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Gekkeikan Studio 第二弾商品ができるまで【圧搾編】
こんにちは、Gekkeikan Studioの研究開発担当です。
「Gekkeikan Studio 第二弾商品」の製造が順調に進んでいます。本日は【圧搾編】をお届けします。「圧搾」とは、米と麹を発酵させてできたもろみを搾って、お酒と酒粕に分ける工程のことです。
圧搾の流れ
発酵が終わったもろみを、大きなアコーディオンのような形をしている「圧搾機」という機械に注入し、端からぎゅーっと力をかけて搾ります。30分もすれば、搾られたお酒が出口からどんどん出てきます。
研究所でテスト的に仕込むお酒は量が少ないので、圧搾機ではなく小型の遠心分離機を使ってお酒と酒粕を分離しています。なので、研究員も圧搾機を使ってこのお酒を搾るのは今日が初めて。自分達がつくったお酒が、圧搾機で搾られて出てくるのを見て、ワクワクと緊張が入り交じります。
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搾られたお酒がゆっくりとタンクに溜まっていきます。すこし琥珀色がかった、新鮮な生酒です。エキス分が多く、とろみが強いのが特徴のこのお酒。泡立ちがよく、まるでビールみたいに見えますが、香りは桃を思わせるような芳醇さ・・・不思議な光景です。
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圧搾後のお酒がテイスティングルームに並んでいます。
月桂冠では毎日、テイスティングの資格を持った検査員がお酒の品質を厳しくチェックしていますが、今回は研究所発信の商品ということで、私たち研究員もテイスティングに加わりました。
「これは!」
研究所で遠心分離したお酒は、酒粕と完全に分離するのが難しく、味や香りが荒削りでワイルドになりがち。それはそれで美味しいのですが・・・
今回、圧搾機で丁寧に搾ったお酒は雑味が少なく洗練されていて、桃のような香りと味わいが引き立ち、研究員も驚きの出来のよさです。
完成まであと少し
濃厚で芳醇な分、品質がひじょうに繊細で変化しやすい「Gekkeikan Studio 第二弾商品」を、皆様になんとかおいしくお届けするため、メンバー一丸となって頑張っています。
次の工程は品質の要となる「ボトリング」です。お楽しみに!
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