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【ライバル】サッカー界のダービーマッチ、伝統の一戦

どうも!!
金曜担当のゆうだいです。

皆さんはダービーマッチと言う言葉を聞いたことはありますか?

ダービーマッチ(英語: Derby match)とは、一言で表すならば「ライバル同士の試合」です。

ライバルになる背景としては、

・同じ地域に本拠地を持つチーム同士
・歴史的な背景から対立している都市同士
・民族問題、貧富の差による社会的な対立を持つチーム同士(それぞれのチームのサポーターが、カトリックvsプロテスタント、富裕層vs労働者階級など)

これらの要素がそれぞれのチームの選手およびサポーターの中でライバル意識を生み出し、対戦する際は普段よりも激しい試合になりがちです。

ヨーロッパや南米などサッカーの歴史の長い場所では、その国ごとに熱狂的なダービーマッチがあります。

というわけで今回は、各国のダービーマッチについて解説したいと思います。



イングランド🏴󠁧󠁢󠁥󠁮󠁧󠁿

サッカー発祥の地でもあるイングランドは、同一都市および州の範囲内など、地理的な関係を背景にライバルに発展してるチームが多いです。

イングランドの主なダービーマッチは以下の通り

ノース・ロンドン・ダービー(アーセナルvsトッテナム)
私が応援しているアーセナルにとってトッテナムは最大のライバルであり、不倶戴天の敵です。
およそ100年前から続いております。
先日、このダービーマッチが行われ、アーセナルがトッテナムに勝利を収めました。

ビッグロンドン・ダービー(アーセナルvsチェルシー)
ビッグロンドン・ダービーと呼称しているのは日本のみで現地ではあくまでロンドンの中のダービーマッチのひとつに過ぎませんが、互いにトップレベルのクラブであるため近年はライバル意識が一層激しさを増しています。

マージーサイド・ダービー(リヴァプールvsエヴァートン)
ビートルズの出身地であるマージサイド州の2クラブによるダービーマッチで、両チームのサポーター同士のライバル意識はかなり激しいです。

ノース・ウェスト・ダービー(リヴァプールvsマンチェスターユナイテッド)
別名、イングランド・ダービー、イングリッシュ・ダービーとも呼ばれ、イングランドは勿論のこと、世界的に注目を集めるダービーマッチのひとつです。

スペイン🇪🇸

スペインは民族問題などの歴史的な対立を背景にライバル同士に発展したパターンが多いです。

スペインの主なダービーマッチは以下の通り

エル・クラシコ(バルセロナvsレアル・マドリード)
スペイン・ダービー(Derbi español)とも呼ばれ、数あるダービーマッチの中でも最も注目を集めるものである。
マドリードとバルセロナはスペインの2大都市であり、長い間政治的対立をしてきた都市同士でもあるため、世界のスポーツの中でも最大級のライバルとされています。

マドリード・ダービー(レアル・マドリードvsアトレティコ・マドリード)
エル・クラシコ同様に政治的な側面が強いダービーマッチであり、時にはスペインの政権が政治的利用をしたこともありました。
レアル・マドリードは富裕層を含む様々な階級のサポーターが多い一方で、アトレティコ・マドリードは労働者階級のファンが多いです。

セビージャ・ダービー(セビージャvsレアル・ベティス)
スペイン国内ではエル・クラシコを超えて最も激しいダービーマッチであり、これまで幾度となくサポーターによる選手への暴力行為、サポーター同士による乱闘事件などが発生しています。

ドイツ🇩🇪

ルール・ダービー(ボルシア・ドルトムントとシャルケ04)
ドイツで最も激しいダービーマッチです。
度重なるサポーターによる騒動への対策として、とある試合では過激なファンを威嚇する目的で近隣の動物園からライオンを連れてきて、キックオフ前にピッチ中央を歩かせたという逸話もあるほどです。

イタリア🇮🇹

デルビー・デッラ・カピターレ(ASローマvsラツィオ)
別名、ローマ・ダービー
イタリアで最も激しいローカル・ダービーです。
歴史的にはサポーター集団による暴動や暴力、近年では人種差別的な横断幕などが特徴であり、幾度となく死者が発生しております。

ミラノ・ダービー(インテルナツィオナーレ・ミラノとACミラン)
世界を代表するビッグクラブ同士のダービーマッチであるため、注目度が高いです。


スコットランド🏴󠁧󠁢󠁳󠁣󠁴󠁿

オールドファーム(セルティックFCvsレンジャーズFC)
スコットランドの中で2強とも言うべき存在であるセルティックとレンジャーズは、長年この2チームで優勝を分け合ってきました。
サポーターがカトリック系とプロテスタント系で別れているのも特徴的です。


アルゼンチン🇦🇷


スーペル・クラシコ(ボカジュニアーズとCAリーベルプレート)
ヨーロッパではありませんが、アルゼンチンのこの2チームによるダービーマッチは、発煙筒がガンガンに焚かれたりなど、サッカースタジアムでの光景とは思えない様相です。
当然、幾度となくサポーターによる事件事故が発生しております。


試合中に焚かれている発煙筒


日本のダービーマッチについて


日本のダービーマッチは、世界に比べればまだまだ歴史は浅いですが、一部のクラブ同士の対決では熱量を持ったサポーターによりアツいダービーマッチへと化しております。

静岡ダービー(ジュビロ磐田vs清水エスパルス)
もっとも歴史のあるダービーマッチとしてFIFA(国際サッカー連盟)にも紹介されました。
日本のサッカー王国・静岡県を本拠地とする清水エスパルス対ジュビロ磐田の試合とあって、サポーターの目も肥えています。

さいたまダービー(浦和レッズvs大宮アルディージャ)
日本で一番熱狂的なダービーマッチと言えばこの2チームによる対決が挙げられます。
によるこの試合は、お互いの地域にライバル関係があり、凄まじい熱狂を伴う試合となります。試合前には、相手を揶揄するような過激な内容のフラッグや横断幕で煽り合い、いざ試合となるとブーイングが飛び交う、他とは一味違った雰囲気のダービーとなっています。

その他には多摩川クラシコ(FC東京vs川崎フロンターレ)なども有名です。
このように日本全国でさまざまなチームがお互いのライバルと火花を散らせています。


さいごに

いかがでしたでしょうか?

日本を含めて世界各国では、サッカーが文化として根付いており、サポーターも応援しているクラブに対する愛は我々が想像できないほど大きなものです。

その愛が時には良からぬ方向へ転がることもしばしば…

日本でもサッカーはかなり流行ってきていますが、そういう点はあまり真似して欲しくはないところです笑

明日はえれなさん
よろしくお願いします!


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