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久々の友人からの連絡で悲しい思いをした話
こんばんは!土曜日担当のえれなです。
今日は久々にちょっと昔の話をしようと思います。
タイトルからなんとなく察した人もいるのでしょうが、疎遠な友人から久々に連絡が来て、悲しくなってしまったお話です。
社会人になって2年目の夏、Facebookのメッセージアプリの通知が届いた。学生時代にアルバイトをしていたガストの先輩、沖山くん(仮名)だった。
沖山くんは年齢が二つ上で、バイト先ではなかなか頼れる先輩だった。野球をずっとやっていたためか、体育会系のノリにも対応できでパートのおばさまがたにも好かれていた。
彼の弱点を挙げるとしたら、学業に全く力が入っておらず、二留までワンアウトという状態なことくらい。
よく食事をごちそうになったり、バイトメンバーで遊びにいったりしていた。
"えれな、久しぶり!今、昔の友達と飲みに行くっていう企画を自分の中でしてるんだ、今度のみに行こうよ!"
バイト先を変えてからもう5年ほど会わなかっただろうか。懐かしいなぁ、覚えててもらえて嬉しいなぁ、なんて思いながら返信をした。
"お久しぶりです!行きましょうー!"
当日まで何度かやり取りをして、彼の現状を知った。結局大学は中退してしまったこと、結婚をしたこと、今は社会人をしていて半年後には子供が生まれること。
中退に関しては"やっぱり!笑"なんて思いながらも、楽しい話がたくさん聞けそうで待ち合わせの店にうきうきで向かった。
指定されたのは地元のなんてことない居酒屋。あまり地元に友達がいない自分にとってはむしろ新鮮でそわそわした。約束の時間を少しすぎたころ、スーツ姿で現れた沖山くんはとてもカッコよく見えた。
「おまたせ〜」
「お久しぶりです!なんか社会人みたいじゃないですか!」
「社会人だよ。笑」
乾杯のあと、当たり障りない話をしばらくして3杯目のレモンサワーを頼もうとした時に沖山くんがいった。
「えれなさぁ、将来のお金のこととか考えてる?」
彼氏とは変わらず続いているとか、昔よくいってたラーメン屋が潰れたとか、そんな話の流れをぶった斬られて少し驚いた。
「えっ、いや、そろそろ考えようかなくらいですかね」
「もう社会人だよね?今、保険の仕事してるからプラン組んであげる!家族の誕生日とか教えて!」
「いや〜今はちょっと……」
彼は適当に相槌を打ちながら、カバンからバインダーに挟まれた紙の束をを取り出した。社会人経験がほとんどなかった私も流石にこれはわかる。
私、勧誘のために召喚されたーーー!!!
怒りと悲しみがじわじわこみ上げてきて、すぐにでも先を経って帰りたかったけれど、疎遠だったとはいえ年上の先輩。そうもいかない。
それからは家族の資産やら既往症やら根掘り葉掘り聞かれて、げんなりしてしまったからもう何を答えたのかも覚えていなかった。なんか適当なこと言ってたと思う。
テンション爆上げからの急降下な私を尻目に、一生懸命電卓を叩いて一番金を引っ張れそうなプランを考えている。地獄か。。。
断れないキャラの私、居酒屋の閉店時間が近づいてきたので勇気を出して切り出した。
「すみません、なんか思ったのと違う会になっててちょっと悲しいです…そういいつもり、ないです。。。」
その瞬間、沖山くんは見たことないような冷めた顔をして"あぁ、そう"と言ってパタパタと撤収してさっさとお会計をして解散した。(奢ってはくれた
そのあとは謎の罪悪感も相まってしょぼしょぼになって帰った。側から見たら凹みすぎでゾンビみたいに見えたんじゃないかな。
あの時の私、断ったことですごく罪悪感を感じたと思うけど君は悪くない。10年歳をとった私が保証する。
あの後もマルチやらに誘われることもあったけれど、回数を経て受け入れられるようになるから、強くなれ、私。
昔の話をつらつらと書くだけのnoteになっちゃいましたが、ちょっと成仏させたいエピソードだったので供養します。。。
みんなも、疎遠な友人からの連絡にはちょびっとだけ気をつけて欲しい。期待しすぎると、こういう時にめちゃくちゃ凹む。
次はこの勢いでハッピーなエピソードを披露できるといいな!乞うご期待です。
明日は日曜担当のしげちゃん!
お楽しみに!!!