喧嘩勃発。なかなかシビア...
セブについてから3週目に突入した時、僕らは仲の良かったバッチメイトで、近くの島へ旅行を計画していた。日本人3人と韓国人10人くらい。毎夜僕らは集まって旅行の計画を練ってたんだけど、なぜかそこに日本人は僕しかいなかった。ジュリも行くのに彼女はなぜかそこにいなかった。“全部任すよ!何でもいいよ!”これがいつもの彼女のスタンスだ。
ある日の夜、僕らは宿泊場所を決めようとみんなで集まって、AgodaとかAirbnbとかでみんなで探してた。僕はみんなと楽しみながら探してたんだけど、急にLeeがI won’t go.ってメッセージを俺に送ってきた。最初は冗談なのかなーって思ってたんだけど、どうやらLeeは他の韓国人たちから少し嫌われてたらしく、バッチメイトとあまり仲良くなかった。とゆうのもLeeが年下だったからだ。韓国では年功序列が厳しく、年上の権力はすごい強いらしい。だから、僕と同い年だったLeeは彼らから省かれていたのだ。
大親友のLeeが行かないとなると、僕も少し迷い始めた。彼が行かないのに自分だけ行くの申し訳ないし、シンプルにつまんない。しばらくしてから、プールサイドに呼び出された。このときすでにめっちゃ怒ってた。彼が怒ってたのは自分が省かれてるからではなく、彼らの行動が気にくわなかったのだという。というのも、話し合いの中で、どうも彼らが韓国語で僕に分からないように日本人の悪口を言ってたらしい。しかもそれを僕の目の前でやってたらしく、それが許せなかったらしい。
Leeはなんていい奴なんだ。
その話を聞いてから僕も彼らと旅行に行きたくなくなったし、絶対行くべきじゃないと思った。
そっからはもう大変だった。まずは旅行に行かないということをジュリちゃんに報告しないといけないということで、彼女をプールサイドに呼び出した。全ての経緯を話して自分は彼らと旅行に行きたくないということを伝えると、一人だけに嫌な思いさせてごめんなって言われた。
んーーーーー、いい奴やな。一言目にその言葉が出てくる奴はいい奴だ。
そして次は他の韓国人たちに、一緒に旅行に行きたくないとゆうことを伝えた。すると、たぶん最年長のやつが僕にメッセージ送ってきて、ちょっと話しよって。こんな感じのやりとりが何人かの韓国人と続き、時刻はほぼ2時過ぎだった。別に話すのはいいんだけど、英語が全然上手くなかった僕らは、うまく気持ちを言葉にできなかったから、なかなか会話がスムーズに進まなかったし、それに対して自分にもイライラしてた。
結局、旅行は2グループに分かれて行くことになった。僕とLeeとジュリとあと3人のグループとその他8人くらいのグループ。まあここでも、ジュリちゃんはお得意の”頼むよスタンス“だったけど。
急いでホテル予約したり、船のチケット前日に買いに行ったりでめっちゃ大変だった。チケット買いに行くのだけジュリちゃんも参加したかな??ノープラン旅行だったけど、本当に素晴らしい旅だった。フィリピンの自然と触れ合ってフィリピンと家族になった気分だった。
旅行終わってから、僕はふつーに韓国人のバッチメイトとまた仲良くなったんだけど、Leeは卒業まで彼らと仲良くなることはなかった。なんかちょっと申し訳なかった。って言っても韓国語が喋れない僕にできることはなにもなかったんだけど...
この1週間は本当に忙しい1週間だった。けど、英語を使う時間が一番多かった1週間で、ターニングポイントになった1週間だったんじゃないかなっていま少し思ってる。無理やりでも喋んないといけないといけないって状況の中だったからこそ、殻を破って英語を口にできたなーって思う。
この時は帰国願望レベル5くらいだった。←一気に半分下がったよ。授業はキツかったけど、友達がいたから帰りたいなんて思わなくなり始めた。
→次週 ジュリ日本に帰る。アンちゃん出現。貴公子シーア現る の巻です。貴公子シーアこっから一気に僕らの語学学校を荒らしてくれます。お楽しみに!