬ失態を犯してしまいました
バスの中で寝落ちしてしまい、あろうことか本来降りるべきバス停を通り過ぎてしまうという大失態
降りた場所は田園風景が広がる場所で、伸びる道路は車も何も通らないという状況でした
弱り果てながらもスマホの地図を見ながら歩き続ける私、集合時間はとうに過ぎており、クラブの職員さんから電話がかかってきました…
11時までには向かう旨を伝え、私はスマホの地図と、あらかじめ渡された地図を照らし合わせ、泣きそうになりながらクラブへと向かっていきました
あの時は本当に申し訳ありませんでした…私の自己管理能力が著しく欠けていたばかりに、ご迷惑をお掛けしました…
宮城県仙台市、海岸公園馬術場。乗馬クラブクレインさんによる乗馬体験会ーー
何とか11時前に体験会に到着した際、既にスタンバイが完了しているお馬さん達の様子が見えました
聴覚が非常に優れ、繊細な精神を持つお馬さんのためにもキャリーケースを慎重に引きながら、近くの施設へと入っていきます
職員さんの丁寧な対応により受付を済ませると、乗馬の注意点、一日限定の保険など、様々な手続きも併せて行いました
その後、更衣室のロッカーに荷物を置き、ヘルメット、長靴、エアベストを着用
気分は完全に武豊さんでしたが、落馬に対する不安や、蹴られてしまったらどうしようかという不安に駆られていたため、ジョッキー適性は当然Gランクであることを突き付けられました
職員さんから乗馬の説明と、こちらで管理されているお馬さん達の紹介を受け、いよいよ乗馬体験会が始まりました
私を乗せてくれたお馬さん、名前をジョンくんと言うのですが…とにかく可愛らしかったです
ジョンくんに関して、あらかじめ職員さんから居眠りしてしまうほど大人しい性格だと伺っていたのですが…
乗馬体験が始まる前に、太陽の暖かさからうたた寝をしておりました、それがとても可愛らしくて…職員さんの呼び掛けで目を覚ました後も、少しウトウトしていたので本当に可愛らしかったです
その後、ジョンくんの頭を撫でる機会があったのですが、本当に大人しくて可愛くて…鼻もフカフカしていましたし、首筋も筋肉質でしたし、つぶらな瞳が本当に可愛かったです何回可愛いって言うんだこのおっさん…緊張しながら、職員さんのアドバイス付きという形で、ジョンくんを引いて馬場へと入場、いよいよ体験会が始まります
今回はラチと呼ばれる柵(競馬でよく聞く内ラチ、外ラチとかのアレ)で作られた小さな円形のコースの中で歩く、という入門編のみの体験会となります
いざジョンくんの背中に乗ってみると、まず驚いたのは、思っていたよりも目線が高かったことです
馬に乗った時の目線が高いのは当然のことですが…それが想像していたよりも高く、乗った当初は少し怖かったです
しかし、それも最初だけであり、職員さんの丁寧なアドバイスとジョンくんの優しさで落ち着きました
両足のふくらはぎでしっかりとお馬さんのお腹を挟み、背中に軸を入れたイメージで伸ばしていれば安定します(FUJI○ARA原○さんの背骨ギャグのようなイメージ?)
乗馬し、いよいよ職員さんのサポートの元ジョンくんが動き出します。ゆっくりと歩き始めたものの、思いの外大きめの横揺れに戸惑いました
職員さんの「あまり前のめりになり過ぎるとジョンくん止まってしまうので、姿勢に気を付けてくださいね」というアドバイスを受け、自身の腰ーーというよりもお尻の軸を揺れに合わせて動かすようにして、ジョンくんと気持ちを合わせるべく尽力しました
小さなコースを一周したタイミングで、首を軽く叩いて褒めてあげるように職員さんからお言葉をいただきました
お馬さんは記憶力が高く、褒めてくれる人やその様子をよく覚えるとのことで…逆を言えば、嫌なこともよく覚えるとのことで、苦手な人には徹底して苦手意識を向けてしまうそうです
競走馬・シンボリルドルフが号がお医者さんに苦手意識を向けていたーーなど、その特性がよく分かるエピソードが印象的ですね
ある程度慣れていったところで、手綱を引くことで内側に行くか、外側に行くかの意思表示をジョンくんにできることを職員さんが教えてくれました
手綱を左側に引くと、首を左側に向けて内側へ、右側に引くと外側へーーと、意思疎通ができている様子に、お馬さんが賢い動物であると実感すると同時に、ジョンくんのこちらを気遣う優しい一面におじさんは大興奮でしたもう気分はセッコを可愛がるチョコラータ
また、競馬や時代劇でよく見るように、お腹を軽く蹴ると速度を上げて歩いてくれました。私自身お腹を蹴ることに抵抗を感じてしまい、所々でジョンくんが『?』を出したまま歩くので…加減し過ぎると伝わらないこともあるのだと反省…
ちなみに乗っている間にお馬さんのお尻を触る(!)タイミングがありましたが…高級枕にしたくなるようなフカフカ具合で、とても良い触り心地でした…
あのフカフカ具合を考えると、つくづくミホノブルボン号の極限まで鍛え上げられた臀部って凄いのだな…と執筆中に思いました
最後には、職員さんが見守る中、サポートなしでジョンくんの背中に乗ってコース内を歩きました
太陽の暖かさとほどよい揺れ、穏やかな風が、およそ1月とは思えない空気と癒しを私にもたらし、名残惜しさと共に乗馬体験会は終了いたしました
乗馬クラブクレインさんが海岸公園馬術場で管理されているお馬さん達は、元々競走馬として活躍されていた方ばかりであり、その中にはG1レースに出走した方もおりました
その内の一頭であるミルドリーム号さん、こちらのお馬さんは2012年の菊花賞に出走したという華々しい経歴をお持ちの方でした!
厩舎内にいる際、写真で被っている帽子が外れており…お父さんソックリのお耳が本当にフワフワしていて触りたかったです…
(ミルドリームさんのお父さんはシンボリクリスエス号、そしてシンボリクリスエス号の特徴は、大きくてフワフワした耳!)
ちなみに2012年の菊花賞といえば…
コイツが舌を出しながら勝利したあの菊花賞です
ミルドリーム号の他にも、元競走馬の方が非常に多く、父親にディープインパクト号を持つお馬さんもおりました!お父さんソックリの立派な姿に、思わず驚きを隠せませんでした…
そして何より、お馬さん達に個性があってとても楽しかったことです
厩舎内のお馬さん達に餌をあげに行ったところ、餌を入れるカゴをお馬さん達が自発的に開けてねだってきました
餌を上げる人の認識ができているのだと驚くと共に、食欲旺盛な部分を隠さない所に思わず笑みがこぼれてしまいました笑
また、当クラブにもアイドル的存在がおり…女の子のお馬さん、おもちちゃんというのですが…
この子が多くの男の子からアプローチを受けているらしく、実際ジョンくんもウトウトしていた所、彼女が姿を現すと驚異的な速さで顔を上げたので、モテモテの子だと認識するに至りました
なお、当の本人はかなりのおすましであり、気にする様子も無さそうでした罪な女だ…
といった形で、楽しい時間を過ごさせていただきました
職員さん達の温かい対応、そして優しいお馬さん達と触れ合った時間はとても楽しくてかけがえのない思い出となりました…
今回お世話になりました乗馬クラブクレインさんは、乗馬体験会を実施しております他、ひき馬、餌やり体験なども行なっております
また、乗馬クラブの会員を募集しておりますので、ご興味がある方はこちらの公式サイトをぜひチェックしてみてください
※毎週火曜日定休日
ご高覧いただきありがとうございます!
この記事(というよりも日記に近い形ですが…笑)を読んで、お馬さんに興味が湧いたという方がいらっしゃれば幸いです