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サラリーマンの不動産投資FIREはやめたほうがいい5つの理由


最近はFIREという言葉が増々流行ってきています。

FIREとはFinancial Independence Retire Earlyの略で、サラリーマンの雇われ生活を辞めて、株式の配当金や値上がり益、不動産収入等の不労所得で生きていくライフスタイルです。

もちろん、お金のために働くのをやめて、自分がやりたい仕事を給料を気にせずにできるのは魅力的です。

しかし、ただ遊んで暮らしたいから辞めるのは、私は否定的です。

本日はサラリーマンを辞めると後悔するであろう5つのことについてご紹介します。

融資が受けづらくなる

不動産投資をするうえで、金融機関の融資は必要不可欠ですが、会社を辞めてしまうことで、信用が無くなり想定していた融資が受けられなくなる可能性があります。

特に不動産投資は物件を入れ替えるために、定期的な売買も必要で、高額な修繕の場合は修繕の融資を受けることも考えられます。

よほど不動産賃貸業として、規模を拡大してからのFIREでなければ、最初は予想通りにいかないことも出てくるはずです。

日本社会において、サラリーマンでいることは、気づかないうちにいろいろな面で有利になっています。

クレジットカードが作れたり、賃貸を借りれたりするのは、あなた自身でなくあなたの会社のおかげである場合が多いことを覚えておきましょう。

企業に勤めているだけで、まともな人間。

逆に働いていないと変な人。

このように見られることで、自分自身はいいかもしれませんが、家族もこのような見られ方をすることを覚えておきましょう。

暇になる

当たり前ですが、9:00~17:30まで今までしていたことが急になくなるので、たくさんの時間が出来ます。

その時間することありますか?

趣味があったとしても、これから一生その趣味を続けて楽しいと感じ続けることが出来ますか?

休日があっという間に過ぎて楽しいのは、平日を忙しく働いている反動です。

毎日が休日だと、1日の時間を有効に使う充実感は無くなってしまいます。

よほど強い意志がなければ、仕事をして無駄にしていた時間が無くなった代わりに、余った時間をだらだらして無駄に過ごすことになります。

もちろん大金持ちFIREしない限り、旅行や外食や外車で贅沢することもできません。

30代でFIREする人の話をよく聞きますが、あと70年間退屈せずに生きられるかどうか、興味がわきます。

意外と今の自分の趣味などは、人から紹介されたり、上司に無理やり連れていかれたりと、受動的なきっかけがあったりします。

もし人と接する機会が減るFIREであれば、そうした新しい楽しみとの接点も減ってしまう可能性があります。

社会との接点が無くなる

ただサラリーマンとして働いているだけでも、自然と仕事の仕方や考え方がアップデートされていきます。

例えば一昔前まで聞かなかったIT用語も、いつの間にか覚えて自慢げに使っていたり、お客さんへ販売する商品もどんどん便利なものになっていきます。

特に世間的な常識は、なかなか一人の世界ではアップデートできません。

AI、SDGs、ESG、LGBT,ハラスメントなど次々と新しい概念が生まれています。

最近は私の身の回りでも、出世街道まっしぐらの社員がパワハラで降格し、退職に追い込まれる姿をよく目にします。

これらの時代の変化を肌で感じて初めて、世の中の変化を実感します。

逆に変化を感じれないと、あっという間に時代遅れの人間になってしまい、家族や子供に古い価値観を押し付けてしまうかもしれません。

時代は逆回転することはないというのが、私の持論です。

常に新しい考え方が正しく、自分なりに受け入れて変わっていくには、仕事を通じた社会との接点が必要です。

孤独になる

人生を幸せに且つ健康的に生きる秘訣は人間関係にあります。

もちろん悪い人間関係はすぐに断ち切ったほうがいいと思います。

しかし、職場でストレスになっている人たちは、本当に耐えられないほど憎いでしょうか?

・仕事の依頼内容はブルシットジョブだし、依頼の仕方もむかつくけど悪い人じゃない。

・仕事が出来ないが、話は面白い。

こんな、憎めない人ばかりではないでしょうか?

こういう人とのコミュニケーションは、意外とストレスになっていなく、むしろいい刺激になっています。

在宅勤務で一日誰とも話さず仕事だけをすると疲れませんか?

コロナによって、すこし嫌なことがあったときに、愚痴をこぼすことができる相手がいる幸せを、すでに実感したはずです。

全部自分で決断しなければいけない

サラリーマンであれば、自分で判断することは、ほとんどないと思います。

正確に言うと、自分で判断しているつもりが、上司の顔色をうかがったり、会社の方針と照らし合わせたり、意外と判断している範囲が限られています。

しかし、FIREするとすべて自分で決めなくてはいけません。

自分の代わりに情報をまとめてくれる部下もいなければ、困ったときに相談する上司もいません。

何が自分にとっていい選択かを考え、55:45くらいの判断を毎回しなくてはいけません。

不動産投資をしていると、このように正解がないことで頭を使うことが結構あり、とても疲れます。

その分、何でもかんでも指示してくる会社はとても楽です。

どっちかに偏ってしまうと、精神的によくないのですが、バランスを保つことが出来ればサラリーマンと不動産投資は相乗効果が得られると思います。

まとめ

FIREについて具体的に考えてみると、サラリーマンのいいところが見えてくると思います。

この時点で、ネガティブにしか考えられない会社員と比べると、仕事のとらえ方が変わります。

「この業務は人間がしなきゃいけない仕事か?なんかもっとITでうまい方法考えとけ!」

⇒こんな存在するだけで無駄な仕事に、さらに投資するのか!DXブームはすごいな!

「3日後の社内会議のための資料を、明日〇〇部長に確認するから、残業してもいいから今日中に仕上げてくれ!金がかかるから、印刷は白黒でホッチキスは左上一か所で頼むぞ!」

⇒社内の資料のために、考える必要ないくらい細かい指示をいただいた上に、残業代までくれるなんてラッキー!

など、少し性格が悪いですが、こう考えることで本当に気持ちが楽になります。

もちろん自分で事業をやりたいため、いつかは会社を辞めるつもりですが、その時には会社の中でのこうした無駄なやり取りを、心から惜しんで辞めることになると思います。

その時まではサラリーマンを楽しみたいと思います。

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