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仮説を立てることのメリット
こんにちは火曜担当の真弘です。
今日は「仮説を立てることのメリット」
というタイトルで書いていきたいと思います。
僕自身仮説なく動き出し、無駄に遠回りしたり、
失敗から効率良く学習できないことがあるので、
自戒を込めて書いていきます。
仮説とは何か?
仮説とは、
問題などについての理由として、
「たぶんこうなんじゃないか」と考える推測のことです。
「仮説」というとなんだか少し固い話に思えますが、
実際は日常的に行われるすごく馴染みのあるものです。
例えば、
友達の機嫌が悪い時に「たぶんお腹が減っているだけだろう」
サッカーで上達したい時に「立ち位置を変えれば、ボールを奪われにくくなる」
などといった推測も「仮説」と呼べます。
そして、もう一つ付け加えると、
仮説を立てることには具体的な方法論があるわけではないです。
あくまで姿勢の問題であって、
わからないことだらけの中「実はこうなんじゃないか?」と考え、
理解することを諦めない姿勢を持つということです。
そして、
このような姿勢を持つことには、
たくさんのメリットがあるので、
いくつかのメリットを書いていきます。
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メリット①上達速度が向上する
(様々なジャンルで)
仮説を立てることで、上達速度が向上します。
ジャンルを問わず、あらゆることに効果があると思います。
例えば、
サッカーで点が決められないときに、
思いついた練習を片っ端にやってみるとします。
(exフリーキック、走り込み、ドリブル、、etc)
効果がないわけではないと思います。
しかしそれで、うまくいかなかった時に、
「もっと頑張る」
となるだけで飛躍的な成長は望めません。
しかし、仮説を立てると全く状況が変わってきます。
例えば、
「パスを受ける位置がゴールから遠すぎるからではないか?」
と仮説を立てることで、
次からはゴール前に走り込みながらパスを受ける練習にフォーカスし、
試合で実験することができます。
そしてもし効果がないのであれば、
仮説自体が外れていた可能性、
もしくはそれができない原因がある可能性、
などを考察することができます。
このようにして失敗を正しく刻み学習することができます。
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メリット②質問力が向上する
仮説を立てることで、質問力が向上します。
例えば、
サッカーでとても点を取るのが上手い先輩がいるとして、
その人に質問するときに、
仮説がない人の場合「どうすれば点を取ることができますか?」
などと相手任せの抽象的な質問になってしまい、
回答も「視野を広くして、キーパーの裏をかきましょう」
などと曖昧で独自性のない返答が返ってきてしまうことが多いです。
しかし、
「ボールをもらう位置が自分とは違うのではないか?」と
仮説を立てることで、
「パスを受ける前のポジショニングは何を意識していますか?」
などといった質問が生まれ、
より具体的かつ価値の高い回答がもらえる可能性が高まると思います。
そしてこれは、
ChatGptやグーグル検索を行うときにも同じような効果が期待できます。
メリット③自論が持てるようになる
仮説を立てることで、自論が持てるようになります。
日頃から仮説を立てる癖がついている人は、
人類にとってまだ未知の領域にぶつかったとき、
自分自身で考えることができます。
例えば、
地動説も進化論も万有引力も、
それまで未知だった、
もしくは誤った学説が信じられていたことに対して、
真理を理解することを諦めず、
仮説を立てて検証していった素晴らしい事例です。
「実は動いているのは地球の方なのでは?」
という仮説を立てたことが地動説の発展につながりました。
論理的に考えて理論を打ち立てたのではなく、
仮説を立てた上で論理的に検証していったのです。
もしこのような仮説がなければ、
星の動きが複雑な理由は「わからない」で終わっていたかもしれません。
このように、仮説は新しい知識や真実を発見する出発点となります。
偉大すぎる例を出しましたが、
人類にとって未知な領域というのは身近にもたくさんあります。
特に人間心理に関する領域は心理学が発達してきているものの、
科学的にみて正しいと証明できる理論はそれほど多くなく、
今を生きる私たちが考えていくことができる領域だと思います。
全てのメリットを上げることができたとは思えませんが、
これだけでも、
「未来の僕」と読者の皆さんが、
仮説を立てる姿勢を持とうという気持ちになってくれたら、
とても嬉しいです。
それでは、明日は水曜担当たいようよろしく!