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フィリピン🇵🇭 入学編


2019年3月。高校の卒業式から1週間後僕はフィリピン、セブ島にいた。セブ島は旅行地として人気の場所だが、僕は旅行ではなく三ヶ月間の英語留学だった。韓国資本の語学学校に通ってたため、日本人は少なく、韓国人や中国人だらけ。到いた瞬間日本に帰りたくなった。携帯は繋がらないし、喋る相手もいないし、何もすることのなかった僕は、到着したその日プールサイドで英単語帳を1時間以上読んでいた。ちなみに僕の部屋は3人部屋で、Aiden(エイドゥン)って言う韓国人の6歳くらい年上の人とトーマスって言う沖縄出身の子だった。(イングリッシュネームしかしらん)

次の日、日本人を見つけた。やっぱり日本人がいるとすごく安心した。僕の前の席に座っていた1つ上のお姉さんは関西出身でめっちゃ喋る。“話しかけづらいタイプだ。”と僕はその時思った。(後にめちゃくちゃ仲良くなる)フィリピンの語学学校では“バッチメイト”と同じ週に一緒に入学した人たちのことをいう。僕らのバッチメイトは日本人8人くらいで、15人くらい韓国人だった。

次の日のランチタイム。僕は韓国人のバッチメイト10人くらいと昼ご飯を食べてた。Aidenが僕をみんなに紹介してくれて、初めて出来た友達は韓国人だった。最初の5分くらい、彼らは英語でいろいろ質問してきてくれたけどそっから後は韓国語での会話が始まった。まあひとまず友達ができた僕はそれだけで嬉しかった。

日本人の友達ももちろんできた。って言ってもバッチメイトの女の子と例の関西出身の女の子。名前はジュリ。これはイングリッシュネームで、本名はかなこ。いや、訳がわかんない。そのままでよかったじゃん。

一方で授業は?というと....悲惨な始まりだった。初めの自己紹介カードのwhat is your major?の欄に、soccer  music and watching movie って書いて先生をめちゃくちゃ困らせた。僕的には、好きなことは何?って聞かれてると思ってた。こんなんだから、もちろん、授業も何やってるかわかんないし、意味わかんないし、喋れないし、ほんとに英語喋れるようになるのかという不安しかなかった。この時点での帰国願望はレベル10だった。

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→次は初めてのフィリピンの週末。






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