#48 オランダ最高峰の育成機関。アヤックスアカデミー。
こんばんは。
昨日からオランダ、ベルギー1人旅最中です。
昨日はオランダ在住の倉本さんとお会いしました!そして今日は倉本さんに勧められアヤックスアカデミーへ。疲れてて雑になりそうですが感想を。
・環境は良すぎる、、、
まず環境なんですが、凄まじいですね、、、
ヨハンクライフアレーナのすぐ横にアカデミーはあります。そしてその中には芝のグラウンドが10こ。そして立派な観客席があるメイングラウンド。メイングラウンドよりは少ないけど観客席があるグラウンドがもう一つ。
小さな子が遊べるようにミニコートも多数あり、バスケットコートもありました。
中心には大きなクラブハウスがあります。中には立派なバーもあり、過去のトロフィーやユニフォームが飾られておりまるで博物館のよう。さらに中を覗くと立派なスポーツジムも。
ウロウロするだけでも結構楽しかったです。
朝10時からアカデミーにいましたが、10このグラウンドのどこかで必ず試合が行われていました。
・ジュニアの試合形式
ジュニア(U10ぐらい?)の試合形式がオランダサッカー協会が指定した新形式になっていました。
6人制で、1/4コート。2つのコート。2つのクラブがそれぞれ2チームに分かれ、同時に試合。審判はなしで、間のスペースにコーチ達が喋りながら見ている感じ。開始と終了の合図も2コートとも同じです。試合というより遊びに近い雰囲気でした。しかし子どもたちは真剣にプレーします。6人制でもしっかりコートを広く使い、サッカーをしています。この年代から止める蹴るがみんな上手でした。
コーチ達は相手のチームのコーチと談笑しつつ、褒めたり、アドバイス。怒声は全く聞こえてきません。選手らが自分達でどんなことをしようか?と考えながらプレーします。
・一回り小さなアヤックスの選手達
今日はたくさんの試合を見ましたが、どの年代もアヤックスの選手は相手チームより小さいのです。それもそのはず、アヤックスはカテゴリーを上げてリーグに望んでいるそう。
しかし、試合内容はアヤックスが支配することが多かったです。フィジカルでは相手に負けることがありますが、止める蹴るの基本技術を正確に、スムーズに行い、チームでボールを速く動かし続けます。フィジカル優位なはずの相手チームはボールには追いつけません。しかもアヤックスの選手達はエリートの集まり、やった捕まえても、中には素晴らしいドリブルスキルを持った選手達がいます。
どの年代のチームも、後方からしっかり丁寧にビルドアップ。簡単なロングボールはほとんどありません。そしてゴール前ではリスクをとった挑戦的なプレー。選手の質だけではなく、サッカーの質も高かったです。
気になったことはどの年代もセンターバックがボールを持って真ん中から運んでチャンスメイクを意識的にやっていたことです。これはSCフライブルクもそうでした。新しい時代に対応するため、センターバックもビルドアップに積極的に参加し、ドリブルで運ぶこともやっていました。
・監督、コーチ達の立ち振る舞い
アヤックスの監督、コーチ達の試合中の声掛けに注目してみました。怒声をあげ、感情的に叫ぶ人は今日は1人も見かけませんでした。褒める言葉、指示やアドバイスを出すときも落ち着いた声で。指示の回数そのものも少なく、試合中はあまり何も言いません。練習やハーフタイムではもちろん伝えているでしょう。監督が何も言わなくても、選手らはアヤックスのサッカーとはなにか?オランダのサッカーとはなにか?を理解し、どんな風にやろうか?と考え実行しています。
これが理想系なのかな。と思わされました。練習や普段の試合でサッカーの大切なこと、要素。判断材料。などをしっかり教えて、実践の試合中は何も言わない。「君たちにもう判断する材料は持たせてあるはずだ。自分らで考えてプレーするんだ。それを待っている。」そんな雰囲気です。ある意味厳しいことですね。
今日は短め、雑になりました!
他にもたくさん気になることはあるのですが、、、
世界のトップクラスに触れる良い機会になりました。
明日もアムステルダム観光とヨハンクライフアレーナでエールディビジの試合を見てきます!
初のドイツ以外のヨーロッパ。なかなか苦労もしてますが、楽しんでます。