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#78 考える葦の育ち方を読んで。その1

こんにちは。
仲山進也さん著の「アオアシに学ぶ「考える葦」の育ち方」の読書感想文です。
内容が面白かったのでアウトプット。

・アオアシ
アオアシ。知ってますか?
最近流行りのサッカー漫画。キャプテン翼とかとちょっと雰囲気が違う。
個人的に好きで全巻持ってます。
漫画嫌いの親父が老眼鏡付けて読んでました。

その漫画を例に学ぶ、考える葦の育ち方。
この本はサッカーへ向けてだけでなく、社会で成長するには?の視点も持ちながらの自己啓発本に少し近い?感じ。サッカーの本って感じじゃない。

・「自分で考えて動く」とは?
アヤックスが「TIPS」って考えを持ってる。
T テクニック
高難易度の技ができるとかじゃなくて、基本動作を精度高くできる技術力
I インテリジェンス
流れの中で精度の高い判断ができる思考力
P パーソナリティ
ただの良い人ではなくて、チームワークができる性格
S スピード
最高速度ではなく、動き出しの速さや機敏さ、さらには判断の速さ

仲山さんは仕事にも当てまりすぎるなぁって思ったらしい。
たしかに。

考えるって何?って話をみていきます。
思考の型は
「観察→判断→実行」ループ。

第1章 観察
・視点・視野・視座。そして視差。
視点は対象物のどこを見るか。
視野はどこまで見えるか。
視座はどこから見るか。


この3つがごっちゃになって使われてることが多いと仲山さんは言う。

そんでもう一つ。
視差は同じものをみていても、見えているものが違うこと。
なんのこっちゃ、って一瞬なりそうですが。
例えば同じサッカーの試合をみてても、人それぞれ感じ方は違うわけです。
原因は、視点を知らない。視点が固定している。視座が固定している。

それらをどうすると良いのか?

自由って?
サッカーにおけるプレー自由度が高い。って?
好き勝手やること?ではない。
それは自分が「やりたい!」って思える選択を出来ている状態、選択肢がある中で自分の価値基準によって選び取っている状態が「自由」。

この自由を手に入れるのに、必要なのものの1つが観察力。
観察して理解しないと、自分が何をしたいのか、何をすればチームにプラスになるのか、わからないからね。

観察力を高めて選択肢を増やす。
入力情報=アクセス情報量×吸収率
アクセス情報量を増やすのが視野を広げる。
吸収率を増やすのが偏見を無くす。
この2つが大切だと。

アクセス情報量を増やす。
視野を広げるには視点と視座をコントロールする。
具体的には、1視点を増やす。2視座を動かす。
1.視点を増やす。
首振り。色んなものをみて、視点を増やすことが視野を広げることにつながります。
2.視座を動かす。
見る位置を変えてみるということ。例えば試合に入ってる選手の目線と、TVの目線で得られることは違いますよね。試合見ながら「ああ!パス出せよ!」って素人がプロに指示してしまうのはこれです。
試合の中で可能な範囲で視座を変えながら、みることが視野を広げるに繋がる。
これは高ければ良い。近ければ良い。ってのはなくて、柔軟に視座をコロコロ変えながら対応出来るのが良いって書いてあります。

吸収率を増やす。偏見を無くす。
「最近の若いやつは、、、」「こうすべき!」
ってのが例に挙げられる偏見がある人の特徴。
これは誰にでもある。って仲山さんは書いてる。無意識のうちにそう考えてしまう。
だから偏見を無くすことはできないと自覚することが大切。
その自覚を持った上で、物事の評価を決めつけずに受け取る素直さを身につけることで、吸収率を増やすことができる。
「こんな練習いみねぇ。」
「あいつのやり方はおかしい。」
やる前から決めつけること、ありません?
そうではなく、意味がわからなくても拒否せずに、わからないまま「評価を決めつけずに受け取る習慣」を身に付けていくといい。

このようにアクセス情報量と吸収率を上げれば、入力情報が上がる。つまり観察力、選択肢が増える。
視野が広がると、価値が変わる。
そして、観察したものをもって
つぎは判断、実行へ。

・おまけ。視座は実際に座れ。
話の中で視座は座ってみないとわからない。とありました。
「相手の立場になって考えてみろ。」と言われても、自分の立場からみてる相手の立場で考えるので、絶対ズレが起きる。
可能なら相手の立場に本当に立ってみろよ。ってことです。

特に視座に長い期間どっぷりと経ち続けると固い固い偏見が生まれやすい。
だからクラブの代表目線だけじゃなくて現場にでてみるとか。
監督、コーチは一緒にプレイして、選手の立場に立ってみるとか。
視座を固定しすぎないようにするのが大事で、その視座を変える行動で視野が広がり、新しい発見があったりする。

これ、まさに日本からドイツにきた僕はそうだった。
日本では当たり前だったことがドイツでは当たり前ではなくなる。
例えばわかりやすいのだと、
レストランでの水。
日本は水は無料。当たり前。
ドイツではビールと同じぐらいの値段がする。
だからドイツで過ごすようになって、日本の当たり前だと思ってた水に対してめっちゃ感謝するようになった。

視座を変えてみる。サッカーでも使えそう。

ここまで!また書きます📝
ちょっと似たような単語やら難しい単語が多くてまとめるの大変。

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