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#79 SCフライブルクのアカデミーの試合を観まくった週末。

こんばんは。
週末はSCフライブルク尽くしでした。
SCフライブルクのU12.U15.U19.U23.トップチームと、SCフライブルクの試合を現地にてみてました。12歳からトップチームを全部見たので、SCフライブルクにおける選手の成長はどんな感じなんやろ。と思いながらみていきました。
感じたことをさらっと書きます。

・サッカーは時間をいかに作るかのスポーツ
どの年代もレベルが高い。
メッシみたいに1人でドリブルしてぶち抜く!みたいなことは12歳にして既に簡単にできんのが当たり前で。
みんな守備がうまい。

その中で
ああ、こいつうめーな。
と思える選手はすげぇ余裕を持ってプレーしてる。

余裕があるということは時間があるってことで。
時間があるってことはスペースがある。
スペースがあるってことは選択肢を持てる。
シュートもうてるし、パスもできるし、ドリブルもできる。
相手する側は大変だ。

どうやって余裕作ってんだ?とみてると
技術。正確な止める蹴る。
判断の速さ。周りを見て、最適な選択を素早くとる。
立ち位置。ディフェンスの隙間に良いタイミングででてきてもらう。
など?かな。

時間を作って、完璧な状態で
パスをする。ドリブルで仕掛ける。シュートを打つ。
時間を作れる選手は世界最高峰の技術がなくても、しっかりと活躍できる。
逆に技術しかなかったら、その技術が100%発揮できない。

技術?判断?ポジショニング?
どれも大事な要素。
それぞれの能力が互いに高め合う。

どんな風に変化していくか?
・個→組織
年齢が低ければ低いほど、個の重要度が高い気がした。

キッズとか、低学年に、まず1vs1の練習から始める様に。
そこからはじめて、段々と2.3.4.5.6....と連携する人数が増えていくのかな?
だからU12はみていて、「ここで勝負!」という1vs1の場面が多い。

U17でも比較的それが多く感じた。
17にもなると迫力も出てくるから、シンプルにみていて1番楽しいのは17だと個人的に思う。

それが19になると。
より組織的になっていく。特に守備が。
そうすると1人とか3人だけでその組織をぶっ壊すのは難しい。
攻撃もチームみんなで狙いを持って相手の組織をぶっ壊さなくちゃいけなくなる。
みていて、複雑で、理解難しい部分が出てくる。

個はじゃあいらねぇの?ってわけじゃない。
その個の力を最大限発揮するためにチームで狙いをもつ必要がある。

例えば日本代表の三笘選手。
クラブでは今、爆発的に活躍している。
けど、こないだの代表戦では、、、?
そんなにだった。
組織で狙いがないから個が生きないのかなぁ。
個も組織も。当たり前のことだけど。繋がってる。

高いレベルではチームでまとまって、多くの人数で狙いを共有して、攻撃も守備もやれるようにしていかなきゃいけない。
SCFだけに限らず、その対戦相手もそれをやってた。
高いレベルのリーグでは特にそれが行われていた。

・ゲームのコントロール
さっきも言った様に、年齢が低い方がシンプルでみていて、楽しいと言うか。楽というか。飽きない。
「前へ!前へ!前へ!」の意識が強くて、ガンガンリスク考えずチャレンジするのはみていて楽しい。スコアも動きやすいし、スーパーゴールも生まれやすい。

段々と「前へ!いや、ここはやり直すか?」
って。前への意識だけじゃなくて、やり直したり、ゆっくり攻めたりって試合をコントロール出来る様になっていく。

じゃあ小さい頃から大人みたいにゲームをコントロール出来ていないといけないか?
というと俺はそんなことは無いと思っている。

順番がある。
小さい頃から「やり直せ。」「リスク管理せい。」って強要しすぎると
「前へ!」100パーセントでいく力が身につかない。それでは相手をしていて怖い選手にならない。

特に日本人はそういうのが苦手ではないかと思う。自分のやりたいように仕掛ける、前へ行く。チャレンジする。自己表現だ。
それより周りの声や目を気にして動く傾向が強い。

だから俺は10歳ぐらいまでは、「前へ前へ」の意識をしっかり持たせれるようにやればいいんじゃないかと感じた。
とにかくまず当たり前にチャレンジが出来るようにしていきたい。

前へいく力(チャレンジ出来る)を身につけてから
12歳ぐらいから徐々にやり直したり、ゆっくり攻めたり、どこでチャレンジするのが良いか?って試合をコントロールすることをしっかり学んでいけば良いと思う。
力の正しい使い方。

その全容を知らないからなんとも言えないけど。
最近「遅攻」って言葉をよく聞く。
それは完成形の話であって、
10歳ぐらいの子ども達に、そのまま当てはめてしまうのはどうなんやろうか。と若干疑問に思う。

・速い判断で相手を置き去りにする。
SCFのどの年代も共通していたのが、首振り。
相手チームもやってんのか?と比較してみたけど、圧倒的にSCFの選手のが首を振りまくってる。12歳の選手もだった。
だからさっき話したように判断が速くて余裕がある選手が多い。

U12は対戦相手のがデカかった。
多分1学年上の選手達。フィジカルはみてわかる程差がある。SCFのが小さい。最高速度も負けてる。
でもそんなデカい選手を置き去りにする。
それは周りを見て、スペースをみつけて、高い技術でボールをコントロールする中盤。
スペースをみつけて、走り込むフォワード。
動き出しがとにかく速かった。
ディフェンスも相手の動きや、ロングキックがくることを予測し、早く動くことで対応していた。

陸上と違って、よーいどん!でスタートではなくて、サッカーはフライングおっけーだ。
周りを見て、正しい判断を素早く下すことで、デカい相手にも負けない。
判断を速くすることで、ここまで圧倒的できるのか。と驚かされた。

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