二年目
一年を過ぎると一通りの流れを覚えることができました。そして、怖かった先輩とも普通に会話するようになりました。
二年目は係内で1減。5人から4人になり、係長が別な方になりました。40代の男性で、見た目はすごく若い感じですが第一印象は少し怖い人なのかな?と思いました。しかし、後にこの方が私にとって尊敬できる上司の1人になります。
業務自体は基本的に公務員特有の前例踏襲。いかに前年と同じようにやるか。その点にあまり疑問も抱かず、淡々と業務をこなしていたような気がします。一年目の係長が特にその傾向が強く、公務員とはそういうものという風に思ってしまったのかもしれません。
しかし、異動されてきた係長はある時期を境に変える所はどんどん変えていくようになりました。部下へ的確な指示をして、係全体が同じ目標を持って仕事をしている感じがすごく好きでした。
ちなみに、二年目にして係内だけでの飲み会を初めて経験しました。係長は全員が話せるように場を回して、職場の飲み会でこんなに自然体でいられて楽しいものがあるのかと思いました。
係内の人間関係は非常によかったらものの、他の係との関係は必ずしもよかったとは言えません。業務の押し付け合いがあったり、面倒な事は避けたいという理由だけでやるべき事を極力やりたくないという人が多かったです。特に、別な係の係長はこちらの係に文句を言う際は、必ずと言っていいほど一番下っ端の私に文句を言ってきました。ほぼ毎日言いに来ていたので足音が聞こえただけで嫌悪感がする程でした。
それでも、係内の誰かしらは助けてくれたので、本当に守られていたなと思います。
今思えば、仕事ではこの頃が一番充実していた気がします。。