ウェブ面接でわかることとわからないこと
20年卒では2割の学生にウェブ面接の経験があり、その割合は増えているそうだ。企業側にとっては、対面形式の方がやりやすくてよいものの、それでは遠方の人を呼ぶことが難しくなる。買い手市場なのであれば、黙っていても遠方の人に自費で来てもらうことはできるかもしれないが、今はそうではない。だからWeb面接が多くなっているのだろう。では、そのウェブ面接でわかること、わかりにくいことはどういったことなのか。
Web面接を行う場合、対面の面接と異なり、得られる情報が少なくなる。特に対面の場合は、質問の回答だけではなく、その人の振る舞い方、しぐさ、雰囲気といった言葉以外の情報も多く得ている。面接では、最初の3秒での第一印象に強く引きずられるという話もあるが、Web面接ではその第一印象を得ることが難しくなる。画面越しの限られた絵の情報と声のみになるからだ。そうすると、質問と回答、およびその周辺情報から推測していくしかない。スキルを見たくて、その質問に対する回答で判断していくというのはできるだろう。一方で、企業文化的に合いそうなのか、一緒に働きたいと思うのか、といった感情面については情報不足から判断をするのが難しい。
こういった特性を踏まえた上で、Web面接を行い、お互い理解を深めていくのが良い。できれば、最終面接だけはお互いに会って対面での面接を行うのが望ましいだろう。
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